第28話誕生

僕は種無し人間。


しかし、ツカサは妊娠した。


「男の子かな?女の子かな?」


ツカサは、嬉しそうに聞いてくる。


僕は、怪我をして走れなくなったランナーのように身動きが取れなくなった。


ツカサの浮気も考えたがここ最近ずっと僕と一緒にいた。


神様のイタズラか?


「あのさ、この悪の巣窟から逃げない?」


僕は、ツカサに提案した。


「そうだね、子供も生まれるし。考えてみる。」


ツカサは、そう言って自分のお腹をさすった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る