第10話 9

 


 二つのことを考えた。


 一つ。どうやって俺を追ってきたのか。

 一つ。どうやって音もなく竹林に入れたのか。



 卵を踏んだ後、俺は川へ飛び込んだ。

 匂いは完全に寸断されている。追跡することなど不可能だ。

 それ以外に自分の位置を示すものなど俺は何一つ――――


(!)


 いや、ある。

 ブーツだ。

 この土地には存在し得ないブーツの足跡。


 俺は卵の匂いを洗い流すため川の水に靴を浸し、そのまま岩場に足跡を残した。

 足跡は川を流された時に一度途絶えたが、ルーヴェの導きに従って森から出た際、再び地面に残された。

 こいつは執念深く周囲の土地を捜索し、ついに俺が移動した痕跡を見つけたのだろう。


 二つ目の答えは簡単だ。

 音を立てずに竹林に入れた理由は――『音が立つ構造』を理解しているから。

 俺を追って竹藪の入り口にたどり着いたこいつは侵入に音が伴うことを悟った。

 決して竹をしならせないよう肩を狭め、身を低くし、地を這うようにして侵入したに違いない。



 クオオオオオオン、と。

 狼の遠吠えにも似た咆哮が響き渡る。

 他のラプトルより甲高いそれは怒りに満ち満ちていると同時に哀しさを孕んでもいた。



(――……!)


 頭部の左右、人間の耳にあたる部分には数枚の白い羽が生えていた。

 前足と後足は他のラプトルと同じく三本指だが、一本の爪が異様に長い。

 研ぎ澄まされた刃のごとき爪。

 卵に興味を示した異竜アロを屠った武器はこれだろう。


 怒りと殺意に満ちた目を向けられた瞬間、ぞっと怖気が立った。

 距離はまだ数十歩も離れているし、俺と奴の間には鉄格子にも似た竹が生い茂っている。

 にも関わらず、俺の全身が死の予兆に怯えている。


 奴は地を蹴り、猛然と駆けた。


「シアッッ!! シア逃げるぞ!!」


 うつぼに手をやりながら声を上げる。

 白銀のラプトルはその鋭い爪を閃かせた。そして障子戸を破るがごとき気安さで竹を裁断していく。

 すぱっ、すぱっと切断された竹が斜めにずれ、視界が開けていく。

 滑り落ちた竹が派手な音を立てる。


「くっ!」


 素早く番えた矢を放つ。

 紫色の世界に浮かぶ銀色の体は遠目にも狙いを定めやすかった。


 だが俺が放ったものは矢ではなく、『羽根つき竹串』だ。

 思った以上によく飛んだが、殺傷力は大幅に削がれている。

 矢の殺傷力は、ほとんどの場合『速さ』で決まる。


 さっと顔を横に動かし、白銀の竜は矢をかわした。

 そしてすぐさま地を蹴り、竹を押しのけるように切断する。

 ざざ、ざざざ、と倒れた竹の葉がこすれ合い、焦燥を煽る。


「っ」


 やはり、当たらない。

 他のラプトルと同じく、奴は直線の矢を見切ってしまう。

 『蛇の矢』でなければ奴は仕留められない


 きりり、と弦を引いたところで気づく。

 こちらの足は止まっており、奴は動き続けている。

 このままでは追いつかれる。


 俺は爪先に力を込め、素早く後方へ駆け出した。

 ただし、前を向いたまま。

 葦原の弓兵の中でも機動性に重きを置く者が習得する、『逆巻さかまき』と呼ばれる歩法だ。

 十秒で追いつかれるところを、どうにか十五秒まで引き延ばすことができたはずだ。

 その五秒で奴を仕留める。


「ふっ!」


 一射。二射。

 放たれた矢が銀盗竜の足元に突き刺さり、顔をかすめる。


 三射。四射。

 竹の矢はラプトルの斜め後方に突き刺さり、背の上を飛んでいく。


(!)


 距離が縮まるにつれて狙いが逸れていく。

 これは矢の問題ではない。

 きりり、と弦を引く。

 既に十数歩の位置まで迫ったラプトル目がけて矢を――――


「っ!」


 奴の目は射るように俺を見据えている。

 ただ睨んでいるだけではない。

 鏃だ。

 鏃の向きでどの角度に矢が放たれるのか予測している。


(こいつ……!)


 呻きと共に矢を放つ。

 疾駆するラプトルは姿勢を低くすることで速度を落とさず矢をかわした。


 そしてついに先ほど俺の立っていた場所にたどり着く。

 そこから俺までの間に遮蔽物は、無い。


「ぅ……!」


 たっ、たっ、たたっと駆けるラプトルが一度だけ強く着地する。

 爪が土にめり込む。

 この踏み込み。

 跳躍する気だ。

 まさかあの距離から俺に爪が届くのか。

 いや、届くんだ。届けば俺は――


(――――!)


 ゆっくりと流れる時間の中、激しい後悔に苛まれる。


 矢。

 矢さえあれば。

 毒は無くてもいい。せめてまともな矢があれば蛇の矢でこいつを




「伏せてッッ!!」




 その指示の一秒後、しゃがんだ俺の頭上を竹槍が通過した。


「っはあああああっっ!!!」


 遅れてシアの咆哮が響く。

 跳躍姿勢に入りかけていたラプトルが一瞬の硬直の後、真横に跳んだ。

 シアの姿が見えていたのだろう。銀の恐竜は軽やかな着地の後、威嚇するように鳴いた。

 クオオオオン、と。


 その威嚇にはこんな意味が込められているようにも感じられた。

 『邪魔をするならお前も殺す』。

 『邪魔しなければ見逃してやる』。


 ありえないことだとは思いつつも、強い意思を湛えた瞳に俺は射竦められるようだった。

 こちらの矢はかすりもしないというのに、奴の視線はたびたび俺の胸を捉え、心を射抜く。


「何なんですかあれは……! 銀色のラプトル……?!」


 逆巻を続ける俺を背後から抱き止め、シアが唸った。


「……あの卵の親だ」


「! そういうことですか……」


 ルーヴェの住処は開けた空間の奥にあるため、普通に走れば追いつかれる。

 彼女は左右を見回し、竹の生い茂る斜面に向かって駆けだした。

 傾斜はかなり急で、密集した竹が俺たちの行く手を塞ぐ。


「急いで!」


「分かってる!」


 コアアアッと警告を無視されたことにラプトルが怒り、駆け出す。

 その速度は目を見張るほどだった。


 たっ、たたっ、たたっとものの数歩で奴は俺たちの背後に迫る。

 斜面を這い上がる俺たちは肩を狭めながら竹の隙間をくぐったが、このままでは追いつかれるのも時間の問題だ。


 時間稼ぎが要る。

 俺はやむなく振り返り――


「ふっ!!」


 シアの剣が振り抜かれた。

 すかん、と小気味よい音が響き、進路上の竹数本が切断される。


 ぎぎ、としなる竹が俺たちとすれ違うように落下した。

 そのまま斜面を転がり、背後のラプトルへ迫る。

 奴はギギッと吠えて後方へ跳んだ。


 シアは更に剣を振るう。

 二撃。三撃。

 次々に竹が輪切りにされ、後方へごろごろと転がり落ちていく。


 恐竜は後ろ足の負傷を本能的に避ける習性がある。

 銀色のラプトルも例外ではなかった。

 いや、高い知能を持っているがゆえ、奴は他のラプトル以上に負傷に敏感になっているらしい。

 跳躍して飛び越えることはできるが、着地地点に竹が転がり込み、それを踏もうものなら転倒する。

 その未来予測が奴の足を止めた。


 クオオオン、クオオオン、と奴は恨みがましく鳴いている。


「今です! こっちに!」


 斜面を駆け上がったシアは更にいくつもの竹を切断し、奴を足止めした。

 俺も申し訳程度に矢を放ち、その足を止める。

 そして大きく迂回してルーヴェの住処へ戻った。


「ワカ! シア!」


 三羽の鳥を連れ、恐竜の頭蓋骨をかぶったルーヴェの姿が見えた。

 鳥たちはしきりに前足を振り上げて大暴れしており、ルーヴェがぐいぐいと手綱を引いている。

 手綱といってもあぶみがあるわけではないので、実質『首絞め紐』だった。


「なんかいる! いそいで!」


「ああ!」


 斜面を飛び降りた俺たちはルーヴェの下へ駆け寄り、鳥に乗った。

 三羽の鳥は怯えているらしく、しきりにどこかへ走り出そうとしていた。


「きり、あっち!」


「お、おい乗り方は?!」


「行きたくない方向へ行こうとしたら紐を引っ張って止めてください! いいからお腹を蹴って!」


 言われるがまま鳥にまたがり、その腹に蹴りを入れる。

 くけーっと鳴いた鳥たちは尻を揺らして一斉に駆け出した。






 竹藪の向こうに見える世界は紫から黒へと変わりつつあった。

 完全な闇に包まれれば鳥たちは進めなくなる。

 その前に安全な場所へ逃げ込む必要があった。

 あの銀色のラプトルをかわせる場所へ。


 鳥が蹴り上げた湿った黒土が後方へ流れていく。

 こいつらは馬並みに速いようだ。


「ルーヴェ! このまま霧のところへ行けるか?!」


「むり。とり、もたない」


 それに、とルーヴェは険しい顔を見せる。


「よる、ほねのいみない」


「……!」


 ルーヴェの恐竜避けは、恐竜が視覚に頼って活動する日中しか効果が無いらしい。

 夜は恐竜側が嗅覚に頼って行動し始めるので、いくら骨をかぶっても無意味なのだろう。


「どこかにかくれないとみんなしぬ」


「しかし……!」


 俺は後方を振り返る。

 そこにラプトルの姿は見えなかった。


(……?)


 おかしい。

 なぜ奴は追って来ない?


 あれほど怒っておきながら竹の罠程度で俺たちを見逃すはずが、と考えたところで寒気を覚える。

 ここは竹の密集地帯。

 大型生物が入ることのできる経路は限られている。

 なのに今、ルーヴェは鳥を連れてきた。


「みち、ある。ほそいみち」


 ルーヴェは俺の問いにそう答えた。


「いつもはわな、おいてる。でもいまもどってきたとき、はずした」


「……!」


 道。

 罠を仕掛けてはいるものの、生物が通り抜けられるほど『開けた』道。

 この竹藪の密集地帯に不自然にできた『未知』

 あの賢いラプトルがそれに気づかないわけが――――




「シア! ルーヴェ! 待ち伏せだ! 止まれっっっ!!!」




 先を行く二人に叫んだが、手遅れだった。

 斜め上方の闇に銀の鱗が閃くや否や、先ほどのシア以上に小気味よいすぱっという音が聞こえる。

 かぐわしい竹の芳香が漂い、次の瞬間、落下の勢いを得た竹槍が周囲に降り注ぐ。


「くっ!」

「えっ?!」


 血しぶきが上がった。

 シアの駆る鳥の胴体に竹槍が突き刺さっており、乗り手は今まさに地上へ落下するところだった。

 彼女はかろうじて受け身を取り、俺が伸ばした手にしがみつく。

 竹槍の直撃を受けた鳥が悲しそうに鳴きながらその場に残された。


 コアア、と竹によじ登ったラプトルが吠えた。

 あの長い爪を竹の節に引っかけているらしい。


「野郎……!」


 俺は矢を番えたが、奴はあざ笑うようにじっと俺を見つめていた。

 射てもかわされる。

 その直感に歯軋りする。


「!」


 奴は猿のように竹から竹へ飛び移った。

 いや、重量のせいで大きくしなる竹から竹へ『渡る』と言った方が正しい。

 くねくねと屈曲し、のけ反り、しなる竹の上を銀のラプトルが跳び回る。

 はらはらと散った竹の葉が湖面にたゆたう舟のごとく揺れ、世界に降り注ぐ。


「な、なんて動きを……!」


「あれ……あんなとかげ、しらない!」


 再びすぱっと竹が切れる音。

 進路上に竹槍が降り注ぎ、鳥がのけ反る。

 そこへ新たな竹槍が降り注ぎ、鳥が串刺しにされた。


「う、あっ?!」


 ルーヴェが振り落とされ――すんでのところでシアに手首をつかまれる。

 そして三人分の体重を乗せた鳥が苦し気に呻いた。

 これでは走ることすら怪しい。


 クオオオオ、とラプトルが快哉にも似た雄たけびを上げる。

 俺は振り返り、奴が二秒後に居るであろう地点へ向けて矢を放った。

 だが奴はしっかりと俺を見据えていた。

 子の仇である俺から目を離すなんてことはしなかった。


 ひょうと飛来した矢を奴は軽々と避けて見せる。

 そしてまた竹から竹を渡り、俺たちの頭上へ。


「だめ! おいつかれる!」


「……!」



 刹那、俺の心を再びの後悔が焼いた。

 矢さえあれば。毒さえあれば、と。



 だがその時、同時に去来する想いがあった。

 矢も毒もとっくに失ってしまった。

 なのになぜそれを求めるんだ、と。


 ――――「矢と毒が無ければ戦えない」?


 違うだろう。

 弓矢は戦いの道具だ。

 戦いの道具に「こうでなければならない」なんてものはない。


 矢が無いのなら、使わなければ良い。


(――!)


 気づくと同時に叫ぶ。


「シア!」


 叫んだだけで鳥が均衡を崩し、シアが怒鳴り返す。


「何ですか!?」


「骨を寄越せ! ルーヴェもだ!」


 シアとルーヴェは問い返さなかった。理由も聞かず、手持ちの骨を寄越す。

 その中にちょうど良い大きさのものがあった。

 親指よりも短く、尖った骨。


(……!)


 重量に問題はない。

 後は――。


 細工を終えると、手綱をルーヴェに任せ、夜の近づく空を睨む。


(――いた!)


 ラプトルが竹から竹へ飛び移っている。

 俺はうつぼの矢を番え、弦を鳴らす。

 正確に一秒後の到達地点へ飛んだ矢に、ラプトルが急停止した。

 竹が左右にしなり、恐竜がコアアア、と吠える。


 その口目がけて、俺の二射目が放たれた。

 ナイフで切り込みを入れた骨の矢。

 いや、より正確には骨の『弾弓だんきゅう』。


 過去、エーデルホルンの銃を真似して編み出された射法。

 威力は矢に劣り、速度も照準も褒められたものではないが、今はこれしかない。

 否、『これでいい』。

 なぜなら――


 びゅっと飛んだ骨の礫がラプトルの顔近くに生える葉を打ち抜いた。

 コアア、とラプトルが身を傾がせる。


 俺は三度、弓を引く。

 ラプトルが射殺すがごとき目つきで俺を見下ろしたが、奴に俺の矢は見えない。

 弾弓にやじりはない。

 弾そのものも指で包んでいるため、どれほど優れた視覚を持っていたとしても、飛ぶ方角を目視で予測することはできない。

 そして飛来するつぶては闇に紛れてしまう。


 すぱあん、と竹を骨が打つ。

 威力には欠けているが、感覚器官に当たればひとたまりもないだろう。

 ラプトルが驚いたように竹を渡る。


「惜しい!」


 シアが骨を砕き、切り込みを入れる。

 俺は宵闇に浮かぶ銀の姿目がけて次々に骨を放った。


 五射。六射。七射。

 八。九。

 十。


 十一。

 十二、十三、十四。

 十五。

 十六。

 十七。


「ふっ……はっ……!」


 幾度となく骨の弾丸を浴びたラプトルはとうとう竹から滑り降りた。

 負傷しているのではない。

 継戦することの不利を悟ったのだろう。


 仇討ちは闇雲に行うものではない。

 確実に、確実に遂行すべきもの。

 奴はそれを知っている。


 クオオオオン、という鳴き声を聞きながら鳥は竹藪を抜けた。


(……)


 確信があった。

 奴は俺を追って来る。


 もしかしたら、霧の外へ出られたとしても。






 裾を大きく迂回して山を一つ越える頃、世界は漆黒に包まれ始めた。

 俺たちはやむをえず鳥の足を止め、身を隠す場所を探す。

 鳥はすでに満身創痍で、嘴からどろりとした唾液を泡立たせている。


 闇の中、あちこちで恐竜たちの鳴き声が聞こえていた。

 奴らの一部は眠らないのだろうか。


 鳥から降りたルーヴェはきょろきょろきょろきょろとあちこちに目をやっていた。


「こっち! こっち、においしない!」


「匂い?」


「そう! においしない! だいじょうぶ!」


「恐竜より鼻が良いわけじゃないだろ、ルーヴェ」


「? そうだけど、わたしにおい、しってる」


「……」


 相変わらず意味不明だった。

 基本的な意思疎通は問題なくできるのだが、時折彼女は訳の分からないことを言う。


 俺の肩をシアが叩いた。


「構いません。今は彼女を信じましょう。それより――」


 黒衣の剣士はちらと鳥を見た。

 そしておもむろに剣を振り上げる。


「待て」


「待ちません。あのラプトル、今まで見た恐竜とは何かが違います。確実に、ここで振り切っておかなければならない」


「分かってる。だからそのままじゃダメなんだ」


 俺は上着を脱ぎ、鳥に引っかけた。

 本当は下まで脱いでしまいたかったが、それでは靭を吊るせない。


 俺たちは頷き合い、鳥の尻を切りつけた。

 大きく飛び上がった鳥がでたらめな方向へ走り出していく。






 ルーヴェに手を引かれ、俺とシアは絶望的な気分で走った。

 周囲は一面の闇。

 どこから何に襲われても不思議ではない。


 だがルーヴェの歩みに迷いはなかった。


「こっちだめ! おおきいのいる!」


 彼女は的確に危険な方向を察知し、俺たちを安全な場所へ導いているようだった。

 ――この土地の『安全』が俺たちにとって本当に『安全』なのかはさて置き。


 ややあって、俺たちは石室のごとき洞穴に臨んでいた。

 そこは石壁にぽっかりと開いた大穴で、周囲に恐竜の姿はもちろん、哺乳類がいる気配すら感じられなかった。

 シアが火打ち金を鳴らし、明かりを灯す。




 誰も、言葉を発しなかった。




 洞穴の傍には見事な果樹が一本、植えられていた。

 その枝には誇示するかのように恐竜の頭蓋骨がぶら下げられている。

 ティラノや、アロらしきものもある。


 その中には、人間の頭蓋骨も混じっていた。

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