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「めいー、おはよー」
「おー、待ってたわよ
「……朝っぱらから元気よね、ホント」
中学からの親友である
いわゆるファイティングポーズというやつだ。
めいは普通右利きなのだが、何故かファイティングポーズの時には左利き、サウスポースタイルの構えの方が安定する。右足を前に出して、右手でジャブを打ち左手でストレートをかますスタイル。
とはいえそれは教科書的なことで、実際めいの闘い方はボクシングでもなんでもなく、ただただその瞬間そのタイミングそのコンディションで、動きやすい方、或いは空いている方の手でひたすら殴るというチンピラスタイル。良く言えば喧嘩殺法、かな?
「482戦、アタシが231勝、絵優子が248勝。んで、引き分けが3回」
「ウソ、そんなカウントつけてたの?」
「………そのリアクションされたのはこれで4回目だけどね」
「ま、いくら記録つけたって私のが強いし、差は埋まらないわよ」
「ふふん、あんまナメてると痛い目見るよ?ていうか今痛い目見せてやるわ、ボッコボコにしてやるんだから!」
みすみすボッコボコにされてやるつもりもないけれど、一応カバンの中にアレが入っているかどうか確認する。
外付けのポケットを探ると、果たしてオレンジ色のケースはちゃんと入っていた。そしてその中身も、昨日補充した7日分の錠剤がしっかりとセットされている。
頷いて、指でオッケーサインをつくる。それを見てめいもスカートのポケットを探り、ちゃんと錠剤が入っていることを確認した。
電信柱のかげにカバンを置いて、腕をまくる。
ただでさえ時間的に人通りが少ない閑静な住宅街。対峙する私たちを見ているのは電線の上にふてぶてしく止まったカラスと、ゴミ箱の上で怠惰に丸まって2度寝へとしゃれこもうか決めかねている野良猫くらいなものだった。
めいのワクワク輝く笑顔を見ていると急かされているような気になって、少し慌てて構えた。
私のスタイルは空手で、ファイティングポーズは、めいのようなボクシング的な構え方と似ているが少し違う。左腕をやや前に出し、右腕は握り拳の掌側が空を向くように、お腹の少し上の辺りに、置くようにして構える。足は肩幅の1.5倍くらい開いて、ちょっと低めに落とす。
空手の構えはよくポイントを取りやすい構えと言われる。
実際に普通に空手の組手をしていても、ノックアウトなんてのはほとんど例が無い。喧嘩に向いてないだとか、悠長に型作ってる間にチンピラにやられるだとか、格闘技の掲示板を見ると散々言われたりしてたものだが、最近では、喧嘩向けに構えが改良されている。
まぁ、私はあんまり慣れなくて、まだ普通の空手の構えに近いんだけど。あんまり見たことはないけど、極真空手なんかはスゴイらしい。
ともあれ、準備は整った。
正面から見据えていためいの目つきが、口元の笑みはそのまま、途端に剣呑なものになる。私も自然と表情が引き締まったが、不思議なことに、どうしてか口元が緩む。
やるからには、クレバーに決めたいものだ。
「いいわね?」
「オッケー。いつでもかかってきなさいな」
「それじゃ……………………………………………………………行くわよっ!!」
火蓋がどういうものか現代女子高生の3割も知らないだろうと思うし私も知らないんだけど、私とめいとの『喧嘩』が始まるときには、いつも『火蓋が切って落とされた』って感じる。
ブッチン、と緊張の糸が切れて、ぶら下がっていたとてつもなく重い何かが落ちてゆく。そんな不安定な運動をするモノの上に、急にテレポーテーションして立たされたような。
めいはその少年漫画的な…良く言えば天真爛漫な性格の通り、初手から全力全開。スロースターターなんて言葉は辞書どころかアカシックレコードにも刻まれているはずがないと信じて疑わないような、熱く一発勝負な心意気を高く掲げて、一気に飛ばして攻め込んでくる。
今日もその暑苦しい戦法は健在で、突然姿勢を低くしたかと思うと、そっと撫でるようにコンクリートの上に指を這わせ、足裏の上部から爪先にかけてのわずかな隙間で、地面を強く蹴った。
実に律儀なクラウチングスタート。
伸びていた脚は、地面へのキックと同時に急激に曲がり、右脚の鋭角と左脚の線分がほぼノータイムで入れ替わる。
8メートルほどあった距離は、最初の1.5歩ほどで既に半分ほど縮まっていた。
速い。
だが、速すぎる。
「ハイッ!!」
「――――――――なん……!?」
彼女の性格は、少年漫画的。そして良く言えば天真爛漫。そして悪く言うならば、同じクラスで親友の女の子に、こんな可愛さや乙女らしさの欠片もない肩書きをプレゼントしたくはないが……『猪突猛進』と言える。
走り出したら止まらない。物理的にね。
思いっきりな速度で走ってきて、その勢いを殺さないままに、今まさに内角高めに構えている右ストレートをぶつけるつもりだったのだろうが、それを早い段階で読んだこちらの対策は、牽制球。
まっすぐ、リーチが長くなるように肩の可動範囲をフルに使った、利き腕である右腕の、正面への正拳突き。
物理は苦手だけど、速いモノと速いモノがぶつかった場合、遅いモノがぶつかるより遥かに衝撃が大きいってことくらいは分かる。
このまま走れば、正拳突きを鼻先にもろに喰らう。
かと言って、急ブレーキをかけて止まった場合、私がそんな大きな隙をみすみす見逃す相手じゃないことくらい、中学時代からの付き合いであるめいは分かっているだろう。
2つに1つ、どちらを取ってもかなり痛い。しかも考える時間なんて、ゼロコンマ何秒の世界。
そんな二択を強いることができた……ハズだった。
「甘いわっ!!」
「ひ…………っ!?」
私の頬か顎の辺りを殴り抜ける予定だったであろうめいの右腕は、案外臨機応変に対応してきた。
ブレることなく真正面に突き出されていた私の右腕を、一番握りやすい手首の位置を捉えてガッチリと掴み上げ、その力を相殺することなく、私にとっては前方、めいにとっては後方へと受け流した。腕が引かれて相互作用、私の体全体も前へ引っ張り出された。
本来、ちゃんと空手の構え通りに、しっかりと重心を据えていたならこのように引き出されることもなかったのだろうが、如何せんめいの開幕ダッシュストレートで若干慌てていた部分もあったのだろう、下半身の体幹が粗末になっていたようだ。
反省しながらも、自分の体はこの状況下で完璧にコントロールできない。手首がめいの手から解放されるが、前方への直進運動は急速にスピードを緩めながらも少し続いた。
全力で走ってきためいも、同じ条件で私とは逆方向に、不本意な移動を強いられているはずだ。早く立て直して先手を取らなければ。
「やぁぁーらッ!」
頭の中で初撃をイメージしながら真逆の方向へと振り返ると、すでにそこには、めいの拳が迫っていた。
避けられるはずもなく、鋭くコンパクトな左ジャブが頬肉を波打たせる。
「いった………………!?」
視界がほんの一瞬だけめちゃくちゃに眩む。その乱れた輪郭線が収束するのを待たず、私は転がるようにして後ろに飛び退いた。
めいの『してやったり顔』には一点の曇りもなく、追撃してくる気マンマンだ。
口の中に鉄の匂いが混じるのを感じながら、バックステップで引いて、これ以上の追撃を防ぐ。
「私の取り柄は『立ち直りの早さ』と『思い切りの良さ』くらいしかないからね!ノロノロしてると一撃で終わるわよ!!」
「ったい…………もう、そんなの聞いたのは4回目よ!」
「あんたの『クレバー』ほどじゃないでしょ!…………せぇぇッ!!」
めいはまた地面を蹴った。
今度は、距離はそれほど開いていない。走るというよりは、飛び掛かると表現した方が正しいだろう。
しかし………ワンパターンとは、クレバーじゃない。
もはやボクシングの構えなんて跡形もなく、右腕を高く上げて振りかぶっている。どっちの腕からパンチが飛んでくるかなんて、メンタリストじゃなくとも分かる。
そして左腕はそもそも握り拳になっていないあたり、2擊目以降のことは一切考えていないようだ。
「やぁっ!!」
「分かりやすすぎ」
あっさりとスウェーで右の豪腕を回避し、上半身を持ち上げるタイミングに合わせて、膝を突き上げる。
体全体を使って放った膝蹴りは、めいのキュッとしたお腹に、それはもう肩が震え上がってしまうような猛烈な重音を上げてブチ込まれた。
「あ!?うぇえっ!!」
「吐くならKOされた後にしてね!」
身構えていなかった腹部への一撃は、私がしっかりと元の構えに戻ってから追撃を始められるほど、そんな余裕たっぷりな、大きな大きな隙を作った。
華の女子高生がお腹に膝蹴りを入れられて朝ごはんを吐きそうになっているのはものすごく気の毒だが、あくまでこれは喧嘩だ。相手が少々動けなくなっているとしても、まだ決着がついていない以上、攻撃の手を緩めるわけには行かない。
反射的に腹を抑え、俯くように丸くなっためい。
もう笑顔で走るような余裕がなくなったであろう、その下を向いた顔を、下からカチ上げるように突き上げる。綺麗にアッパーが決まった時ほど気持ちいい瞬間はないと思う。
強制的にカチ上げられた顔面に、左右交互、隙や休みなしに連続で出せる限界まで突きを叩き込む。
口から血が出て、可哀想なほどに頬が腫れていく。
しかしまだ闘う体力と気力は残っていたらしく、涙を目尻に溜めてギュッと瞑っていた目が開眼し、私を本気で『目で殺す』くらいの迫力で睨んだ。
脳のあちこちでガンガンと警鐘が鳴らされるも、もう遅かった。
「くっ………やあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
私の猛攻に怯みもせず、顔より少し後ろに右腕を一瞬だけ休ませ………。
「―――ぎぁっ………………!?」
目の前の、殺風景な路地なだけの景色が、ぐわんと音を立てて歪み、殺人的なまでの『赤』に彩色される。
数メートル吹き飛んで、電信柱の足元、ゴミ袋のクッションに頭と背中の半分を埋めた瞬間。ようやく、何が起きたのかを理解した。
……うまく体が動かない。
左のこめかみの近く………三半規管に刺激を与えるならここを狙うべき、というベストスポットに、思い切りストレートをぶち込まれたんだ。最後の力を振り絞る、土壇場の馬鹿力で、私の攻撃をもろに受けながらも一切ひるまずに、ぶち込んできたんだ。
格闘ゲームで言う、ピヨピヨ状態。
見上げた電線が、不気味なまでにピンと張っては緩み、ぐるぐると頭の中で像が回転して伸縮して、ゴチャゴチャとかき乱す。
ダメージを受けた体の部位こそ違うが、私も吐きそうだ………。
だけど、立たなきゃ…………!
ここまで圧倒してきたのに、最後の一撃で逆転負けするなんて、全然クレバーじゃない……………!
紙ゴミが入っているようで、ふかふかと押した感触のいいゴミ袋でなんとか腕を踏ん張らせて、立ち上がる。フラフラとおぼつかない足も、2歩地団駄を踏めば感触が戻った。
「はぁっ……………かっ、はぁ、はぁっ………」
「ぐっ……!はぁ………はぁっ……ふっ…………はぁッ……!」
「………次で決めるわよ」
「……決めるのは私だよ、めい」
もはやお互いに満身創痍。
あと1発喰らったら、プッツンと糸が切れて倒れるところ。
だというのに、私もめいも、血が滲んだ口の端は釣り上がっていた。
多分、考えていることは同じだろう。
―――『私が、勝つ』。
「りゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
めいが、走ってくる。
一番最初と同じ構図。ワンパターンな起動だということに気づいているのかいないのか、全く変わらない初撃。そして、相変わらずの右ストレートを放つ気マンマンの構え。
ダメージが蓄積したせいか、確実に速度は落ちているが、それでも速く。
そして、最後の1歩が踏み出され………。
「いッけぇぇぇぇぇ!!」
最後のワンパンチが繰り出され…………。
何もかもが、最初と同じ。
主な違いは3つ。
一つ目はダメージによる強い疲労、二つ目は足元のどうしようもないフラフラ感。
そして最後の一つは。
私の勝ち、ということだ。
「そこ!!」
「え!?」
最初にやられたことを、そっくりそのままやり返す。
案の定ストレートを繰り出してきためいの右手首を掴んで、私の後ろに向かってストレートパンチの勢いのままに加速させる。
私の後ろ。
そう。
電信柱、だ。
しかし切り返しが早いと豪語するくらいのことはあり、うまいこと急ブレーキをかけて不安定にくるりと半回転、激突を回避した。
当然、隙だらけだ。
「うぐ、くっ、まだ………!」
「いいや、これで終わりよ!!」
「ひっ……!?」
めいの手を引っ張ったそのまま、体を回転させて、脚を振り上げる。
イメージは、右の腕を上にして傾いたやじろべえ。
そして、折り曲げた右足が展開し、体中の力を一点に集めた渾身の回し蹴りハイキックが―――
「『甘いわ』って最初のセリフ、そっくりそのまま返すわ!せやぁぁぁぁッ!!」
「あぐっ…――!!」
顔面いっぱいに、足の甲が叩きつけられる。
蹴り出された頭の後頭部は、背後の電信柱にぶち当たって、小さく鈍い音を立てる。
沈黙が降りた。
「かは………………………………………ぅ……」
脚を下ろすと、もはや自力で立てなくなっためいの身体は支えを失い、今一度の最後の攻防でバラバラに転がったゴミ袋がクッション替わりになってくれることもなく、あっけなく膝から崩れ落ちた。
………テンカウント数えるまでもないだろう。
クレバーに決まった。私の勝ちだ。
安心すると意識が途切れてしまうかもしれないので、先に自分のカバンを拾い上げて、ラウンドを服用しておく。
このカプセル剤には最強無敵な薬剤効果があり、飲むだけでたちまち喧嘩のダメージを完全回復して次の『ラウンド』に移れる、という2ラウンド先取制の喧嘩には必要不可欠な薬なので、その名前がついたそうだ。さすがに裂傷や口元の怪我などはイッパツで治せないが、それでも自然回復の効率を上げてくれるというから驚きだ。
さて、喧嘩の一般的なルールとしては、敗者が気絶などして自力でラウンドを服用できない状態の場合、勝者が飲ませて手当て(と言っても、ラウンドでほとんど治るので必要はない)しなければならないとされている。
電信柱の影と一体化するかのように、うつぶせにノビてしまっているめいを、ゴロンと仰向けにして、膝枕してやる。
白目は剥いていない、きちんと目を瞑っていることに安心しつつ、少し血が出ている半開きの口に、ラウンドを放り込む。
喉に詰まる、なんてことはない。気絶した人間でも問題なく消化できるように特殊加工が施されているらしいのだが、そんな薬学的な知識はないし、その知識を得ようとする興味も私にはない。
ラウンドを口に含んで十数秒、超即効性の万能薬は作用し、めいはこの上なく悔しそうに目を覚ました。
「…………負けた」
「これで249勝目ね。次で250勝達成だなんて楽しみだわ」
「うぅぅぅ…。……そうはさせないわよ、250勝を先取するのは厳しいけど、これから巻き返して、300勝を先に上げるのは私なんだから!」
「はいはい。とりあえず、学校行こ?」
自分のカバンと一緒に運んでおいためいのカバンを差し出す。
めいは喧嘩で汚れた服をパンパンと払いながら、まだ少し痛そうにググッと立ち上がって、カバンを受け取った。
2人で散らかした紙ゴミを、電信柱の下にちゃんと置き直してから、改めて学校へと向かう通学路を歩く。
「明日は絶対負けないから!」
「……明日は学校休みだっての」
「なーっ、別に家近いんだから休みでも喧嘩したっていいじゃん!」
はいはい、そうね。
今さっきお腹を膝蹴りされ顔を何発もボコボコに殴られ挙げ句の果てに顔面全体に足の甲をぶつけられたとは思えない、気力と未来に満ちためいの言葉を軽く聞き流しながら歩く。
空はどこまでも高く、今日はやる気がなさそうに、やたらと薄い群青色だった。
#
ラウンドの普及によって安全性が認められ、街中でドンパチ殴り合っていても暴行罪でお巡りさんとレッツ任意同行なんてことは無くなったこの世の中だが、それが良いことなのか悪いことなのかはもはや答えの出ない議論なわけで、テレビに出てくる専門家や学者たちもあえてその問題に言及することは少なくなってきていた。
というか、実際私は良いことだと思う。今から話す理由は、まるっきり小学校で体育会系爽やかメガネ先生から聞いた受け売りだけど。
私は別にオザキのファンじゃないし多分これを言った小学校の先生も別段オザキLOVEというわけではなかっただろうが、若者には、いや若者に限らず人間は皆、どこかへぶちまけたいやり場のない憤りや不満や不安を抱えている。それらをストレスと一括りに言い換えてもいい。
ぶつける相手がいないその怒りや劣等感が、やがて無視できないコンプレックスへと形を変え、対人コミュニケーションその他もろもろに影響を与える。
イジメは、『自分よりも下の人間がいてほしい』という歪んだ劣等感や承認欲求から生まれる。そう説いた学者がいる。……らしい。
個人の中に溜まったストレスは、このようなイジメや他人への八つ当たり、犯罪、引きこもりなどを引き起こす、とも。
ならば、そのやり場のない怒りをぶつけるためのやり場を作ればいい。
それが喧嘩なのだ。
どちらが悪口を言ったとかではなく、両者合意の上、恨みっこなしで殴り合う喧嘩は、日頃のストレスを相互的に解消できうる唯一の手段であり、ラウンド普及と喧嘩の合法化によって、図らずもそれが実現してしまった。
実際に喧嘩が合法化されてからというもの、暴行罪の件数は下がって当たり前だが、本当に他の犯罪の件数も著しく減少を見せたのだ。
犯罪だけじゃない。イジメる側とイジメられる側が殴り合って友情が生まれた、とかなのかは不明だが、イジメの件数も圧倒的に減った。自殺者も減り、これに関してはもう訳がわからないのだが、何故かブラック企業までもが軒並みクリーンになった。
社畜の人が社長を殴り倒しでもしたんだろうか。あとはそうね、年寄りも元気になって平均寿命が延びたとかかな。あー、政治家の汚職も減ったし、経済も上向きで……平均的身体能力が馬鹿みたいに伸びた、らしい。
…まぁ、これらは近代社会の授業の一環で習ったことで、ラウンドが開発されたのは私が生まれるもう少し前のことだから、実際に私がその社会の変化を体感したわけじゃないんだけど。
さて、なんだってこんな長々と説明台詞を聞かされにゃならんのだ、とお思いの方が続出していると思うのだが、とにもかくにも喧嘩バンザイ殴り合いバンザイ、と、言いたいことはそれだけだ。
腹立つことがあったら殴り合ってたたきのめせばいい。
そんな言葉がまかり通るこの世界は、意外にも、以前より平和な気がするのだった。
●未後悔コメンタリー●
「格闘で日常モノって新しいやん! 書いたろ!」
という勢いだけで書き始めました。たぶんこの時点でボツは決まってた。
喧嘩したことないのが丸わかりの地の文、久しぶりに自分で読んでみた感想は控えめに申し上げまして、ゲボ吐きそうです。
でもラウンドの設定だけは勿体ないから再利用したいです。
でもよくよく考えたらラウンドの設定ってご都合主義の塊です。安易で安直です。いかにもワナビの謎設定アイテムって感じです。ゲボ吐きました。
電信柱キックを喰らうべきは私なのだと後悔しました。
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