Giovanni Animuccia
半分だけ、恨めしい
もう半分は、羨ましい
考えれば美しき賛美歌の音がするのだ
綿が空気に蠢く
陽光が柔み溶けるように石の床を這いずる
教会音楽とは…ああそう、あなたのこと
光の中に石を持つ
闇の中に針を持つ
あの光がそう、あなただった
長い長い椅子の端であの音を聞けば
虚ろと貴腐が混ざった
遠い遠いあの光が見えれば
許される気がした
もたげ
這いずり
細い舌を出す
けれどどうしても
あなたの顔だけ浮かばない
この小さな頭では光と音しか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます