第4話 悪化している…?

仕事から帰宅しましたが、精神状態は思わしくありません。

会社の制服のまま自分の部屋に向かい、ノートパソコンを起動。

その起動時間の間に腕時計とネクタイを外す…。

今日も疲れました。

学生でも社会人でも疲れるとは思いますが、人間を拒絶している

私にとって、疲れと言うものは辛いです。

人間を受け入れられたらだいぶん、楽なんだろうなぁと思って

しまいます。


さて、今日は仕事帰りに買い物をしようとお店に行きましたが

何なんでしょう?

お店の駐車場に車を駐車して、そのまま買い物をする気力すら

無くお店をあとにしました。

いったい、何をしに行ったのだろうと若干、虚しいです。


仕事は仕事で、上司の無神経な言葉の嵐です。

普通じゃないと分かっているのに、難しい事をずかずかと

言ってきます。

そこまで、頭が働かないのに…。

おまけに、症状について根掘り葉掘りと問い詰めてきます。

貴方の様な健常者に何がお分かりですか? っと問いたいです。


まぁ、ここまで来たら私も隠さず答えます。

人間全般がダメですと言いました。

別に仕事内容自体が嫌な訳ではないので…。


でも、残念ながら上司に理解できる範囲は人間関係がダメと

言う部分まで…。

私の人間と関わる前から、人間全般を拒絶すると言う心は

分からないそうです。


そりゃあ、医者ですら分からないと言うものを医学に詳しくない

一般の上司に分かるはずもないです。

ちなみに、先輩も分からないそうです。


だから、話しても無駄だから話したくないのですよ。


私だって、治したいから色々と考えているけど…。

人間への拒絶反応は、強くなっていくばかりです。

今は、一人で居たいと言う気持ちしかありません。

誰とも関わる力が残っていません。


朝は、ふらふらです。

人間と話をすると、頭を見えない手で絞めつけられているような

感覚に陥ります。

しかも、話している時の一時的なもので話が終わって一人になれば

その症状は現れません。

本当に、私の病気は何なのだろう?


いつも人間を見ていて思っている事があります。

私の様な苦しみは、持っていないんだろうなぁって…。


そう言えば、1年前にパワハラを受けていた時は、自分の名前や

自分の部屋に居る感覚すら無くなってしまっていたけど、それに

比べると今はだいぶん、マシです。


今、私は自分の名前も分かりますし、自分の部屋に居る事も

分かっています。

携帯番号だって言えるし、大切な親友すら記憶から消えてしまいそうな

状態には陥っていません。


ただ、記憶障害っぽいのと、ふらふらするのと…。

人間への拒絶・恐怖心が強まっているだけです。


実は今日、薬が増えてから初めて交通上のトラブルを起こしてしまいました。

薬が増える前の私であれば、どんなに危険な追い越しや割り込みをされても

人間になんか期待しない精神で、何も行動は起こしていなかったはずなのに

薬の増量のせいか、無理に割り込んだ車にクラクションを鳴らしました。

すると、割り込んだ車(乗用車)が片道二車線の道路を車を斜めにとめて

私の車両も含めて通行できない状態で停止。

あー、うざ。

クラクションを鳴らした事への逆ギレかぁ。


実は、私の県ではよくこう言う事があります。

これだから、人間は………。

でも、薬を飲んでいるから私本来の攻撃的な部分が発動しているのかも

しれません。


相手が命を奪ってくる行動をとれば、こちらも攻撃して先にやる覚悟を

しましたが相手が意外なタイプでした。


私がギリギリで危なかったから鳴らしたと言うと、何故か謝罪してきました。

珍しいですね。

かつて、こう言うタイプの人間は車から降りろとか運転手を車から引きずり

だして危害を加えてくるのが普通だと思うのですが…。

向こうが普通に謝って来たので、こちらも謝罪しました。


謝罪するくらいなら、煽ったり無理に割り込んでこなくても良いのでは

ないかと思いましたが、気にしないでおきましょう。


とりあえず、明日はまた心療内科へ行きます。

会社も休みをもらいました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る