LOSINGOBERNABLESdeJAPON 踊るデハポン捜査線

@tranquilo-7110

プロローグ

ウー!ウー!(サイレンの音)



ここは、制御不能な街・丸武町。


唐揚げが有名な街であり、事件の多い街でもある。



一台のパトカーが、猛スピードで走るオープンカーを追いかけている。



「そこのオープンカー!止まりなさい!分かるだろ?スピード違反だよ!おい!何に急いでるか知らないけどさぁ〜・・・トランキーロ!あっせんなよっ!!」



無線で呼びかけているのは内藤刑事。



EVIL「・・・。」



運転しているパレハは、EVIL刑事だ。




内藤「・・・ったく、デハポン学園の卒業生ルーシュドライバー事件が解決したと思ったら今度はスピード違反かぁ〜。警察はカンサードでたまんないぜカブロン!」


EVIL「・・・あっ、向かいからパトカーが来ましたよ。」



パトカーに挟みうちにされたオープンカーは静かに止まった。



「両手を上に挙げて、車から降りるんだ!」



向かいから来たパトカーに乗っていた刑事が降りてきて、逃走犯に声をかけた。



内藤「何だ?あの色んなものが刺さりそうな髪型の刑事は?」


EVIL「あれはエリートのSANADA刑事ですよ。」



EVILは、車から降りた逃走犯をパトカーに連れて行くSANADA刑事を見ながら言った。



内藤「SANADA刑事か・・・。こっちの手柄とられたんじゃ面白くないなぁ。」


EVIL「手柄とられたんじゃなく、協力して捕まえたんですけどね。」



コンコン(窓をノック)



SANADA刑事がやって来た。



SANADA「ご協力ありがとうございました。ま、あんな逃走犯一人捕まえられないようでは・・・捕まえらないようでは・・・あれ?何でしたっけ??」




パチンッ!




BUSHI「はい!カットォ!!」


内藤「おいおい〜〜!」


EVIL「SANADAさん!ちゃんとセリフ覚えといてくださいよぉ〜〜!」


SANADA「ごめんごめん(苦笑)」



BUSHI「今回はドラマ風に行こうと思ったけど難しそうなんで、やっぱりいつものスタイルで行きますわ(笑)」


内藤「うん、その方がいいよ。この軌道修正は神ってると思うよ。」


EVIL「多分作り手も、ドラマ風に書き出して思った以上にシリアスな空気になっちゃって困った部分もあったんじゃないですか?」



BUSHI「EVIL、そんなリアルな分析しなくていいから(苦笑) あと!ナレーションしてたヒロム!いや!髙橋ヒロム!!」


髙橋ヒロム

「はい?何ですか??」


BUSHI「犯罪の多い街の名前に、うちの唐揚げ屋の名前を勝手につけるなよ!!」



内藤・EVIL・SANADA・ヒロム

「(笑)」

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