手乗り神さま
柚緒駆
第1話 はじめに
あなたに神さまはいますか?
神道や、キリスト教や、イスラム教や、厳密には神さまじゃないけど仏教など、信仰している神さまがいらっしゃる方はたくさんおられると思います。これはそういう方には何の役にも立たない、時間の無駄にしかならないエッセイです。
でも信仰する神さまがいない、あるいは何らかの理由で今の信仰をやめたい、でも神さまがいない生活は不安だ、という方もおられるかもしれません。そういう方には何かのきっかけになるのではないでしょうか。
このエッセイでは、神さまの作り方、お願いの仕方などを書いていきたいと思います。などと言うと、
「神を作るとは何事だ! 不遜な!」
と怒り出す人もいるでしょう。まあ、確かに不遜なのかもしれません。天罰が怖い方は読まない方がいいかもしれません。でも怒り出すだけならまだマシな方です。
「作られた神などとんでもない! 低級霊を呼び寄せるだけだ!」
なんてことを言う人もいます。きっといます。でももし、本当に低級霊とやらが悪さをするのなら、ご神体ごと私に送り付けてください。送料元払いで送っていただければ、私が引き受けますので。ですから、そういう意味ではご安心ください。
では、次回は神さまの作り方から始めたいと思います。なお、魔術だの錬金術だのマントラだの、そういうのを期待している方にはまったく期待外れの内容になりますので、あらかじめご了承ください。
手乗り神さまは、あくまでも「お気軽」「お手軽」な神さまなので。
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