見事、スタート地点に繋がりましたね!
「物を作り出す力」と「物を使う力」は完全に別物なんだなと、つくづく思います。
前者は才能が必要ですが、後者はたぶん後天的に身につける常識やバランス感覚が必要。
輝男の周囲の人間関係が悪すぎたとしか言いようがないんですが、それでも大事な人たちが喜んでくれたことに希望を感じました。
作者からの返信
陽澄さん、こんばんは!
いよいよここでスタート地点ですね。なんというかこういう構成が好きなんですよね。
作り出す力と使う力、たしかに言う通りだなと思いました。そこの視点は構成の外でしたが、たしかにその通りだなと。
人を生かすも殺すも人しだい。まわりの存在もすごく大事なんですよね。
発明はいつでも諸刃の刃、本当にその通りですよね。
良かれと思っても、決して良き方向に向かわない。
それでも諦めず、不死鳥の如く立ち上がるのもまた、発明家の性。
発明家は、諦めや絶望以上に、信じる気持ちを強く持つ者なのかもしれません。
そうでないと、発明なんて出来ないですしね。
改めてそんな風に思えました。
作者からの返信
こちらもお読みいただきありがとうございます。
画期的な発明はまず悪いことに使われることが多いような気がしますね。発明をどんどん発展させるのも悪いことばかり。人間というか、大衆というモノはどうもそういう傾向にある気がしてなりません。
だからこそ。の、この作品なのですね。
本当はそう言う目的で考えた物じゃないだろう? と。
輝男見てると思うんだけど、天才ってこんなやつ多いですよね。
でっかいダイヤモンドを無造作に「はい」って渡して、みんな普通に喜ぶと思ってる。懐疑的になるなんてことを微塵も疑っていない。
たまたま鋭子は華やかな世界に居て、そういうものに慣れているから素直に喜べたし、たまたま虎子は逆にそういうところと対極の世界にいたから素直に喜んでくれた。それだけのこと。
なんでもない事のようにとんでもないことをやってのけるけど、それがどれだけ「とんでもないこと」なのかわかってない。
私事で申し訳ないけど、『GIFT』の山科はモデルがいるんですよ。
実話なんです、半分。
その子がやっぱり輝男みたいな子で、どっかズレてるんですよね。
そしていつも理不尽な目に遭う。天才が故のことなんでしょうが。
輝男には虎子・龍次兄弟と四天王、鋭子といった仲間がいて本当に良かったなと、つくづく思います。
そして投獄されたところには似たような仲間がたくさんいる。
そういう意味では、彼は幸せかもしれないですね。
作者からの返信
山科くんにモデルがいたとは!
しかも半分が実話ってすごいですね。
天才の書き方というのは、実はけっこう難しいと思うんですよね。
なにより感性そのものがずれている。私の周りにはそういう人はいませんでしたが、たぶん理解の追いつかなところがあるんだろうな、と想像しながら書きました。
すみません、時系列的に合わないと思うのですが大塚守男と輝男は同級生で、大学生をで、大体1年がたった頃だとすると、23,4だと思うのですが、それだと国会議員になれないかなーと思うのですが。また輝男の年が50代だと思うのでその点からも国会議員という設定はおかしいのかなと。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
議員資格の年齢確認を怠っておりました……25歳以上でした。おっしゃる通りで設定がおかしいですね。
ご指摘感謝いたします。
なにか別設定を考え直して修正いたします。
ありがとうございました!
輝男の善意の発明が悉く悪用されていった経緯が辛すぎます……
最後の最後まで心を通わせることのできなかった肉親とのことも重なり、輝男の心が深く傷つけられていったことがわかります。
脱走後の輝男が全てから解放されるといいのですが……
作者からの返信
テルオ篇は不幸と絶望の積み重ねのような感じなりました。
しかしそういう境遇でもテルオの心は明るい方を向こうとしていた。
なんといっても、それがテーマでしたね。
不幸は人の数だけあるものだし、それだって誰かと比べるようなものでもない、でも問題はそこから。それを土台として見つめつつ、明るい方に目を向けるのか、闇に同化していくのか。
物語とはいえリアリティも欲しいし、のせめぎあいですね。
ところどころのキーワードがすべてピースにはまっていく感覚は爽快です。
天才と呼ばれる男は孤独であったと、よく言われますが本当にそのように感じますね。でも輝男は親友をちゃんと大切にしたし、親友も素直に輝男を信用していた。輝男は天才でも孤独ではなかった事が良かったと思い返しました。
作者からの返信
ここでテルオのスタート地点、牢獄にたどり着く、という構成は書いてみたかったものです。テルオ編のラストが本編のスタート地点。そしてピースが出そろう、みたいな感じになっていればと。
テルオは孤独ではなかった。それがたぶんテルオをいわゆるマッドサイエンティストにしなかった最後の砦だったのだろうと。人類に対して最後まで希望と明るい面を夢想し続けた原因だったろうと、こんな風に思いながら私も書いてました。
おばあちゃん…
あなたが1番最悪だわ。
作者からの返信
こんばんは!
この物語ではけっこう嫌な人、問題ある人が出てきましたが、わたしもこのおばあちゃんが一番嫌なタイプだとおもってます。ちなみに私のおばあちゃんは真逆のとても素敵な人でしたよ。このモデルのばあちゃんはとある食堂で見かけたばあちゃんがモデルになってます。