第14話 「青」
君には、「青」がよく似合う。
それが、青なのか蒼なのか碧なのか、いや、きっとどれだって似合うのだ。
君の笑顔は、夏の鮮やかな青空に良く映えるし、日が沈んだ後の深く濃い青は、昔から君の所有物のような気さえする。
その白い肌は、緑がかった海の青とともに光り輝いて、氷の、透明のような青とともに凛とした雰囲気を醸し出す。
君は、「青」をどういう風に思っているだろうか。
好きかな、それとも嫌いかな。
どっちであろうと、きっと君は、一生「青」という呪縛からは逃れることが出来なくて、「青」とともに生きていくいくしかないのだ。
僕は、君にとっての「青」に、なれるだろうか。
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