第80話 決勝戦 開幕

陰陽師の拠点に平安時代から時渡りの儀で現代にやって来た武神、源博雅は無事に陰陽師である戦友、安倍晴明と合流を果たした、そして源博雅から俺たちに伝えられたのは源博雅もこの学園武闘祭に正式にエントリーしていることだった、決勝戦にむけてそれぞのチームが調整に入っていた、源博雅のもとで俺、鴉黒斗とそして白川氷河、そして退魔士である伊邪那美祭羽の3人は新たに手に入れた六道変身、輪廻変身、そして鬼神変身を使いこなす為の修行に入った、鬼神変身をした祭羽は博雅と互いの剣を交え、お互いの剣術に磨きをかけていた、俺と氷河は互いに六道変身と輪廻変身をし陰陽師達との手合わせをはじめていく、陰陽師達の放つ六芒星の光弾を俺は正解から不正解に変え撃ち返した後、赤色の六芒星の光弾を放ち爆発とともに陰陽師達を蹴散らした、そして上空に飛び上がり青色の光とともに左手に六芒星の描かれたレーザー銃を生成した、そして陰陽師の六芒星の光弾を放ったその瞬間にその六芒星のレーザー銃を撃ち撃ち出された赤色の六芒星の光弾は陰陽師の放った六芒星の光弾とぶつかりあいそして爆発の炎が上がった、そしてそれを見ていた安倍晴明は「六道はその名の通り六道の力を使える式神だ、正解を不正解に可能を不可能に変える力とはかなり相性がいいはずだ」と言った、そして俺は陰陽師に青炎を纏ったキックで火花とともに吹き飛ばした、そして氷河も輪廻変身をしながら陰陽師達との手合わせをしていた、陰陽師達の六芒星の光弾を軽やかにかわして俺と六芒星の描かれた銃を生成、そして青色の六芒星の光弾を次々と撃ちだして陰陽師達に火花とともに直撃させていく、さらに創造の力で草薙剣を創造して青色の光を纏った斬撃と六芒星の描かれた銃で次々と銃撃を巧みに繰り出していく、安倍晴明は「輪廻は輪廻の力を持つ式神だ、大天狗となまはげの創生と創造の力を持つお前との相性は非常に良いはずだ」と言った、そして祭羽と剣を交える源博雅は祭羽が自分の意思とは関係なく鬼の一族の力を解放しているのを感じていた、そして博雅は祭羽に「鬼神変身はその名のさす通り鬼神となる、だが制御は自分の意思が重要だ、根本的に退魔士の変身とは異なるものだ、まずはそれをお前自身が理解しなくてはな」と剣術と斬撃を火花とともに交えながらもアドバイスをしていた、そしてコズミックタイプになった遥香も陰陽師達との手合わせに入っていた、そしてもちろん進化変身した神威とコンビでだ、この遥香と神威のコンビを提案したのは安倍晴明だ、付喪神 逢魔との一戦以来、安倍晴明は決勝戦で付喪神達と俺たちがあたることをずっと想定しながら修行の課題を選んでいる、そして学園武闘祭の決勝戦は基本的には一対一だがタッグ戦ももちろんあるからだ、怪盗に変身した快斗と真名も陰陽師達との修行に入った、そしてまだ快斗も真名の2人も必ずしも完全にはアルセーヌコレクションの力を引き出していないのだ、そして黒歴史の遺産である月の書を使い変身した雪羽と森羅万象の書で変身した雷羽も陰陽師達との手合わせに入った、陰陽師達の放つ六芒星の光弾を雷羽は森羅万象の書の力で遮断し無に返すとそこから氷の弓矢を構えた雪羽が氷の弓矢を放ち事象を書き換え複数の氷の弓矢を放ち激しい爆発とともに陰陽師達を蹴散らした、そして安倍晴明は一度、付喪神 逢魔との戦いで変身したためか修行に参加できずにいた、だが同時に源博雅が安倍晴明に再会を果たした時に博雅が安倍晴明に言った「今の俺は空っぽだ、この世界ことも何も知らないだから俺はこの渇きから満たされたい」と言った言葉が気になっていた、平安時代ですら妖怪、付喪神、退魔士、勇者の一族ですら源博雅は武神と恐れられていたほどの存在だ、その博雅自身が空っぽとは博雅自身にいったい何があったのだろうか、そして少なくともその実力は武神である博雅が相手では呪術師や呪霊ですらも敵わない、そしてさらに剣技や剣術に関してもかなりのものであることは安倍晴明自身がよくそのことを理解していた、だとしても満たされない渇きを博雅は持ったまま現代に来た、いずれは博雅とも安倍晴明自身も決勝戦で会うことになる、その時でいいから博雅の思いを安倍晴明は知りたいと思っていた、そして一夜が明け、学園武闘祭の決闘を生き残ったチームが決勝戦のバトルスタジアムであるコロッセオに集結していた、そこには俺たちはもちろん遥香達、コズミックフォースや妖怪側の雪羽達、そしてさらに退魔士である祭羽達、勇者の一族である柚希達、陰陽師達と安倍晴明の姿もあった、そしてそこには付喪神達の姿も確認できた、そして解説役が「これから学園武闘祭決勝戦を始めます!」と勢いよく宣言した、そしていよいよ学園武闘祭の決勝戦が開幕する。

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