第38話 だんだんと加速する分裂はとまらないパチパチと弾け飛ぶプラズマ

学園武闘祭、そしてこの行事をなんとしても開催するには俺たちが攻めてくる下級妖怪の群れから学園をなんとしても下級妖怪の群れから防衛するしかない、それは嫌という程俺もそのことはわかっているきっと漆黒の銀翼に所属していた時の俺なら手で原子をつくりだして下級妖怪の群れを跡形もなく一掃していただろう、なんせ俺が能力を移植手術し契約している妖怪であり神である八咫烏、彼の力なら原始爆発を生みだすことももちろん可能だ、ただ、俺と八咫烏の2人がそしてその能力を使うには戦闘している生徒たちを極力できるだけ避難させる必要がある、何故ならその技はあまりにも広範囲で味方を巻き込む可能性があったからだ、しかもさらに漆黒の銀翼に所属していた時にその技を使った際は廃墟のビルの1つを消し飛ばし地表にクレーターという大穴が地面に開いたほどだ、八咫烏は俺に「あの技、使うしかないほど下級妖怪のヤツら増えすぎだ」と俺に言った、最悪、あの技を使えばまず間違いなくこの学園の物を破壊することになるのははっきりしている、そもそもあの技は大気のプラズマをむちゃくちゃ使うということだ、そしてそれは必然的に原子を爆発させるエネルギーになる、そのため余波で周囲を広範囲にむちゃくちゃ巻き込んでの大爆発を引き起こすことになるのだ、俺はそのことを知っていて八咫烏に「あ〜あの技か、使うタイミングは皆におまえから伝えろよ」と言った、そう、されど大気のプラズマと言えどそしてその引き起こす爆発じたいはとてつもないものだ、そして翌朝、下級妖怪の群れとの戦いのなかで火の精霊と雷の精霊の鎧を左右非対称に腰ローブともに身にまとい変身をしていた俺は八咫烏が空中でその技をひょっとしたら使うのではないかと気にしていた、そしてそれは何故なら酒呑童子の能力を使える霊羽がいないから下級妖怪の群れと戦っている生徒たちを避難させられる能力を使える人がいない、十夜と天音の能力ではその技の回避は非常に難しいからだ、俺は不意にいいことを思いつき八咫烏に「俺たちがこいつら引きつけるぞ!あの技を使うにはそれしかない!」と叫んだ、すると空中で下級妖怪の群れと戦う八咫烏はその言葉の意味を理解したのか「ああ!わかった!」と俺に言った、俺が言った通りに下級妖怪の群れは俺と八咫烏の放つ絶大な霊力を感知して俺と八咫烏のほうにむかってきた、そして生徒たちと十夜、天音達とも充分に距離をとり俺と八咫烏は手に青白い火花を飛び散らせて大気のプラズマを集めはじめた、手のなかでだんだんと加速する分裂はとまらないパチパチと弾け飛ぶプラズマが次第に非常に大きなエネルギー弾へとそしてその姿を変えていく、そしてその1つは地上で俺、鴉黒斗がそしてもう1つは空中で八咫烏がつくりだしたものだ、そして空が次第に赤く染まる、大気のプラズマが1つの箇所に集まりすぎるからだ、ある程度手のなかに大気のプラズマが集まりエネルギー弾になったそしてそのタイミングで俺は八咫烏に「今だ!」と叫んだ、叫んだあとに俺と八咫烏のその手から放たれたそしてその巨大なエネルギー弾は下級妖怪の群れにむかって一直線にむかって飛んでいった、空中、地上いる下級妖怪の群れを一網打尽にそして眩い光とともに地上でその巨大なエネルギー弾は大爆発を起こした、そして赤く染まった空はきれいにもとに戻り地表には地面をえぐり削り大きな穴が開いていた、これがクレーターだ、そしてその地面に開いた穴にはまだパチパチと青白い火花が飛び散っている、やはりこの技は俺の思った通りの凄まじい威力だ、使い方間違えると間違いなくやばいことになる、そしてこれは俺の手に残っている感覚で確かにわかる、困った時に大勢の敵を一網打尽に一掃するにはむちゃくちゃ使い勝手は非常にいい技だ、ただ、周囲は必要最低限でも注意しなくてはいけないのだが、これほどまでに広範囲で凄まじい技だとは知っていたが十夜と天音の2人はこの技に驚いてかはわからないが腰を抜かしていた。

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