「明暗臓器」

煩先生

 

一日花の色は

再誕を罰する

滅びた恒星が

嘆美する夜に


僕は径を往き

前世に微笑む

不吉な正論も

洗わず食んで


三環系の性は

哲学を欲する

捧げた幻想が

惰眠する朝に


君は霊を病み

迷夢に渦巻く

無口な喧騒も

残さず吐いて

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「明暗臓器」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ