第2話 うらしまたろう

 むかしむかしあるところにうらしまたろうという青年がありました。

 うらしまたろうは海で魚を捕ったり貝を採ったりして生活をしておりました。


 ある日うらしまたろうが浜辺を歩いてると子供達が亀をいじめて遊んでいました。

 うらしまたろうはそれを見ると一目散にかけて行きました。

「こら!亀をいじめるんじゃない、それをよこしなさい」

 うらしまたろうは子供達から亀を奪うと持って帰りました。

「おうおうかわいそうに、こんなにいじめられて。さ、こっちにおいで」

 その日のうらしまたろうの夕食は海亀のなべだったとさ。


 おしまい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る