ジャパリのおはなし

自称自称(自称)

「助手、我々だけで料理を作るのですよ」

「分かりました、博士。どんな料理を作るのですか?」

「今から作る料理は、本に作り方が書いてないのです。材料も分からないのです」

「それで、どうやって作るのですか。博士」

「作り方や材料が分からなくても、その料理が出てくる本を読めばどんな料理か、分かるのです」

「さすが博士。賢いのです」


 の の の の

の の の の

 の の の の


「博士、全部の本を読み終えたのです」

「結局どんな料理なのか想像もできなかったのです」

「食べれないと知るとよけい食べたくなるのです」

「諦めるのは早いですよ、助手。料理名から料理を作れるはずです」

「そうですね。我々は賢いので」

「料理名から必要そうな材料は、アレとアレなのです。」


 の の の の

の の の の

 の の の の


「では、コレを持つのです」

「持つのです」

「コレを持てばいいのか?」


 博士たちから材料を受け取ったジャガー。


「なんか変な感触だな。それで、これをどうするんだ?」

「手ごといただくのです」

「いただくのです」


 アムッ

 なめなめなめ


「えぇ~! これはなんて言う料理なんだ?」

「ジャガーバターなのです」

「なのです」


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