弾き手の
指切りげんまん
嘘はつくなと
嘘は吐くものだと
指切りげんまん
からからと廻る風車のように
繰り返せよ稚児の遊び
それだけがたったひとつでいられる
その約束だけが私足り得る音節
空を仰がず
季節を逃し
水流に混ざり
何にも感じないまま
ただ指を絡ませよ
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