輝男さん……トンネルが空いたままの独房に戻されたの?
それってすごくリスキーじゃない? 大塚所長が罠でも仕掛けたかと思ったんだけど、あっさり脱獄できたってことは……単に所長が甘いってこと?
作者からの返信
状況としては……もちろん脳内設定的にはですが、
虎子たちの乱入により刑務所内はパニック状態をひきずっています。独房はそもそも部屋数が少なく、テルオには簡単な補修をしただけで独房に十分閉じ込めておけると思っていた。
が、もちろん大塚ですので、もう一つ念のための防衛策を講じており、それは次章で明らかになります。まぁどちらにしてもテルオに対しては甘く見ているのは確かですし、そう思われるテルオにも問題があります。そのあたりも次章で明らかになるかと。
追記
すみません。この章で明らかにしていました。
所長が甘いというより、テルオが自ら行動を起こすことが計算外だった、として書いています。
たしか松平君は鋭子に魅了され、味方になった筈じゃぁ? でも違った?
早くに自分は見方だよと言えば、投げ飛ばされなくって済んだのにね。
でも、思いがけず輝勇の勇姿を見ることが出来たのだから、良かったね。
穏やかで弱そうな人でも、本当に怒れば怖いんだぞ!!
これには読者は胸のすく思いがしたことでしょう。
これって読者へのサービスかな? な訳ないか。
透明マントとか迷彩シートとかを、ず~っと以前にテレビで見たことがあります。
あれって輝男発明グッズだったんですねぇ、凄い!!
作者からの返信
そう、怒らせちゃいけない人ってのがいるものです。
普段物静かなだけに効果は抜群ですよ(笑)
このシーンは輝男にとって唯一の見せ場であり、年をとっても成長できる、ってことを書きたかったシーンなんですよね。ちゃんと自分で考えて、自分の頭と体を使って行動して、目の前の壁を壊す! まぁ私にとっても理想なんですよね。