フレンズ型セルリアン

自称自称(自称)

アラフェネ

「アライさーん」キョロキョロ


 アライさんとはぐれたフェネック。


「アライさーん。ようやく見つけたよー」


 アライさんを見つけ、近づくフェネック。

 するとアライさんは振り向き。


「セェネック! ようやくあえたのだ!」

「……私はセェネックじゃないよー、フェネックだよー」

「なにぃ! セェネックじゃないのかぁ!」

「アライさんに似てるけど、キミは何て言うフレンズなのー?」

「セルイさんはアライグマ型セルリアンのセルイさんなのだ!」

「セルリアン? ほんとー?」

「セルイさんはセルリアンなのだ! ホントーなのだ!」

「セルイさんがセルリアンだとして、フレンズの私を、襲わないのはどうして?」

「なんでおそうのだ?」

「セルリアンて、フレンズを襲うんじゃないの?」

「セルイさんはそんなことしないのだぁ!」

「ふーん。ところで、セルイさんはどうしてこんなところに?」

「セェネックとはぐれたのだ!」

「私も、セルイさんに似た子を探してるから、一緒に探すー?」

「ホントーか! ありがとうなのだー!」


 の の の の

の の の の

 の の の の


 一方アライさんは。


「フェネック! ようやくあえたのだ!」

「……私はフェネックじゃないよー、セェネックだよー」

「なにぃ! フェネックじゃないのかぁ!」


 の の の の

の の の の

 の の の の


 しばらくして。


「セェネックがどこにもいないのだー」

「アライさんも見つからないなー」


 と、そのとき。


 ガサガサ


「あーーーー! フェネック! ようやく会えたのだー!」


 ガサガサ


「セルイさーん、探したよー」

「セェネック! どこにいっていたのだ!」

「私はセルイさんを探してたんだよー」

「ん? あーー! アライさんにソックリなヤツがいるのだ!」

「アライさん、この子はアライグマ型セルリアンの、セルイさんだよ」

「なにぃ! セルリアン!? アブナイのだ! フェネック離れるのだ!」

「ダイジョブだよー、アライさん。ところで、そっちの私にそっくりな子は?」

「この子はセェネックなのだ!」

「よろしくー」

「もしかして、セェネックってー、フェネック型のセルリアン?」

「そうだよー」

「えぇーー! セェネックはセルリアンだったのか!?」

「アライさん、気づいてなかったの?」

「セルリアンだったなんて知らなかったのだ! だまされたのだぁ!」

「アライさんがカンチガイしたんだよー」

「セルリアンは敵なのだ! あぶないのだ!」

「でもー、セェネックはここに来るまで、アライさんになにかしたー? してないよねー? だから危なくないよー。セルイさんとセェネックと、仲良くしよう?」

「うぅー。フェネックがそー言うなら分かったのだ。セルイさんとセェネックと仲良くするのだ」


 それから、アライさんとフェネックとセルイさんとセェネックの4人は、一緒に旅をしました。


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