終わりを求める世界の中に

鼯鼠モモン

第1話 終わりと始まり

4月1日、その日はとても天気がよく太陽がいつもより眩しく感じた。その日俺は妹に無理やり買い物に付き合わされていた、ぼーっとしている俺に妹がいきなり

「何ぼーっとしてんよの早くこいハゲ」

と言ってきた。

口悪ぃ...

実はこれでも妹は美少女である。風の噂できいたのだが妹が学校の男子にモテモテらしい

どうやら妹は学校で猫をかぶっているらしく我が妹ながら恐ろしい

「ヘいヘーい」

と素っ気なく言葉を返すと

「ちゃんと返事しろよボケ」

と怒られてしまった。

「次の店行くぞ!」

買い物に付き合ってんのにその態度はなんだよまったく、やはり可愛くない妹だ

「おいクソ兄貴これ持って」

「こ、こんなにか」

「そうよ!何か悪い!?」

「悪くは、無いけど」

でもこれはさすがに多過ぎるこの妹め兄を荷物持ちにしやがって!!

く、さすがに重すぎる

「もう疲れたの?まったく弱虫ねー」

お前の荷物が重すぎんだっての!

「……?」

「どうした?」

「ねぇ、さっきから周りの人達、おかしくない?」

「そうか?」

そう言われて見れば確かにおかしい何か慌てているような......「ん?」

「どうしたのよ?」

「いや、誰かに見られてる気がしてな」

「は?頭も使えなくなったのかしら?」

「何でだよ!」

俺がそう叫んだ瞬間...ふっと何かが俺の周りを通った。周りを見ると何もかもが消えていた...いや無くなっていた。周りの人々はいなくなりとなりにいた妹さえも消えていた。さっきまで買い物をしていたあの場所が、憎たらしくも楽しそうに笑っていた妹が、俺の日常だったあの時間が、たった一瞬で消え去った... 俺はふと自分の前に誰かがいることにきずいた。そこには1人の少女が立っていた。白髪で俺の妹より美少女...いや言葉では表せないほど美しかった。

少女は俺をじっと見つめてこう言った。

「どうしてこうなったと思う?」

言葉の意味が分からなかった。少女は続けてこう言った。

「何故だと思う?」

と少女は言った。それに対し俺は

「何故だ」

と言い返した。すると少女はニコッと笑い

「やり直せば分かるよ」

と少女は消えて目の前が白い光に包まれた...

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