誰よりも嫌いな自分

@shota123456

第1話

寒さもピークを迎える。


恋人たちにとって特別な日になるイベントを前に、いつものデパートは色とりどりの洋菓子が立ち並んでいた。


ふたり手を取り合ってそれを眺める。


「ねえ、翔太はどんなチョコがいいの?」


彼女は俺に笑顔で問いかけた。


「やっぱりチョコクッキーがいいかなぁ」


人生で初めての本命のバレンタインチョコが貰えると思うと、俺のニヤケが止まらない。


あぁ、色々あったけどこの女性とずっと一緒にいたいんだよな、俺は。










今でもその時を忘れられない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る