第7話もう一人の男


「うーん、そうか。」



もう一人の男に仁の話をした。



「わたしが結婚した方が良いよね?」

 

 

「まぁ、そしたらお互い様になるからな。」



この男は、離婚はしない…だから楽なのだ。






「偶然なのかな?」



「仁の事故?」



「うん、今でも犯人は捕まってないんだろ?」

 

 

「うん…。」

 


「優斗がやらせたって事?」



「ああ、君に対しての執着心が半端じゃない。」




「あなたは、着眼点が違うよね。」



「何年もサラリーマンしてるからな。」



男は、珍しく缶ビールを飲んでいた。



優衣も、ビールを飲んだ。



「奥さん元気?」 



「入院してる。精神が壊れているらしい。」


「奥さんも大変だね。」


「人生色々な事がある。」



男は、ビールを一気に飲んだ。

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