えっちなう@保健室

トモ(MTF)

第1話

「マジで!?」

 カホは、恥ずかしそうにうなずいた。

 そして、

「特別なんだよ?」

と言った。

「オレだから?」

 もう一回、カホはうなずいた。

「ぃやった~!!」

「ちょ、ちょっと。声大きい、ナオくん」

「だって、念願の保健室えっちだぜ?」

「だから! しーっ!」

「悪いわるい」


 中学2年生。

 学校にも慣れてきたし、受験はまだ先だし。

 誰かが言ってた。

『一番余裕のある、中学時代』

って。

 たしかにそうだよな。

 だから。

 彼女と、保健室えっちができるんだよ。

 オレは、飛び上がりたいほどに感激してるね。

 

 

 

 カホとは、1年生のときから付き合ってる。

 あ、コクられたんだぞ、オレが。

 自分で言うのもアレだけど。

 よくまあ、オレなんかと付き合おうと思ったもんだ。

 いいトコなんて無いのにな。

 でも、カホが言うには。

『やさしくって、頼りがいがある』

んだそうだ。

 わからんが。

 

 当然、付き合い始めて3ヶ月でえっちした。

 平均的な早さらしい。

 カホが言ってた。

 女子たちと、雑誌からの知識なんだと。

 

 もう、なんつーか。

 カホが生理のとき以外、毎日毎回えっちしとる。

 お互いに、気持ちよくって仕方がないんだよ。

 あ、ちゃんと。

 ゴムは付けてる。

 

 

 

「でもさ、本当にバレない?」

「大丈夫だって。先生がいない時間は調べが付いてるんだってば」

「ナオくんの『大丈夫』って。あんまりアテにならないんだもん」

「信用ないのな」

「うん」


 でもさ。

 カホもえっちは大好きなんだよな。

 反応、すっごいの。

 ちょっと乳首を、指先で転がしたら。

 必死になって、声をかみ殺してんの。

 まあ、このときは学校の女子トイレ、って。

 そんな場所も、影響してたんだろうけどな。

 声を我慢してるカホ、かわいいんだ、また。

 もっともっと、いじめたくなるね。

 

 でもって、今回は念願の保健室えっち。

 カホの反応が楽しみだ。

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