朝起きたらステータス画面が現れた件

さすらいの暇人

チュートリアル

朝起きたらステータスが現れた件


「なんだこれ……」


 朝起きたらステータス画面が現れたんだが。

 何言ってるのか、わからねぇだろうが俺にも(ry


「ゲームのやりすぎか?」


 ステータス

 name:田中次郎

 age:15 sex:男


 cond:健康


 Lv:1

 EXP:0 NXT:3


 MP:2/2


 身体能力 :6

 器用 :4

 知恵 :8

 容姿 :7

 才能 :13

 話術 :3

 etc...


 LUC: 普通


 スキル (スキルポイント :0)

 ステータス確認(詳細)




「まるっきりゲームって訳でもないな。ていうか、項目の量が凄いな、

 無駄にリアルだし」


 多すぎるな、これは。

 良心とか性欲なんて、項目いるか? 普通に考えて……因みに性欲は35でした。……思春期だからね、仕方ないね。


「ステータス確認のスキルに詳細があるな……これどうやって押すんだ?」


 ブゥン


「うぉっ⁉︎ 出た! ……ナニがとは言わないが」


 ……流石に冗談です。

 自分でも驚くほどに動揺しすぎて下ネタに走ってしまった……




 name 名前


「うん、知ってる。」


 そうじゃなくて、他のだよ!


 Lv 存在の格

 EXP 人間を殺めることによって入手可能。尚、殺めた人間は消滅する

 NXT 必要なEXPを溜めることによりレベルアップする


 ステータス確認

 自己や他者のステータスを確認可能になる


「人を殺すって……マジかよ。

 こちとら健全な学生さんだぞ」

 


「でも、消滅するってことは目撃者さえいなければ完全犯罪が可能ってこと

 だろ」


 ふむ、非常に恐ろしい能力だな。

 殺した相手が消滅するなら手軽に人を殺しまくることが可能ってことか。

 多分だけどステータス確認というスキルを持つ者はかなり少ないだろうな。


 俺が、俺こそが選ばれし人間だったのか……

 この能力でこの世界を……








 なんて、厨二病じゃあるまいし。

 妄想も大概にしろって話だな。


「ってか、今日入学式じゃん!

 やばい、遅刻する!」



 でも、どうせならレベル上げ頑張ってみようかな。

 



 最近、退屈していたからな……

 何がどういうわけでこんな能力が身についたのかは知らないが精々、



 愉しませてもらうとするか


 


 

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