2千文字でフレンズ大紹介!

@shm6

急いで急いで!

「サーバルちゃん!大変だよ!」

「どうしたのカバンちゃん?」

「カクヨムさんからの依頼でアニメに登場したフレンズ全員を紹介しなくちゃならないんだ!」

「そうなんだー!楽しそー!」

「2千文字で」

「2千文字で?!」

「しかもぴったり」

「ぴったり〜?!」

「だからこうして無駄話している間にも」

「無駄って言わないで!」

「それだよ!感嘆符一つ付けるだけで貴重な残り字数が湯水のごとくなくなっていくんだ」

「うわぁ……」

「そんな声初めて聞いたよ」

「ってことは……もしかしてこの鉤括弧もカウントされているの?」

「うわぁ〜!本当だー!サーバルちゃん冴えてる〜!」

「えへへ」

「いやそれどころじゃないよ!会話回数が一つ増えるごとに無駄な消費文字が2つも積み重なるんだよ!」

「えっ、褒めてたのに急にダメ出し?」

「話の起承転結を考えている暇はないんだよ、サーバルちゃん!ああ、句読点が恨めしい!もうサーバルちゃんに話を振るのなしにするね!鉤括弧が!鉤括弧が!」


カバンちゃんによるフレンズ紹介のお歌コーナー♪


「ああー、僕ことカバンが可愛く画面に登場〜でも全体像は見せない〜視聴者さんが気になるように〜帽子とか足先だけから見せていく構図〜そこへのんきなサーバルちゃんがやってきて〜かわいい僕に戯れる〜食べないでください!名ゼリフいただきました〜そのあとサバンナシマウマとトムソンガゼルの後頭部〜ちょっとカバさん(以下”さん”は略するよ〜二文字消費は許さない〜)が出てきて〜アライとフェネックが後ろから私のストーカーを〜」


「ちょっとカバンちゃん!自分のところだけやたら説明がくわs」

「はい!サーバルちゃんはじゃぱりまんでも食べててね」


「もう674文字も使ってるから、すぐ次に行くよ!2話ではちょい役のフレンズが入れ替わり立ち替りだよ!オセロット、マレーバク、フォッサ、印度象、アクシズ鹿、キングコブラに南小アリクイ、孔雀にタスマニアデビルだぞ〜!あとエリマキトカゲとオカピのお尻がかわいいね!大人気のコツメカワウソとジャガーはみんな知ってるね!わからん?ならばたーのしーだ!」


「あの、カバンちゃん、ちょっと落ち着いて一緒にじゃぱりまんでもがっ」

「ありがとう!3話ちゃんはトキさんと赤いトキさんがアルパカ店長を囲んで推してる地下アイドル的なアレで、ついでに8話にもアイドルペンギンのプリンセス、イワビー、皇帝、ジェーン、フルルーが出るよ。あと敏腕マネージャーマーゲイ」


「カバンちゃんちょっといいかな」

「またサーバルちゃんは……あっじゃぱりまんがもうない!」

「全部食べたよ!これでもう私を止められないね!」

「仕方ないですね、でも巻きでいくよっ!サーバルちゃん!」

「みんみー」


「4話では空からスナネコさんが降ってきたね」

「あれは痛かったよ〜私の頭に直接だもの」

「ツチノコさんの下駄を蹴り飛ばしちゃったり」

「あれはしょうがないよ〜でも、ぴっときかん?ていうの?あれすごかったね、見えないものが見えるなんてやっぱり蛇のフレンズはすごいよ〜」

「う、うん、そうだね……」

「あれ?カバンちゃんどうしたの?」

「い、いやなんでも……(文字数が……)」


「5話ではアメリカビーバーさんとオグロプレーリードッグさんに会い……ま……した……」

「うん、二人とも最初はバラバラだったけど、息を合わせるとぴったりで……」

「きしゃーーーーーーー!!!!!!」

「か、カバンちゃん?!それともツチノコなの?!」

「も、もう我慢できません!残り583文字……まだ6つしかちほーをめぐってないのに……」

「わ、わかったよ……あとはカバンちゃんに任せるよ……」


「さぁ!6話ではオーロックスとアラビアオリックスに連行されたその先でライオン大将に相手方のチームに潜入するよう依頼される!そこでは監督のヘラジカ、姫騎士シロサイ、審判のアフリカタテガミヤマアラシ、防御のオオアルマジロ、ニンジャ・パンサーカメレオン、大人気ハシビロコウとともにライオン打倒の秘策を練るよ!あ、ニホンツキノワグマもいました」


「7話ではカクヨムちほーでも大人気!動かすのが楽しすぎてついSSに登場させてしまう度ナンバーワンの博士と助手だ!正確にはアフリカオオコノハズクとワシミミズクのコンビなんだけど、博士と助手って覚えていれば大丈夫!」


「9話の雪山ではかわいいもふもふ狐カップルのギンギツネ・キタキツネが登場!サービスシーン満載で最高でしたね!ヨヨヨのカピバラさんも可愛かったです」


「10話は怪しい雰囲気のロッジアリツカ!アリツカゲラの鼻に乗せてる小さいメガネ好き!タイリクオオカミのお姉さん感!オッドアイも綺麗です!そして美少女探偵のアミメキリンはおとぼけ推理のせいで美少女感が薄れているけど、よく見たらすっごく可愛い!」


「そして……


「カバンちゃん!もう字数が足りないよ!」

「ああもう!これは、格好(括弧)がわるい」

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