恋愛進行中

祇園四条

第1話 恋の始まり

7月下旬。俺は今電車に乗っている。学校帰りだ。今日は終業式だから帰る時間が早い。

時刻は10時。それにしても...眠い!。昨日って言うか今日寝たの30分だけだからかな...。

俺の名前は安堂光一あんどうこういち。高校2年生だ。俺には好きな人が居る。その人は横に居る「津山栞つやましおり」だ。ショートカットで大人しい性格だ。

栞とは保育園以来からの幼馴染みで家も隣同士、お互い家族みたいな関係で家にも泊まったりお風呂に入ったりしていたが最近はどこかに遊びに行ったり泊まったりすることは無くなった。それに通学途中もお互いスマホに夢中になっている。ちなみに小中高と同じ学校だ。中学卒業までは特にそう言う感情は無かった。しかし高校入学してからだろうか。

気が付けば「好き」と言う感情が芽生え始めた。恐らく遊びに行くことと泊まることが無くなったのは栞の事が好きになったからだと思う。いつか告白しようと考えている。

栞「光一?」

俺「ん...ん?」

栞「めっちゃ眠そうやで?」

俺「あぁ...今日30分しか寝てへんからさ...」

栞「えぇ!?何しとったん?」

俺「ま、まぁ...色々とね...」

栞「今日...お母さん仕事?」

俺「あ、あぁ...夜勤やで」

栞「き...今日1日栞が看病したる」

俺「え...あぁ...お願いします...」

俺はこの時眠過ぎて頭が回っていなかった。とにかく家に帰って寝たいくらい頭が回らなかった。

アナウンス「間も無く緑が丘〜緑が丘です」

...。

...。

んんっ...。気が付けば家に居た。夕日が眩しい。時計を見ると18時だった。え?俺そんな寝とったん?確か電車乗ってた時は10時やったよな...。どんだけ睡眠足りてへんねん俺...ん?さっきからいい匂いがする。この匂いどっかで嗅いだことのあるような...。それに手も温かい。握られてる...?俺は恐る恐る横を見る。そこにはぐっすり寝ている栞が居る。

あぁ、なんや栞か...。...って、待て待て待て待て待て待て待て待て待て待てまてぇぇえええい!!!!なんで!?なんで栞が居るん!?嘘やろ!?いつ!?いつ入った!?あ...そう言えば...。俺はあの時栞の言葉を思い出す。

「今日1日栞が看病したる」

俺あの時なんて言ったっけ...。

「え...あぁ...お願いします...」

うわぁあああああーーー!!!何言うとんねん俺!!馬鹿かよマジで!!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!俺の馬鹿!!やってしもた...ど、どなえしよ...。とりあえず...もうちょい寝てたら帰るやろ...。せや!帰る帰る!んなら、お、おお休み〜...。

...。

んう...。あぁ...もう6時半か...。...ふふっ、光一ぐっすり寝てるやん。光一の顔を優しく撫でる。ほんま光一の寝顔可愛いわぁ。お泊まりしてた時は光一の寝顔なでなでしてイタズラしてたの思い出すわぁ。でも最近お泊まりせんようなったな...。それもやし高校入ってからなんか私の事避けてる気するなぁ...。

もしかして...嫌われてるん...かな?私の気付かへんところで光一に嫌われる事してたかも知れへんし......って、うわっ!?私は今になって気付いた。光一の手を握ってる事に。何やってんの私...。でも...このままにしとこっかな...。だって無意識やねんから!光一勘ええから分かってくれる...かな?ま、まぁええわ...お、お休み...。

...。

な、何やったんや今の。撫でたよな?

さっき俺の顔撫でたよな!?確か俺が寝てる時に栞が俺の顔なでなでするイタズラのやつだよな!?っていうか今栞は...寝てる...。それにしても何で撫でてきたんだ?俺が寝とる思てお泊まりの時みたいなでなでしてみたかった感じ?そうなると...これ...脈ある感じ!?いやいや...そんな世の中甘ない。確か女って誰にでも好かれたいから見せかけの行動するってなんかで聞いたことある...。つまり自分の好きでもない男子達にも好かれたいと言う無意識な行動をする事があるという事だ。さっきのなでなでも無意識にやったってこと...いや待てや。無意識にするなら通学中とかする...訳無いかやったら学校で晒し物になるよな。はぁ...俺はこのまま一生恋愛出来ずに終わるのか...。うぅ...と、とりあえず起きるか。俺が身体を起こそうとした時だった。栞も同時に起き上がった。

俺栞「!?」

びっくりする。なぜか栞も、って当然か。

俺栞「お、おは...よう...」

そして俺と栞の繋がれた手を見る。

俺栞「うわっ...!?あっ...」

少し沈黙が続いた。とりあえずキンキンに冷やした麦茶を出す。

俺栞「...」

気まづい!めっちゃ気まづい!この気まづさは異常!何しよっかな...。って言うか栞いつ帰るんやろ?一日看病するとか言うけど。ま、まぁ...そのうち帰るやろ。...何か話してみよ。

俺「あ...あのさ」

栞「ん、ん?」

俺「なんか...こなえして家に二人っきりって久しぶりやな」

栞「う、うん...高校入学してから初めて...やっけ?」

俺「そう...やな...」

俺栞「...」

また沈黙が続く。どなえしよ。よし、聞くか。

俺「な、なぁ...しーちゃん」

栞「へっ...!?」

俺「ど、どした...あ」

やってしまった。ついつい昔の癖が出てしまった。俺は小中まで栞の事を「しーちゃん」と呼んでいた。しかし高校入学してから気が付けば栞になっていた。栞も俺の事を「こーくん」と呼んでいた。しかし俺と同じ高校入学してから光一になった。

俺「...ご、ごめん」

栞「えっ...な、なんで謝るん?」

俺「い、いや...その...前の呼び方で呼んだから失礼やったかなって...」

俺がそう言うと栞はクスッと笑う

栞「栞...嬉しかった」

俺「...え?」

栞「その...栞もさ、こーくんのこと光一って呼ぶようになったのもこーくんが栞の事栞って呼ぶようになってからでさ、嫌われたんかなって思ったんよね...でも、さっきそう呼んでくれてめっちゃ嬉しかった」

俺「え、あ、そ、そう...やったんか...」

おい、待てよ?これ行けるんじゃね?

よし...人生はギャンブル!行くぞおおおーー!!!!

俺「なぁ、しーちゃん!」

栞「え?」

俺「俺...しーちゃんの事が...あの時から好...き...やねん!その...お、俺と...俺と付き合ってくれへん...?」

栞「...」

言ってしもたあああー!!!あぁ...終わった

これで振られて関係が切れ...え?

栞「...うっ...グスッ...うぅっ...」

泣いてる...?え、な、泣いてる!?

俺「しー...ちゃん?だ、大丈ぶ...」

しーちゃんが俺に抱き着いて来た。どうしたんや?ていうか...何年ぶりやろ?しーちゃんにこうやって抱かれたん。確か小学生の頃やっけ。そん時お泊まりしてて抱き合って寝とったなぁ...ははっ、懐かし。

栞「うぅっ...うぅ...グスッ...栞めっちゃ嬉しいわ...」

俺「え...えぇ?」

栞「栞さ...うぅ...こーくんに嫌われてるんちゃうかって思とってさ...グスッ...ずっと不安で仕方なかったんよ...うっ....せやけど...今栞の事好きって言うてくれて...うぅっ...うわあぁん...あぁっ...わぁああん...」

泣きまくるしーちゃん。そんなに不安やったんや...。勘違いさせてもうたな...。でも...嬉しいって言うてくれて良かった。栞の頭をポンポン撫でる。

俺「俺もさ、最近全くお泊まりとか遊びに行ったりしてなかったから心配しとってん...でも、良かった」

栞「グスッ...え?」

俺「その...嬉しいって言うてくれて...ごめんな?不安にさせて...せやけどもう泣かんといて...俺がずっと傍におるからさ...な?安心して」

俺は栞を慰める。これが慰めになるのか分からないが。そして俺の身体から栞の手が離れる。

栞「...うん...なぁ、こーくん」

俺「ん?」

栞「...大好き」

しーちゃんは妖精のような笑顔でそう言い放つ。いい笑顔だ、本当に。

俺「今日...お泊まりせーへん?」

栞「...うん、ええよ」

こうして5年振りにしーちゃんとお泊まりする事になった。


そして夕食。...の前にテーブルに何か置かれていた。

「これで何か食べとってぇ〜」と母親の性格が出ているような置き手紙と一緒に5万円が置かれていた。え、5万!?その5万を取ると下に続きが書かれていた。

「3週間帰って来れへんから自由に遊んどってぇ〜」

おい...帰って来うへんのかよ...。

まぁ、とりあえず...何かあったっけな...。冷蔵庫を開ける。するとそこにはコストコで買っためっちゃめちゃでかいピザ、チキンがあった。それにコーラとかカルピスがある。天国やないかい!

俺栞「いただきまーす」

ジュースを入れてピザとチキンを焼いて食べる。

...。

やっぱり気まづいな。

まぁ...確かに恋人同士になったのはいい。

それはいいんだが...。何この気まづさ!?な、何か話...っていうか...しーちゃん胸大きくなったなぁ。中学の時とかそこまで大きくなかったよな...。急に成長したんか。気付かんかったなぁ。

栞「...こーくん?」

俺「は、はいっ!?」

栞「だ、大丈夫?」

俺「えぇっ、だ、大丈夫って!?」

栞「い、いやぁ...一点しか見てなかったからどなえしたんかなって...」

俺「あ、あぁ...べ、別に何もあれへんよ...」

良かったあああ...!!!ばれてなかったぁあああ!!!ふっ...っていうかあかんやろ。

俺ずっとしーちゃんの胸見とったって事やろ!?今晩御飯の途中...そんなエッチな事はあかんあかん...。


一方栞は。

どこ見てたんや?下の方見とったって...わっ!?まさか...お腹見てる!?うぅ...最近太ったんやったなぁ...。にしてもめっちゃ見るやん!み、見んとって...ん?あれ?お腹言うても見えてへんやん。と言うことは...おっぱい見てるん!?え...そ、そういうの興味あったん...!?いやいや!そんな...そんな訳ない!だってお泊まりした時にお風呂一緒に入ったけどそんな栞の裸ジロジロ見てなかったし寝てる時だって何もしてこんかったやん!

せやから興味無いん...かな...?男の子って割と恥ずかしがりやし...そう言うの興味無いって思わせといて実はバリバリあったり...。でも栞にえっちな事はしてきた事無いしなぁ

心の中ではしたいって思った事あるんか?

そう考えると...こーくんってやっぱり興味あるんかな?栞は興味あっても無くてもいいけど...あってくれた方が...いいかな。...って!私何考えてんの!?そ、そんなえっちな事はあかんって...それにご飯中やのに...。


...どしたんや?なんかしーちゃん顔赤いぞ?

まさか...バレた!?やってしもた...見すぎたか...ど、どなえしよ...恋愛とか初めてやからこういう時普通に「申し訳ございませんでした」って言うたらええんかなぁ...?いや、普通に「ごめんごめん」って軽く謝る方がええんか。

俺「(うーん...)」

私「(とりあえず...)」

俺私「(ビザ食って誤魔化...!?)」

俺が取ろうとしたピザにしーちゃんの指がある。私が取ろうとしたピザにこーくんの指がある。

俺「...」

私「...」

俺「ど、どうぞ...」

私「いや...ど、どうぞ...」

俺「いやいや...遠慮なさらずに...」

私「そ、そちらこそ...」

俺「いやいや...俺もうお腹いっぱいやから...」

私「いやいや、私もお腹いっぱいやから...」

俺「いやいや...俺もう食えないから...」

私「し、栞も無理やから...」

※話が変な方向に行ってるがこれは頭が回っていない証拠である。

俺「あぁっ...じゃあ、貰うね」

私「ああっ...」

俺「えっ...」

しーちゃんの目は物凄く欲しそうな顔をしている。

俺「あぁ...ど、どうぞ」

私「えっ、い、いや...ええよ」

俺「いいよ...ほら、冷めへん内に食べ」

私「いや...なんか申し訳ないからええよ...」

俺私「(ど、どうしよ...これずっと続くパターンちゃうか?)」

かれこれ5分間言い合っている

ここで俺はある事に気付く

俺「なら...半分こしよ?」

栞「えっ...あ、あぁ...うん...」

ピザを半分に切ってしーちゃんに渡す。最初からこうすれば良かった。慌てると頭が回らなくなる。これは俺としーちゃんに共通する事だ。

栞「こーくん...ほんま変わってへんな」

俺「えっ?」

栞「だってこーくんさ、遠足の時のおやつとかなんでも栞たくれるやん」

俺「あ、あぁ...そう言えばそんなんあったな...」

ちなみに今まで譲った物で一番大きかったものはUFOキャッチャーで獲得した物凄く大きいエヴァンゲリオン初号機の枕だ。今使ってくれてるのか分からないが。ちなみに500円で取れた。

栞「そこらへん...変わってへんなって思ったんよ」

俺「確かに変わってへんな...」

栞「せやろ?でもその方がええわ」

俺「え?なんで?」

栞「だって...昔のこーくんめっちゃ可愛かったもん」

俺「へ...?」

俺が...可愛い?

か、か、か、可愛い!?

俺「へ...へぇえええ!?え、えっ...えぇっ!?お、俺が可愛い!?」

栞「そ、そんな驚く事ちゃうやろ...」

俺「い、いやぁ...初めて言われたからびっくりしたんやわ...」

栞「ふふっ、そういう所が可愛いねん」

俺「えっ、こういう所!?は、初めてやわ...」

栞「そういう所が残っとって良かったわ」

俺「え、え?でもそれって...成長してないって言う...」

. . . 。

栞「あぁ、ち、ちゃうちゃう!!そ、そう言う意味や無い!!ごめんごめん!」

俺「あ、あぁ...い、いいよ...あ、風呂掃除せな...」

栞「あぁ、ほんまやな...って、あぁあかん!」

俺「ええっ!?な、なんで!?」

栞「だって...今日栞がこーくんの家におる理由...分かってる?」

俺「え?あぁ、1日看病...やな」

栞「せ、せやから...今日の家事とかは栞が全部やるから、こーくんは安静にしといて」

俺「え...わ、分かった」

確かに今日は少ししんどい。別に動けない程という訳では無いがしんどい

30分しか寝ていないからだな。しーちゃんに風呂掃除、洗濯物をしてもらった。そしてリビングで寝転んでいるとしーちゃんが戻って来た。

栞「なぁ...こーくん...当分お母さん帰って来うへんねんな?」

俺「あぁ、3週間な」

ん?どなえしたんやろ?何か言いたそうな顔をする栞。

栞「その...さ、夏休みの間...お泊まりし合わへん?」

俺「えぇ...!?」

しーちゃんの顔は真面目な顔をしている

まぁ...特に用事も無いからええけど...

俺「うん...ええよ」

栞「え...ほ、ほんまにいいん?」

俺「まぁ、特に用事も無いからね」

栞「やった...毎日一緒やな!」

俺「ほんまや...めっちゃ久しぶり」

実は夏休みの間ずっとお泊まりするのはこれが初めてではない。小学生の時はほぼ毎日お泊まりし合っていたな。確かに俺と栞は高校生。やけど...仲は昔と同じまま。俺は栞と一緒に居ることが一番楽しいと感じてる。栞も...きっとそのはず。そして風呂を済ませて俺はリビングで寝転んでいた。時刻は22時。

栞「お待たせー」

栞がパジャマ姿で帰ってきた。

俺「あぁ、お、おかえり」

栞「今日はそろそろ寝る?」

俺「そ、そやね、寝るか」

2階の俺の部屋に行く。

栞「おぉ...昔のままや」

俺「ま、まぁね...」

栞「ん?何これ」

栞は俺の机にあるものを見る。その「もの」は今日俺が30分しか寝れなかった原因だ。

俺「あぁ!ちょ、そ、それは...」

栞「告白する時のセリフ...?」

俺「あ、あぁ...くそぅ...」

そう。

実はしーちゃんに告白するためだけにセリフを考えまくっていたのだ。夜の10時から初めて11時(それでも長いともうが)で終わるはずだったのに気が付けば朝の6時までやっていた。そのせいで30分しか寝れなかったのだ。

結局そこまで考えれなかったし。

栞「これって...し、栞に告白する時のセリフ?」

俺「...ま、まぁね」

栞「そ、そこまで熱心に考えてくれてたんや...」

俺「そ、そりゃ...人生初の告白やから...ちゃんとしたセリフの方がええかなって...」

栞「別に...栞はそんなセリフ凝らんでもええと思うけどなぁ」

俺「え、そ、そうなん?」

栞「栞は...ありのままの想いを伝えてくれたらそれだけでも嬉しいからさ、こーくんが...そのまま想い伝えてくれて...嬉しかった」

俺「え、あ、あぁ...あ、ありがと」

そうなんやな...。カッコつけずにありのままの自分を見せるのが一番なんやな...。ええこと教えてもらったな、もう遅いけど。

俺「なんか暑いな...あ、窓閉めとった...」

窓を開けて網戸を閉める。俺は大丈夫だが...しーちゃんはまだ暑そう。何か冷えるもんあったっけなぁ...。すると突然栞が俺の手を掴む。ドキッとびっくりする俺。

栞「なぁ...こーくん...」

俺「えっ...!?」

顔ががだんだん俺に近づいてくる。な、なになになになに...!?


...はっ!?


え...ゆ、夢!?


時計を見ると夕方の6時30分だ。あれ...またこの時間...。...チラッと真横を見ると見覚えのある顔がある。

俺「...」

栞「zzz...」

...どこからが夢でどこからが現実なのかが良く分からないが...。今...ここに居る栞は現実なんだよな...。栞は今真横で寝ている。俺の手を繋ぎながら。...よし、確認しようか。栞のほっぺに指を持って行ってぷにっと突っつく。

栞「ふにゅっ...?」

俺「げっ」

起きた。突っついただけで。しかも...割と柔らかい。ぷにっとしてる

俺「...お、おはよう」

栞「...おは、よう」

俺栞「...むふふっ」何故か笑えてきた。

何となくだけど...さっき見た夢...俺と栞お互い同じ夢を見てたんじゃないんかな〜...って思った。こうして俺と栞は付き合い始めた。

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