第8話 呼びかけ
神さまに何と呼びかけるか、というのはまるで哲学の世界の話のようですが、現実的な問題です。
普通に考えるなら、「神さま」でいいでしょう。しかし、他の呼びかけ方をしたいと思われる方もおられるかもしれません。たとえば、「守護霊さま」とか「守護天使さま」、あるいは「ご先祖さま」、「偉大なる〇〇」「聖なる××」なんてのもあるでしょうか。まあ、このくらいなら大きな問題はありません。
ペットの遺品をご神体として祀って、そのペットの名前を呼ぶ、という方もおられるでしょう。これも問題はないと思います。
他には「ゼウス」とか「オーディン」とか「スサノオ」など有名な神話から持って来るのも、けっしてオススメはしませんが、せいぜいあなたが恥ずかしい思いをされるだけなので、無理に止めはしません。
神さまをどう呼ぶかはあなたの心の中の問題ですから、基本的には自由です。
ただ、「主」とか「ヤハウェ」とか「アッラー」とか「ブッダ」なんて呼んでいると、万が一誰かにバレたとき、恥ずかしいだけでは済まない可能性があります。場合によってはあなたの人生や命にかかわりますので、やめておいた方が賢明でしょう。
などと言うと、「そんなことを言うが『自分はキリストの生まれ変わりだ』『我こそはブッダの生まれ変わりである』とか言ってる人が結構いるじゃないか。あれが大丈夫なら、神さまの名前くらいどうってことないだろう」と思われるかもしれません。
しかし、それは結果論です。
結果的に生き延びた人がいるからといって、わざわざ危険を呼び寄せるような真似をする必要はないと思います。
それに、下を見て安心するのもどうでしょう。ここは自己啓発セミナーではありませんから、常に向上心を持て、などとしんどいことは言いませんが、だからと言って自分より下ばかり見ていてもキリがありません。
せっかく神さまと暮らし始めたのではありませんか、なるべくなら
さて、それでは次回は神さまにつきものの、「儀式」について書きたいと思います。
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