よそ見厳禁

髙橋ヒロム

「リコシェはね・・・猫・・・いや、間違えた・・・猫ちゃんだったんだよ・・・猫好きの俺にはよく分かるよ・・・」



ミラノ署長「何を言ってんだよ!分かんねーよ!怖いよ!」



SANADA「・・・。」



野上アナ「ヒロムがミラノの注意を引いている間に、背後に忍び寄るSANADA!!」



ライガー「スカルエンド狙ってるんじゃないですか??」



ミラノ署長「・・・!!」

(勢いよく振り返る)



野上アナ「気づいたミラノが振り返った!」



ドスッ!

(SANADAがミラノの腹部に蹴り)



ミラノ「うっ!」



野上アナ「おっと気づいたのは良かったですが、蹴りをもらってしまった!SANADA、ミラノをロープに振る!ロープリバウンドで返ってきたミラノを開脚ジャンプで飛び越した!さらに、再度戻ってきたところを今度は背面開脚ジャンプ!そして・・・最後のロープリバウンドで返ってきたミラノに華麗なドロップキックゥ〜〜ッ!!」



観客「うおお〜〜〜っ!!」



野上アナ「この動きにはこの大観衆も大きな拍手を送ります!!」


ライガー「おお!畳み掛けますよ!!」


野上アナ「SANADAが倒れたミラノを起こして担ぎ上げた!!そして・・・」



バンッ!!

(マットに叩きつけられたミラノ)



野上アナ「TKO炸裂ッ!!」



ライガー「これは強烈だわ。立て!立て!ミラノ〜〜!!」


野上アナ「間髪入れずにコーナートップに駆け上がったSANADA!!そこから・・・ラウンディングボディプレス!!」



ミラノ署長「・・・!」




バンッ!!

(そのままマットにSANADAが叩きつけられる)



SANADA「うぐっ!!」



ライガー「かわしたぁ〜〜っ!!」


野上アナ「なんと!SANADAのラウンディングボディプレスをギリギリでかわしたミラノコレクションA.T.!!どこにそんな力が残っていたのか??」


ライガー「お!ミラノなんか狙ってる!」


野上アナ「立ち上がったミラノがロープ際で何かを狙う!!お!セカンドロープからの!ムーンサルト!エンポリオ・アルマニッシュ〜〜!!」



バンッ!!

(仰向けのSANADAに命中)



観客「わぁぁ〜〜っ!!(大歓声)」


野上アナ「決まったぁ〜〜っ!!」


ライガー「すげぇ〜〜っ!!ミラノ来てるよ!これいけるよ!チャンス!チャンス!チャンス!!」

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