テンプレは用法用量を守って、正しく使いましょう:前篇

歴史モノの作品(小説、まんが、アニメ、ゲーム問わず)を作る場合、一定のテンプレと、如何にそこから逸脱するか?

というのが、おもしろみに、なります

たとえば

石田三成=奸臣わるいやつ

という江戸の昔からあるテンプレを

石田三成=融通の利かない正義漢

と、読み変えたのが、司馬遼太郎さんの『関ヶ原』で、それを過激にすると

石田三成=ヤンデレ

という、戦国BASARAの方向に行く訳です




で、なに言いたいかというと

『原田眞人監督、岡田准一主演版関ヶ原ヒドス(>_<)』(敬称略)

ということが、言いたかった訳で

色々問題点は多々あれど、この文章のお題での問題点は、登場人物の描き方にあります

石田三成は、原作よりマイルドにしようとして失敗してるし、徳川家康は、悪役にしようとして失敗している

その失敗の影響をもろに受けたのが、小早川秀秋で、

だったら、テンプレ通りの

『優柔不断なバカ』

のほが、まだましだったよ…

ともあれ原田監督は魍魎の匣の失敗を反省してないのがよくわかる映画でした(・。・;

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