　さりげなく交わした約束に　どれだけ僕が救われたかなんて

　あなたはきっと知るよしもないでしょう

　ひざ掛け　クッキー　かすみ雲　独り見た月

　あの日の綺麗な夜に　意味を与えてくれてありがとう

　この約束は小さな灯火になって　僕の心を照らしています

　最初から決まっていた別れが　結構僕は辛かったこと

　あなたにちゃんと隠せてましたか

　秋風　コーヒー　揺れる水面　握った缶カラ

　最後まで笑顔の姿が　僕にはとても眩しかったです

　貰った期待は　大事にそっと　手放して

　化ける姿は　路傍の石か　背の羽か

　この目に映らなくなっても　確かに残る

　本当のこと　全て話さないことには慣れたけど

　嘘をつくのはやっぱり嫌いなままだから

　もう僕にしか見えないこの火を　一人見守ります

　だからどうかお元気で

　今さらだけど　いってらっしゃい　ありがとう

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