第79話 1人くらいはこんなのでも愛してくれると本気で信じてるぜ

安倍晴明の力を託され六道変身しさらに進化した黒斗と輪廻変身でさらに進化した氷河のそしてその圧倒的な力によって付喪神 逢魔はしだいに追い込まれ、あと一撃で倒される手前まで追い込まれていた、黒斗は赤色の六芒星の光弾を召喚しそして逢魔にむけて放ち激しい火花と爆発の炎で吹き飛んだ逢魔に青炎を纏った回し蹴りを火花とともに撃ち込んだ、そして地面に逢魔が叩きつけられた逢魔にゆっくり歩きながら氷河は創造の力で草薙剣を作り出し地面を創生の力で逢魔ごと作り直すと逢魔を地面に拘束し青色の光を纏った草薙剣で火花とともに次々と斬撃をくらわせた、そして青色の光を纏った草薙剣の斬撃で地面から逢魔を吹き飛ばし公衆電話に叩きつけ青白い火花を飛び散らせた逢魔は立ち上がった、そしてその時に既に黒斗は必殺技の構えをとり「一気に決めるぜ!」と言い、飛び上がりそして青炎を全身に纏い必殺技の八咫烏六道業火撃を青炎を纏った6人の分身と赤色の六芒星の光弾とともに叩き込んだ、そして地面に六芒星の紋章が浮かび上がり激しい大爆発が起きた、まだそれでも喰らい尽くす力で防いだ逢魔だがもうすでにその身体が限界にきている、氷河は「打ち上げと行くか!」と言うと必殺技の構えを取り飛び上がりそして必殺技の大天狗輪廻転生撃を逢魔にむけて放った逢魔はすかさず赤紫色の光を纏ったパンチを繰り出したが身体に蓄積したダメージで次第に氷河に押し負けていく、そして激しい大爆発とともに逢魔は完全に倒されそしてその存在は氷河の持つ創生と創造の力によって消滅した、そして時同じくしてその頃、平安時代から現代に1人の人間を超えた男が現れていた、彼こそが安倍晴明の戦友である源博雅だった、博雅は「六道と輪廻を八咫烏と大天狗となまはげの血を受け継ぐ者に託したのか晴明」と言い六芒星の描かれた日本刀を月に構えた、そして博雅は「晴明、お前と決勝戦で戦えるのを楽しみにしたいな」と言った、戦いが終わり黒斗達は陰陽師の拠点でしばしの休みをとることになった、晴明は黒斗に「夜叉動乱事件と言いお前たちに頼りすぎだな」と言った、黒斗は晴明に「そんなことはないさ、漆黒の銀翼に所属していた時に夜叉の強さと黒歴史の遺産の凄さは身を持って体験してる」と言い天音を見た、そして黒斗は晴明に「それにだ、俺はこう見えてもな、こんな俺を1人くらいはこんなのでも愛してくれると本気で信じてるぜ」と言った、その言葉の意味を晴明は理解していた、そして黒斗達はかつて数々の動乱事件に巻き込まれた漆黒の世代だ、氷河も同じくかつて数々の大きな戦いを経験した白銀の世代だ、そして晴明の考えていたことは確信に変わった、博雅と同じでありながらもどこか違う答えを持つ彼らに惹かれていたのだ、そして実際、式神である六道と輪廻を彼ら2人に託したことで平安時代ではできなかった、付喪神 逢魔を封印ではなく完全な形で倒すことができた、安倍晴明は改めて黒斗と氷河の2人に「心から感謝する逢魔を倒してくれて」と感謝の言葉を口にした、アルトリア・オリオンはバーベキューを陰陽師に振る舞いながら宴を開いている、そして氷河は安倍晴明に「別に感謝されるようなことはしてないさ、快斗達が粘ってくれたから勝てたんだ」と晴明に言った、そして時同じくして祭羽の師匠である御剣刃は源博雅と相対していた、そして博雅の実力は変身せずとも充分すぎるぐらいに逆刃刀を振るう刃に迫るものだった、刃は晴明からある依頼を自ら受け博雅に挑んでいたのだ、晴明は刃に「博雅は武神だ、今の君ならその逆さの刀で互角に渡り合える」と言った、そして最初は疑心暗鬼だった刃だったが互いに斬撃と刀で語り合ううちに晴明の言葉は着実に確信に変わっていった、鎧精霊変身せずとも博雅は剣術だけで刃に追いつきそして超えていく、そして博雅の刀が刃の喉元を捉えたその瞬間、鬼神変身した祭羽が上空から駆けつけ、炎の斬撃を博雅にくらわせた、だがその分裂した炎の斬撃を博雅は華麗に捌ききり、着地した祭羽に博雅は「鬼神変身か!珍しいものを平安の世からこちらに来てみれるとは!その力に覚醒できたのは間違いなく晴明のおかげであろうな!」と興奮しがちに博雅は話した、そして今までまるで武神の名の通りの戦いかたをしていた男とはまるで思えないぐらいに刃は「変わった奴だな」と言った、そして鬼神変身している祭羽は「刃師匠!お怪我はありませんか!」と心配そうに言った、刃は鬼神変身している祭羽に「大丈夫だ、それにあいつも俺も変身はしていない」と言った、博雅は祭羽に「そなたの名を知りたい!名をなんと申す」と何処か嬉しそうに言った、すると祭羽は「祭羽です、伊邪那美祭羽、そして今は退魔士で長をやっています」と言った、博雅は「そうか伊邪那美祭羽か、伊邪那美家と言えば酒呑童子の血を受け継ぐ家のものかならば鬼神変身に辿り着けたのもうなづける」と言った、博雅は祭羽に「我の名は博雅、源博雅と申す、そして何より陰陽師、安倍晴明とは戦友だ、これからこちらの世界で世話になる」と言った。

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