1日

空詩堂

第1話 昼

昼が好きだ。


だって、朝は眠いし、夜だって眠い。


学校へ行って、友達とおはよって挨拶して。そろそろおなかへったなーって思ったら給食の時間。


クラスメイトがみんなの分の給食を配り終えたらいただきますの挨拶。

みんなでおしゃべりしながら給食を食べて、あまったおかずや牛乳を男の子たちがじゃんけんで取り合って、

それを見ながら友達と、男子はよく食べるよねって笑う。

とても楽しい。


給食の後はお昼休み!

ボールを持ってグラウンドまで競争したら、みんなでドッヂボールや鬼ごっこをして。

一人が脇腹が痛いって言ってる。みんなで給食食べすぎたからだよってからかう。

みんなが笑う。脇腹が痛い子も、痛がりながら笑ってる。

今日の天気は晴れだし、雨だって最近は降ってないからグラウンドだってぐしょぐしょじゃない。

あったかいお日様に、そよそよって風が吹いて、葉っぱが風に揺られてる。

気持ちがいい。

たくさん走って、たくさん遊べる。

楽しい。すごく楽しい。


気づいたら、お昼休みが終わる五分前だから戻ろうってみんなが言ってる。

ああ、もうそんな時間か。終わらなきゃいいのにな。

ずっとずっと、お昼だったらいいのに。


そう思いながら、私はみんなのところまで走った。


名残惜しいけど、今日はここまで。またあした!

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