かばんちゃん かんさつれぽーと

吉永動機

れぽーと1

はじめまして! サーバルだよ。

今日は、かばんちゃんの一日をこっそり観察するんだ。

だって、かばんちゃんってすごいんだから。

すっごく頭がよくて、

いろんなピンチからみんなを助けたり、

料理を作ったり、

いろいろ……すごいの!

それにそれに、文字だって読めるし、

すっごく優しいし、

すっごーくフレンズ想いで、

すっごーーーーーーく一緒にいて楽しいんだ!

それにね、

本当は木登りが苦手なのに、私の木登りを見て覚えちゃったりする頑張り屋さんなんだよ!

私は頑張ってもかばんちゃんみたいに、優しくとか、文字を読んだりとか、たぶんできないと思うし……。

だから! なんでかばんちゃんってこんなにすごいんだろう? って思って、

その謎を解き明かしたいんだ!

それでね、キリンとかアライグマとか、色んなフレンズに協力してもらって、かばんちゃんが一人で行動してるところを見てみようって思ったんだ!

作戦はこう!

まず、私が用事があるって言って、かばんちゃんを一人にしてみるの。

それから、草むらとか岩に隠れて、かばんちゃんを観察! かばんちゃんの行動を見て、かばんちゃんの優しさとか頭の良さの秘密に迫るんだ。

うん、カンペキな計画!


 ×


かばん「サーバルちゃん、今日はどこに行く?」

よし、作戦、スタート!

まずはかばんちゃんを一人にするんだ!

サーバル「……え、えっとね、かばんちゃん。私、今日一人で行きたいところがあって……」

かばん「え、いいよ。一緒に行こうよ」

サーバル「うん、そうしよう! 楽しみー! ——はっ!」


失敗だー!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る