「家族」ってなんだろう…?
笹瀬川
大家族
ぼくは「
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「あなたは……ヒトです!」
「そうかぁ。やっぱりハシビロちゃんの言う通りだったね!」
「ねぇハカセ、ヒトってパークのどこによくいるの?」
「ヒトはもういないのです」「ヒトはもう
遂に、ぼくがなんのフレンズか分かった
そしてもう1つ、ずっと引きずっている事が…
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「かばんちゃん!かれえ?ってどんな食べ物なの?」
「えっーとね、本には肉・野菜などにさまざまな
図書館には料理に関する本が沢山あって、カレーに関する専門の本もいくつか見つける事ができました。
「こーしんりょう?ってなになに!?」
「味付けの
「え?かばんちゃんなにか分からない事でもあったの?」
「い、いやなんでもないよ!まず野菜を切るところから始めよサーバルちゃん」
「うん!がんばるよー!!」
サーバルちゃんに心配されないよう、その場ではなにもなかったかのように振る舞いました。けれど、頭の中までは
「サーバルちゃん、野菜を切るのを頼んでいいかな?ぼく、もうちょっとカレーについて調べたいから」
「うみゃみゃみゃみゃー!まかせてー!」
小さな事でもサーバルちゃんに嘘をついたのは、いい気分ではありませんでした。
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「家族とは
カレーについて調べていた時、気になって頭から離れなくなった言葉 。ふんわりと言葉の意味を感じ取る事はできましたが、本質的な事を知りたかったのです。
「絵がいっぱい
そこから何冊の本を開いたかは覚えていません。ただ、ぼくは家族がいない可能性がとても高い事だけは、心に深く刻み込まれていました。
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「見かけたらさっさと逃げる事です。美味しいものを食べてこその人生なのです!」
「そして
「はい!」
ハカセさん達とお別れの
「かばんちゃん…もしかして元気ない?料理して疲れちゃった?」
「え!?い、いや大丈夫、元気だよ!」
「本当に?もしかして…さっきのかぞくについて悩んでるの?」
野生の
「うん…ぼくには家族がいないんじゃないかなって思ったら少し悲しくって…。隠しててごめんねサーバルちゃん」
「ううん大丈夫だよ!誰にも言いたくない事ってあるもん!…けどね、かばんちゃんが困っているなら力になりたいんだ!」
「サーバルちゃん……」
「ねぇねぇ!かぞくってどんな事するの?」
「どんな事…かぁ…。一緒に暮らしたり、一緒にご飯食べたり、一緒に思い出作ったり、とかかなぁ」
「じゃあじゃあ!わたしとかばんちゃんも家族だね!」
「ぼくと…サーバルちゃんが…?」
「だって一緒に色んな事をするのが家族って言うのなら、わたしとかばんちゃんも家族になるよね!」
「それは…そうかもしれないけど…いいのかな?ぼくとサーバルちゃんって違う種類のフレンズだし…」
「へーき!へーき!だってわたしは、かばんちゃんの事だーいすきだから!!それとも家族って他の誰かに決めてもらう事なの?」
「…!ううん、違うと思う!」
「それに、わたしだけじゃないよ!ハカセ達やライオン達、これまで会ったフレンズみーーーーんなかばんちゃんの事だいすきだと思うな!」
「ぼ、ぼくも出会ってきたフレンズさん達の事大好きです!!」
「うんうん!じゃあ今度みんなで集まってご飯食べよう!それでその後みんなで狩りごっこするの!そしたらみーーーーんな家族だね!!」
「あはははは!そしたら大家族になるね!」
「だいかぞく!?すごーい!なにそれたのしそーー!!」
サーバルちゃんと一緒にいると、どんな
「楽しみだね!サーバルちゃん!」 「うん!」
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ぼくは「
「家族」ってなんだろう…? 笹瀬川 @sasasegawa
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