ボクのなわばり

まっさん

第1話

みんなと別れた後にやっぱり着いてきたサーバルちゃん。サーバルちゃんとまたいろんなちほーを旅をして、いろんなフレンズさんに出会って、...また別れて。

「かばんちゃん、それじゃあね。」

「うん。またね。」

何度も振り返っては手を振って、ようやく収まった時にはポツリと一人で歩くボク。

「結局、ボクのなわばりは見つからなかったね。サーバルちゃん。...あ、サーバルちゃんとはもう別れたんだっけ...」

その時突然。ガサガサという音とともに何かが飛び出してきた。

「うわあぁぁー!食べないでください!」

「食べないよー!」

聞き覚えのある声、この声は...

「サーバルちゃん!?どうしてここに!?」

「えへへ、着いてきちゃった。旅をするなら2人の方が楽しいでしょー。だから。」

「サーバルちゃん...」

思わず泣きそうになるボク。ギュッとボクの手を握るサーバルちゃん。サーバルちゃんの手はなんだか暖かくて...安心した。

「あ、さっきの独り言なんだけど...かばんちゃんのなわばりは...」

思わず言ってしまった独り言を聞かれたのは恥ずかしかったけど、ボクは何かを無意識に期待していた。

「なわばりは...?」

「私の隣だよっ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ボクのなわばり まっさん @massan1106

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ