第2話
念の発信源は機械を使えばわかる様になっている
その機械が作られた会社の様子がみることが出来るのだ
「念のしくみとその構造」
プロジェクターによって白いホワイトボードに映しだされた映像は語り出した
「念は物質そのものではなく」
映像のなかでは白衣を着たいかにもパリッとした人間がこれまたホワイトボードに書かれた文字と図を指している
「物質の動いた音」
動じることもなく説明はそのようにつづく
「その余波なのです」
新聞にはこうかかれた
「物質のあと」
TVのバラエティー探求番組ではこう取り上げられた
「念のしくみ~物理学では確認できなかった電子の動いた音が人間には聴き取れる~」
プロジェクターのなかの映像にもどる
「人間は電子の動いた音を聴き取れることが出来そこに含まれる情報をやり取り出来る
その情報は知覚を生み
物質があるかのように知覚をすることから
知覚のなかの物質と言われて来た
これを証明することにさえなるのだ
人間は知覚のなか交流があり情報には物質を感じさせたり物質に影響を与える命令信号といゆものがあるこれがエネルギーと言われるものだ」
機械は極限まで人間の脳に知覚を似せた手のひらに収まる小型のタブレットで自分の脳と連携させると繋がっている個体の名前が画面に出るだっけなので老若のオスメスに安価に広く販売され世界中の人間が何の疑問もなく手にもっている時代の代名詞とも呼べる機械となった
今や念の通話は普通でどころもパッとみでわかる様になったのだ
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