序章【登場人物】
人物集・所属別
(※序章の結末までを含んだ内容あり!)
◇外套一派◇
https://kakuyomu.jp/users/1184126/news/16818093078967056381
◆リンリ【『
肩の辺りで切り揃えた銀髪に、
人ならざる特徴を身体に持ち。髪と同じ銀色の狐のような獣の耳、背部を覆う毛皮、同じく狐のようなフサフサとした尻尾を
見かけの齢は十代の後半といったところ。少女とも大人の女性とも言い表せるものであるが、純真な振る舞いや、大人の艶やかさよりも少女的な可憐さの方が上回る為にどちらかというと若く幼く見える。
長い
感情を
彼女の気質はその
馬車や古びた宿など。特に珍しくもない物、妙な物にも目を輝かせて興味を持つ愛嬌がある。
通して穏やかで友好的な
身に
統巫として何かしらの使命を帯びて、遠方へと向かう途中にチィカバの町に訪れたらしい。
その正体は、
彼は
生死の境、辛うじて意識を取り戻した際に、系統導巫との間に『ある
しかし何の因果か。不可解に
統巫であって、その
◇◇◇
https://kakuyomu.jp/users/1184126/news/16818093078537008843
◆『 』【
金と銀の髪と眼をした、美しくも人ならざる身体的特徴を持つ、無垢であどけない可憐な少女。
リンリを保護し、絆を深め。予期せぬ悲劇に見舞われた彼との今生の際に、それを否定する為、自分自身の“全てを委ねる”契りを交わした。
◇◇◇
https://kakuyomu.jp/users/1184126/news/16818093084519457063
◆サシギ
リンリの従者。系統導巫の
長めの髪を頭の片側で結び、身体の前へと流した髪型をし。背丈は女性にしてはやや高め。体格は痩せ引き締まっているが、胸の辺りは豊満。固そうな性格を想像させる線の整った凛とした顔の女性。
特徴的な紅い髪をしており。
身体を鳥の姿に寄せる力を持ち、鳥人の姿に化身すれば人間一人を掴んで短時間だが飛翔できる程の
また身体から抜いた羽根は、水気で湿らさなければ僅かな火種でも
◇◇◇
https://kakuyomu.jp/users/1184126/news/16818093084519485303
◆シルシ
リンリの従者。系統導巫の眷属、使従の一人。
薄蒼い左右に結った髪に、
齢不相応な年寄りじみた喋り方をするが、実の祖父のしていた喋り方を本人が気に入って真似ているだけであり。そこに深い意味は無い。
元はチィカバの町の技師として名を馳せた名家の一人娘であったが、両親は実家と訣別し、より将来性のある商家として独立。技師の家柄という伝手を利用し、土地境のたたらの町と、山間奥地の鉄山を所有する村との仲介を執り行う商業形態を整えた。
苦節数年。商家としての事業が軌道に乗るが、程なくして彼女の両親は街道の水害を
彼女は祖父にとても良く懐いたものの。彼女の祖父は『技師』という立場や矜持から町の急激で無茶な改革に異を唱えてしまい。厄介者の老体として町から干され、彼女共々追い立てられてしまった。
その後は山々を越えて、系統導巫に仕える一族の住む集落に匿われ。彼女は心身ともに疲弊した祖父を看取る。その際に、土地に何かを『願ってしまい』現在の人外の身へと変化してしまう。
変わり果てた身体に困惑し、恐れを抱き。彼女は一人集落を抜け出して、故郷のチィカバに引き返してしまうが。そこで心無い言葉を浴びせられ、人間不信に陥り、再び集落へと引き返した。そんな経緯があり、現在の立場に落ち着いたという。
彼女にも思うところは有ったが、彼女自身の在り方を問うリンリの説得に根負けしてしまい。使従としての矜持を示すため、何より彼女自身の過去に見切りを付けるため、チィカバの町を水害から救う際の立て役者となると決める。
途中で出逢った祖父の昔馴染みの技師より、ある昔話を聞かされ。今更ながら亡き祖父の真意を悟ってしまい、また、浴びせられた心無い言葉が『自分を守る為の』裏腹なものだった感付いてしまい。涙を流しながら深い水の底に沈んでゆく。
◇チィカバの町◇
◆ニエ
リンリが選んだボロ宿【
宿を『個人的な好み』と見定め、
宿の理念に理解を示し、身分を明かして律儀に宿泊を決めてくれたリンリ達四人。かような稀人の御客達を彼女なりに丁重に
失礼な『申し出』だと認識しつつ、リンリ達に『町の外の話』を語って欲しいと頼み。その席で自身の悩みを打ち明け聞いてもらう。
リンリから返された諭すような言ノ葉は、彼女の心に僅かながら変化をもたらす事となる。
夜の嵐の後、決壊寸前に迫った貯水場に彼女はリンリ達を心配して追って現れ。なんと、会話から得た情報で、自分の身を【ヒトバシラ】として犠牲にし貯水場の決壊を防ぐ策を提案する。
当然にリンリから拒否され、バカな考えを『改めるよう』にと何度も繰り返し叱責と確認をされるが、それでも彼女の意思は
人知れず贄となり、人柱として町を救ったニエ。町の人間は誰一人として知らずとも。まるで彼女を
◇◇◇
◆ニウラヌ【
過去の約定から町への不干渉を貫いていた。
だがリンリ達の水害への奮闘に心を打たれ。これはこの町への干渉ではなくて『頑張る少女達を応援するだけ』と建前から、気が付かれない程度に“ほんの少しだけ”
◇その他◇
https://kakuyomu.jp/users/1184126/news/16818093079910859929
◆ヒノアサメ【
此土の『恒久的存続』を理念とする集団に属する統巫の一柱。放置すれば世の
厄災【
◇◇◇
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