普通じゃなくて何が悪い

@a-nyan

プロローグ

昔から恋をするのが好きだった。

恋は何気ない日常に色をつけてくれる。

恋は笑顔を与えてくれる。

恋は明日を楽しみにしてくれる。



恋は女の子を「女」にしてくれる。



それに気がついた大学1年生の時、本格的に恋にはまってしまった。

誰かに必要とされている自分。年上に選ばれた自分。周りよりも大人な自分。友達にうらやまれる自分。


恋の新たな楽しさを知ってしまってから、私はもうそこから逃れらなくなった。

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