第7話 新たな力と試練

アルベルト達はようやくケィアモルヘンに辿り着いた。

しかしそこは既に魔物の支配が進んでいて、容易に進む事が出来る状況ではなかった!

アルベルト達は意を決し、前へ突き進んで行く。



暫く進むと草木もない場所に辿り着いた。

そこで待ち受けていたのは黒騎士が寄こしたトロールだった!

トロールの大きさは大の大人3人分程、およそ5メートル程の大きさである!


アルベルトもまた古文書でしか見たことがない魔物が目の前に現れた。

これは夢ではない!

だが悪い事ばかりではなかった。

古文書を読んでいたお陰でトロールの弱点を知っていたのだ!


アルベルトは囮になり、イエネファーに弱点の場所を教え攻撃させた。

するとトロールは一瞬怯んだが、イエネファーの攻撃は虚しく全くと言っていいほどトロールには効いてない!


古文書に載っていた弱点は間違ってなかったはず。

その理由は、黒騎士にある。

黒騎士が自身の力を使いトロールの弱点を違う場所に変えたのだ!


アルベルト達は懸命に攻撃をするがトロールからすれば無意味な攻撃であった。


そんな中アルベルトは自身の持てる最大の力で弓を引き背中のコブめがけて矢を放った!


すると、トロールは一変。

トロールの弱点は顔ではなく背中のコブに変わっていた。

防戦一方だったアルベルト達に勝機が見えた瞬間、

黒騎士が暗闇から現れた!


黒騎士とトロール相手にするのは流石に武が悪い。

再び防戦一方になってしまったアルベルト達の元にある人物が現れた!


その人物はアルベルトの持っている紋章を見た途端、

もの凄い魔力で黒騎士とトロールを退けた!


アルベルト達は一瞬でケィアモルヘンの山の中にいるある人物だと確信した!

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