第五話 魔法学院と青年

 王都リカードの中央に、天高くそびえ立つ国王の住まう城がある。

 その近くに建てられたのが、広大な面積を有している魔法専門の教育機関〈リカード魔法学院〉。


 この学院では、将来の国で働く魔法師を教育するために新設され、生徒は寮で生活することになっており、四年間学院で生徒たちが自らが生活するシステムになっている。

 親元を離れて生活することになるが、親にとって学院生活が家業などの負担になることが無いようになっており、入学者は入学金から学校生活にかかる費用までの全てを国が持つことになる。

 子供にとっても自分で身の回りのことを行い、魔法を使った仕事などを斡旋されることにより、今後独り立ちをした時も問題なく生きていけるようになるという訳だ。


 どこの家庭も、この学院に自分の子供を入学させたいと思うだろう。

 クラス替えも、よっぽどの問題が起こらないと変わらないようだ。


 どうしてこんな情報を知っているのかだって?

 その答えは簡単で、単に俺が試験に合格して学校には入れたからである。

 試験時間にはギリギリ間に合い、試験問題も簡単だったので軽々と終わらせて入学した。

 クロエの方も問題なく教師として務めることだ出来るようだ。

 あの料理屋の看板娘のリーシャも、いつの間にか学院の試験会場に到着しており、無事に突破していた。


 まあ、試験の時に少しやらかしたような気がするが気にしないことにしよう。






―――――













「それではただいまより、試験を開始する」


 胸にリカード王国の宮廷魔法師の資格である紋章が入った男性の試験官が、試験の開始を宣言する。どうやら彼が今回の試験監督官であり、周りの試験官に指示を出しているので、主任試験官のようだ。


 今回の入学試験は実戦形式の試験で、魔法の威力や使い方などを見る。

 つまり、魔法がまともに使えない者は落とされるという、いたってシンプルな試験だ。


「まずは一番!前へ出て、あらかじめ指定した魔法を放て」

「はい!」


 主任試験官の声で、ちょっと賢そうで、所々に金の刺繍が入った服を纏っている小顔の男の子が前に出る。


「よろしくお願いします!」


 元気に挨拶して、魔法を放つために手を前に出す。

 試験官は二人で男性と女性が一名ずつ。

 手元には用紙を持っており、そこに試験結果や内容を書き込むのだろう。

 

 女性試験官が、試験内容を言い渡す。


「それではあなたの使える火属性の魔法を、あそこにある木製の的に向かって使用してください」

「分かりました!」


 男の子は突き出した手に、魔力を集める。

 的は大体十メートルぐらい先に設置されており、ある程度の素質がある者ならば簡単に到達することができる距離だった。


「―――火の妖精よ、我が魔力を糧とし力を顕現せよ!火球ファイヤーボール


 男の子は詠唱を行い、手から野球ボールぐらいの火の玉を発現させ、的に向かって勢い良く飛ばす。

 見た目は強そうだが、火球が当たった的は少し焼けこげるぐらいだった。


 ちなみにさっきの聞いているだけで恥ずかしい言葉は、魔法を発動するのに必要な〈詠唱〉とされる技術で、初心者の魔法師はイメージをはっきりと付けるために言わないと魔法を発現できない。


 だが、魔法文を使ってもあの威力では、もしもの時に使えない。

 魔物や手練れの魔法師は、こちらが詠唱を終わるのを待ってくれるわけではない。

 たとえ詠唱ができたとして、魔法を発動しても、あの程度の威力なのであれば、返り討ちにされるのがオチだ。

 学院でどこまで成長するかが楽しみである。


「そこまで、素晴らしい魔法でした。あれだけしっかりと形になっているのは、初心者でも凄いですよ」

「ありがとうございました」


 男の子は自分の席へ戻っていく。なぜか満足そうな顔をしていた。

 試験官も素晴らしいとか言って褒めていたが、あれぐらいのどこが素晴らしいのだろうか。

 もしあの魔王戦の時にあんなのが居たら、一瞬で存在ごと消されているだろうな。


「次!」

「は、はい!」


 俺の隣に座っていた、何かのマークが入ったローブを来た女の子が前へ出た。

 試験官がそれを見て、驚いた表情をしている。


「あなたが来ているローブのマークって、まさか……」

「え?あ!はい、リドール師匠のマークです」


 リードル?何処かで聞いたことがあったような……。


「リドールというとあの大賢者リドール様のか?」

「は、はい!」


 大賢者?

 そういえば昔、俺に弟子入りを志願して、唯一弟子として認めて魔法を教えたやつにそんな名前の奴がいたような……。

 ああ、確かあの時の女の子が確かそんな名前だった気がするな。

 たしか流石に十年も弟子として頑張った記憶を消したら、可哀想だと俺が記憶を残した一人だったかな。

 でも、殆どが努力だけで補ったようなもんで、魔法の才能は無しに等しかったと記憶しているんだが……。


「あなたはあの方の弟子なのか?」

「は、はい、この試験を受ける前に免許皆伝を頂きました」


 ふむ、師匠はともかく、免許皆伝を貰えるほどの腕前を持っているとは、なかなか出来る子のようだ。


「おお!それはすごい!」


 試験官が二人が見合って頷いた。


「あなたが免許皆伝を言い渡されたと言うことは、それだけの実力があると認められたという事。それにより試験を合格とする」


 有名人の名前がでて、その弟子を卒業しただけで合格できるような、横暴が通じるのかこの学院。

 ただでさえこの試験で半分は落ちると言われているのに、その一枠を貰われてしまった。

 そんな試験でいいのか?試験官。


「次、三番」

「はい」


 ここから先、番号順に魔法を披露していく。

 緊張で魔法が発動できなかった子、思ったように魔法がコントロールできなかった子、指定された魔法とは違う魔法を発現してしまった子など沢山の試験が実施された。

 俺は最後に来たので、もちろん試験実施も一番最後になる。

 よって、低レベルな魔法など見る必要はないと思い寝ることとにした。


「……番!……番!ほら、そこの最後の方、あなたの番ですよ!」


 俺は体が揺らされるのを感じて、目を開ける。

 すると、試験を受けていた受験生のほぼ全員が俺の方を見ていた。

 傍に試験官が睨んでいることから、どうやら寝ている間に俺の番になったらしい。


「あ、すまない。寝てしまった」

「ええ、分かってますよ。起きたなら、早く試験場所に移動してください!失格にしますよ!」


 俺は試験官の言う通り、地面に横一本の線が引いてある部分まで移動し、手を前に出して構える。

 移動しているときに受験生達の方を見たが、最初に受けた男の子は余裕な顔をしていた。

 どうやら他の子たちはあれよりも酷いらしい。

 何度でもいうが、あの大きさの魔法で満足してるとか、ありえないな。


「じゃあ君には、水魔法でもやってもらおうかな」

「わかりました」


 俺は水魔法の呪文を思い出そうとした。

 確か、水の精霊が何とかって言っていたような気がする。

 しかし、長い間無詠唱で魔法を使ってきたので、遥か昔のことなど完全に忘れてしまった。


 さて、どうしたものか。

 このままでは魔法を使えないうことで失格になってしまう。

 クロエなら多分上手いことやって教師になれるだろうから、問題ないだろうし。


 もう、無詠唱でいいか。魔法も適当で。

 ああ、でも言葉だけは発しておかないとな。


「『水魔法????』」


 俺はそう言って魔力を練り上げ、魔法を発現する。

 その場にサッカーボールぐらいの水の球が完成し、指を的の方へと振ると、水の球は真っ直ぐ的に飛んで行った。

 当たった瞬間、的はその場で砕け飛んだ。

 適当に手加減してみたのだが、思ったよりも

 壁ごと吹き飛ばすつもりだったんだが、まあいいか。


「む、無詠唱で魔法を使うだと……」


 試験官はというと目を見開いて驚いていた。

 まあ無詠唱を使えるのは冒険者で言うとB級、中堅ぐらいからだろうな。

 俺の居た時代には、そこらへんにざらに居たが。


「き、君は無詠唱で魔法が使えるのか?」

「ええ、まあ」


 無詠唱なんて、対して珍しくもないだろうに。

 昔は神位級の更に上位とされる超級魔法を無詠唱で発現させていた奴もいたな。

 なんならそれを軽々しく避けていた奴もいた。


「ほ、他にもできるのか?」

「はい、できますよ。なんならやって見せましょうか?」

「だったらある程度の威力で、他の属性の魔法を撃ってくれ、一度に全部撃つのは無理だから、一つずつだな」


 うん?全部一緒に撃てない?何を言っているんだ?

 いやいや、属性魔法の同時使用ぐらい、二つなら誰でもできていたぞ。

 もしかしてこの時代、俺の思っている以上に魔法文明が進化するどころか、退化してしまっているのかもしれないな。さっきの試験内容を見る限り。


「全部、一度に撃ちましょうか?」

「いやいや、何を言ってるんだ。全てを一度で撃つのは不可能だ。魔法を使えない一般人でも知っているぞ?」


 俺は手を前にして魔法を発動する。

 複数の属性の魔法使用なんて、魔物と戦うのなら必須なんだがな。


「『七色体現オールエレメント』」


 俺は胸の前で左手を開き、右手の人差し指をその左手の手のひらに差すように当てる。

 瞬間、俺の周りに七色の球体が発現し、それぞれが自身の属性を表すように力強く光っていた。

 別にこんな行動を起こす必要は無いのだが、詠唱方法を忘れたので、形だけ示しておこうと考えたのだ。

 因みに今回は、威力を前回の訓練時よりも、更に抑えて速さを上げた仕様になっている。


「なんだ!?あの魔法!」

「おいおい、あいつ今、魔法の詠唱以前に魔法名も省略してなかったか!?」


 周りの観衆が騒がしい。その程度で驚かれても逆に困るんだが。


 右手の人差し指を、残っていた的の方に飛んでいくように振った。

 球体は意思に従い、視界でギリギリ認識できる速度で飛んでいき、残りの的全てに当たり、綺麗に消滅させる。

 今回はブラックホールも抑えているからか、魔法を全部吸い込めず壁の一部が焼け焦げたり、水で濡れたり、抉れていたりしていた。


「う、嘘だろ……」

「そんな……有り得ない……」


 試験官もびっくりして声も出ないようだ。

 女性の試験官の方はびっくりして、腰を抜かし座り込んでいる。

 一番最初に試験を受けた男の子は、目玉が飛び出るんじゃないかと思うほど唖然としていた。


「これでどうでしょうか」

「あ、ああ、すまん、少し待ってくれ」


 男の試験官はすぐに現実に戻ると、女の方を手で立たせて話し合いを始めた。

 俺はその間、自分の席に戻る。

 すると二番目だったおとなしそうな女の子がいつの間にか隣に席を移動しており、俺に話しかけてきた。


「き、君すごいね!」

「ん?さっきの魔法のことか?」


 女の子は、コクっと一回頷く。


「他の属性魔法を一度に出すなんて、この世界じゃ私のおば……師匠くらいしかできなかったんだよ!」


 なんだ使える奴いるじゃん。誰だよ、不可能とか言っていた奴。

 もし俺の記憶が正しければ、そのリードルって奴が魔法を教えていた弟子の一人なら、使えて当然であり、当たり前だ。あいつがド派手で強力な魔法を使いたいって言って、一週間ほどかけて研究し、開発したモノなんだから。


「そうなのか?」

「そうだよ!師匠は「私の恩人であり、魔法の大師匠教えてもらった」って言ってたけど、私は使えなかったんだ」

「へぇ、大師匠ねぇ……」


 もしそれが俺だったら、俺が大師匠だってことになるのかな?

 まあ、生きているとは思えないが。魔王の戦いのときに、余波が酷くて、広い範囲を更地にしてしまったしな。


「そういやさっき、おばあちゃんって言いかけていたけど、なぜ言い換えた?」

「あ、いや、その……」


 女の子は少し縮こまってしまい、言葉に詰まる。

 何やら簡単には言えないような、深刻な問題を抱えているようだ。


「済まない、話したくないならなさなくてもいいぞ?」

「いや、大丈夫」


 女の子は一息つくと、俺の方を見る。


「じゃあ話を聞こうか?」


 女の子は少し間を置くと話し始めた。


「実は私の師匠、リードルは血のつながったおばちゃんでもあるの」

「ふむ、つまりはお前はその大賢者の孫というわけか」

「そういうこと」


 賢者の孫……それが本当なら凄いことだ。

 魔法使いとして大成してしまったものは、ある程度のレベルを超えると子供どころか子孫を、何故か残すことが出来なくなる。

 魔法を使って強制的に残すこともできるが、それを行うと子供の方は病弱の状態で誕生し、すぐに死んでしまうのだ。その反面、魔法に関しての才能は凄まじいものとなる。


 まあこの女の子が魔法で生み出されたかどうかは分からない。

 だが、リードルが大賢者と呼ばれる魔法をある程度使える者ならば、その可能性が高い。

 作る過程で血を使用するし、言葉の意味としても間違っていないしな。

 この学院に入学したという事は、寿命短いため外の世界を楽しんで来いと言う師匠の隠された言葉でもあるのだろうか。だが、まだまだ育てられるな……。

 

 自分の血縁関係を隠したくなるのも、正直分かる。

 血のつながりがあると知れば、大賢者の弟子は自分の孫だか贔屓したなんて言われでもするだろう。

 そうなれば、この子が周りから孤独してしまうことになってしまう。

 贔屓したなんて言われている子と、誰が仲良くしたいなんて思うんだろうか。

 

 さらに言えば、魔法使いが自身の力で強制的に子や子孫を残すことは良いが、それを行うための魔法のいくつかは禁忌とされ、発動どころか魔法名を言うことも禁じられている。

 その魔法が〈生命創造アーティフィシャルライフ〉と呼ばれる魔法である。


 俺としては魔法とその技術があれば、禁忌だろうが危険だろうが他はどうでもいいがな。


「その師匠から、免許皆伝をもらったんだって?」

「うん、なんか「そろそろ私に魔法を教えてくれた大師匠が現れるだろから、私から教えられることは何もないよ」って言われて免許皆伝をもらったの」


 誰もが名前を知る大賢者リードル。

 その大賢者を育てた師匠、そんなのがおいそれと姿を現すのだろうか。

 もし現れるのなら会ってみたい。


「その大師匠のこと何か聞いてるの?探すなら特徴ぐらいは聞いてるだろう?」

「うん確か、おばあちゃんは銀髪の男だって言ってた。あとはあれかな……」


 女の子は少し間をあけて言う。



 ――――魔王を倒した伝説の勇者様だって。



「ん?勇者様?」

「うん、そう言ってたんだ。信じられないけどね」

「……へぇ」


 あ、ごめん。それ俺です。


 ということは大賢者リードルは、俺の教え子ってことで間違いないのか。

 そうなると、この女の子は俺の弟子の弟子、つまりは孫弟子にあたるのか。


 はい、大師匠に会えたね。この子は凄い幸運だな。


「おい!最後に試験を受けたやつ、もう一度出てこい!」


 俺が思案してると、試験官たちが話が終わったのか俺を呼んだ。


「じゃあ、行ってくる」


 女の子にそういうと、俺は席から立ち上がって試験官たちの方へと近づいた。


「なんでしょう」

「君はさっき放った魔法を、何かしらの仕掛けを施して、同時に発動したと見せかけた、とかではないよね?」


 あー、これはなんだ、つまりは俺がさっきの魔法が何か外部の仕掛けを使ってやってると思ってるのか。


「いえ、正真正銘の自分の魔力だけですが?」

「そうか‥‥なら今度は出したまま、浮遊させてくれないかな」

「いいですよ」


 俺は手をポケットに入れて立つ。

 今回は別に飛ばすわけじゃないから、指示を出すため手を出す必要がないからな。

 なんかこの部屋、寒いし。


「『七色体現オールエレメント』」


 俺は再び魔法を発現させて、空中に浮遊させる。


「おお!改めて見てもすごいな……」


 試験官はそれをまじまじと見る。

 女性試験官は腰が治ってないのか椅子に座ったままで、こっちを見ていた。

 男性の方も、目が一瞬だが光ったように見えた。


 どうやら鑑定魔法でも使用したようだ。

 それで俺の魔法の魔力が本人のものか確認しているのだろう。この魔法の解析は絶対に不可能なので、意味が無いだろうけど。


 無理に解析しようものなら、頭が処理できずに爆散する様に出来てる。

 まあ、魔力ぐらいは漏らしておくか。


「……よし!本人の魔力だ。間違いない、合格とする!後でこの部屋へ来てくれ。その他のものは後々合否の発表を行うから、それまで待機室で待っていてくれ」


 男の試験官は紙切れを俺に渡した。

 俺は席の方に戻ると、女の子が「やったね!」とサムズアップしてくるので、俺も手を軽く上げて返しておいた。


 俺は外の空気を吸うために外に出る。女の子も何故かついてきた。


「ん?どうした?」

「いや、私たち既に合格の判定貰ったよね?なら、一緒の場所に行くなら行動を共にしたらいいかなって」


 ほう、この女の子は頭の方も回るらしい。

 俺なんて一緒に行動するとか、合格場所に行くとか、何にも考えてなかったわ。


「そう言われれば、そうだな……おっと、そういえば名前を名乗っていなかった」


 いつまでも女の子なんて呼びにくいし、彼女も俺を呼ぶのに困るだろう。

 そういえば自己紹介用の名前、考えていなかったなぁ……。

 ちゃんとした名前はあるが、従者であるクロエ以外、誰にも教えたことがない。

 かと言って、ここで教えてしまうのもな……。


 よし偽名を使おう。バレたところでこれ以上に関わることはないし適当で。


「あー……、俺の名前は〈ジン〉、よろしくな」


 俺はジンと名乗ることにした。

 決めた理由は、昔の有名な御伽噺からなんとなく取ってきた。

 確か、剣聖の冒険譚だったかな。


 俺はこれからジンとして、この学園で少しの間だが過ごす。


「わ、私の名前はリフィアって言います!」

「よろしくねリフィアさん」

「よろしくジン君」


 俺たちは少し外の空気を吸ってから、紙切れに掛かれていた単純な絵地図に書かれた場所に向かった。

 向かった場所には校長室とルーン文字で書かれており、ノックして中に入るとクロエが立って待っていた。

 多分受かったのだろう、俺はクロエに頷くとクロエもまた頷き返した。

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