第8話 【登場人物紹介】
【登場人物紹介】
<ワカツ>
上下左右に曲がる『蛇の矢』と矢毒を操る。
長い黒髪にニシキヘビの髪留めを巻いた男性。目の色は青。
正装である袴と草履の代わりに黒いズボンと革のブーツを履いている。
衣服の上には透けた緑色の狩衣を着用。
祖国への高い忠誠心を持つ反面、目上の人間に過剰なまでの高潔さを求める問題児。
好物は砂糖水に漬けた野菜。
通称:蛇飼いワカツ。
<オリューシア>
エーデルホルンの精鋭。
蝋燭の火を思わせる、山吹色の長い髪を持つ女性。目の色は黒。
長い髪が片方の目を隠している。
銀糸で縁取られた黒い軍服を着用し、透き通る長剣を所持。
恐竜の存在を葦原へ伝えに来た人物。
ある程度恐竜の生態を理解しており、必要に応じて情報を開示している。
【大陸の五大国】
<エーデルホルン>
寒冷な気候の北部を統治する大国。
国旗にはトナカイが描かれている。
軍の主力は『騎士』と呼ばれる陸軍であり、銃や大砲といった技術も発展している。
色白の人間が多い。
不凍港を求めてしばしば南進しており、葦原とは過去幾度となく戦争状態に陥っている。
現在はザムジャハルの侵攻が続く西部に軍の主力を置いているが、横目では常にブアンプラーナを窺っている。
砂漠での戦闘に不慣れなため、ザムジャハル本土には踏み込めずにいる。
国土が接していない唐との関係は良好。
<ブアンプラーナ>
温暖湿潤な大陸東部を統治する国。
国旗には麦が描かれている。
男性国民の多くが禿頭であり、紫色の布一枚を引っかけた姿で暮らしている。
世界最強の『象軍』を擁しており、周囲の国家から恐れられている。
一方で王室周辺の腐敗が著しく、象の飼育に国費の大半が投じられ国民が貧しい生活を強いられるなどの問題も多い。
現在は象の保護を司る集団と王室含む権力者層が対立している。
葦原とは友好関係にある。ザムジャハルを除く二か国とも一応親交がある。
<葦原>
降雨量の多い大陸東部を統治する国。
国旗には緑の草が描かれている。
国土は五大国中最も小さいが、『武士』『忍者』といった独自の戦闘集団を擁している。
周辺諸国から頻繁に侵攻を受けた歴史を持ち、その度にブアンプラーナの救援を受けている。
陸上戦闘では他国に劣る反面、海上戦闘では無類の強さを誇る。
<唐>
乾燥した大陸南部を統治する国。
国旗には白い焔が描かれている。
五大国中最も広い国土を持つが、現在は統一されておらず、複数国家が乱立している状態。
浅黒い肌の人間が多い。
葦原と文化的な近縁性を持っているが、友好国ではない。
最古の王国でもあるが、国主の移り変わりが激しく、他国の王室と強い結びつきを持つわけではない。
エーデルホルンと同じくザムジャハルからの侵攻に晒され続けている。
<ザムジャハル>
砂漠化の進む大陸西部を統治する国。
国旗には幾何学文様が描かれている。
国土の大半が広大な砂漠であるため他国の領土へ頻繁に攻め込んでおり、冒涜大陸へも幾度か侵攻を試みている。
基本的に友好国が存在せず、大陸の国家すべてに宣戦布告している。
他の四国家からあぶれた人々の移住先ともなっており、様々な国の文化・技術が流入している。
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