第7話 人生

とにかく仕事が忙しい。

昼飯抜きで家に帰る頃には日が変わる。

そんなんだから小説を書くどころか、読む暇もない。


変な話、社内ではめちゃくちゃ頼られてる、頼られてるからめちゃくちゃ仕事が来る。

だから当然評価もされてる。自分が今会社を辞めたら確実に回らなくなる自信がある。

本当だったらこれで満足すべきなんだろう、このまま頑張っていけば出世も間違いない。


でもそういう、仕事で評価されるとか、本当にどうでもいいことだと最近は感じる。

物語だけに集中したい。

仕事だけの人生でこのままだと終わってしまう。

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