第42話 北の領主

 まさか、外でここまで丁寧な応対をされるとは夢にも思わなかった。

 見ず知らずの垢の他人が、上客を扱うかのような対応に、なぜかリュウモは薄ら寒いものを覚えていた。

 彼らの瞳の奥底に、轟々と音を立てて燃え盛る、強烈な期待感があったせいかもしれない。

 地の底に垂れて来た光の糸を懸命に手繰ろうとする必死さが存在していた。

 いつもの警戒、敵意を まさか、外でここまで丁寧な応対をされるとは夢にも思わなかった。

 見ず知らずの垢の他人が、上客を扱うかのような対応に、なぜかリュウモは薄ら寒いものを覚えていた。

 彼らの瞳の奥底に、轟々と音を立てて燃え盛る、強烈な期待感があったせいかもしれない。

 地の底に垂れて来た光の糸を懸命に手繰ろうとする必死さが存在していた。

 いつもの警戒、敵意を向けられるよりも、よっぽど気味が悪い。

 リュウモは、シキの屋敷よりも立派な建物に案内されると、すぐに主の部屋に通された。

 灯りを手に持ち、先導していた女官が止まる。彼女が廊下の襖を開けると、夜遅くだというのに机へ向かって筆を動かしている人物がいた。


「ご苦労、下がってくれ。彼と二人で話がしたい」


 女官は頭を下げて足音ひとつ立てずに消えて行く。

 筆を置いた男は、リュウモを真っ直ぐに見据えた。


「初めまして少年。私の名はナホウ。北を治める領主だ」


 座布団に座る人物は、リュウモにとって奇異な人間に見えた。

 〈青眼〉を恐れるでもなく、興味が湧いているでもない。日に焼けた精悍で引き締まった顔に不似合いな冷え切った表情をしている。

 厳冬を思わせる男に、リュウモは軽く頭を下げた。


「リュウモ、です」


 礼を言っていいのか、リュウモは迷った。

 危機を抜け出せたのは彼らのおかげだが、親切心で助けたのではないことは明白だ。


「ひとつ、聞いておきたい。君は、なぜ頑なに〈竜峰〉へ向かう。まさか本当に人の世を終わらせようと思っているわけではあるまい。地位か、それとも先祖の汚名を晴らすためか」


 汚名。ナホウはそう言った。

 ――この人、どこまで知ってるんだ……?

 驚きが顔に出てせいか、ナホウは容易くリュウモの内心を見破っていた。彼は口角をわずかにあげる。


「彼、シキに資金の提供と調査の許可を出しているのは私だ。君達についても多少なりとも知り得ているとも。さあ、答えを聞こう」


 『使命』のため。言おうとして、リュウモは口が動かなかった。

 本当にそうなのか? お前はそれだけのために動いているのか?

 おのれに問いかける声が何度も聞こえる。

 故郷と、そこに暮らしていた人々、友人、大切な人、ジジの顔が浮かんで消えた。


「おれを、ここまで……自分を犠牲にして運んでくれた人達がいる。その人達のためにも、止まれない」


 ナホウは、少年の言葉に偽りがないか吟味すると、鷹揚にうなずいた。


「ならば、我らは同じだ」

「同じ? 貴方とおれが?」


 そんなわけがない。リュウモの目の前にいる男の瞳は黒い。〈竜气〉も感じ取れない。


「同胞の命を対価にして前へ進んで来た」


 息が詰まる。


「身を刻む悲しみ。いわれのない誹謗中傷。北の我ら『外様』は一眼となってそれを迎え撃って来た。ときには、同じ志を持つ者の屍を踏み越えてまで」


 ぎゅうっと、ナホウは拳を握った。感情が激しく揺れ動き、『气』が吹き荒れ体外に放出される。じじ……と、部屋の灯りが音を立てる。


「積み重なった死体は、都の人口の比ではない。過ぎた年月は、神話にすら遡る……いや、これ以上はよそう」


 正気に戻ったかのようにナホウは喋るのを止めた。


「我々の要求を言う。君の知識が欲しい」


 リュウモはぎょっとした。排除するではなく、欲する目の前の男に。

 シキも確かに『竜』について調べていた。だが、彼の興味はあくまで『竜』の生態を知りたいがためであり、ただそれだけだった。――この男は違う。

 『竜』の知識を使って、

 リュウモの警戒度が最大まで上昇する。

 まさに、このような人物が過去に技術を悪用し、地上を混乱をもたらしたのだ。

 首は、自然と横に振られていた。


「皇都に、攻め込むつもりですか」


 遥か昔、一部の人間が『竜』を物に貶め、兵器として扱い他の氏族に攻め入ったように。


「――なるほど、そういう解釈も、君達にはできるわけか」


 虚を突かれた、とばかりにナホウは間を置いて考え込んでから言った。


「戦いに、駆り出すわけじゃ、ない?」

「当然だ。誰が皇国を崩壊に導くものか。そこまで無分別ではない」

「おれに、なにをしろと?」

「簡単だ。人と『竜』を隔てて欲しい。厳密にだ」

「なにを……〈竜域〉でもう人と『竜』は分かたれてる……!」


 広大な森と、そこに満ちる〈竜气〉。人よりも遥かに強いことを前提として築かれた生態系。人間と『竜』を分けるには十分な壁だ。


「本当に、そうかな」


 だから、確信をもって放たれた言葉は、不可視の強力な力を纏っていた。当たり前の常識を否定されたような気がして、リュウモはさらに警戒を強める。


「君の一族は、長い間〈竜域〉ので暮らしていた。だから、から見た〈竜域〉の姿を知らない」


 だからといって、なんだというのか。

 中で『竜』と共に暮らさなければ彼らの本当の姿は見えてこない。ただ眺めているのと、直に触れて観察するのでは情報量が違う。


「各地に点在する〈竜域〉には隙間がある。人が街路として使えるだけの隙間が」


 ナホウは机の引き出しから一枚の紙を取り出して畳の上に広げた。

 地図だ。北の『外様』がおそらく入念に調べ上げた代物だ。


「皇都が広めている地図はこれだ」


 隣に、もう一枚の地図が比較しやすいように置かれる。

 精度の差は歴然としていた。皇都のそれは〈竜域〉のおおよその位置をぐるりと囲ってあるだけで、非常に大雑把だった。

 対して、『外様』の地図は正確だ。

 各〈竜域〉の詳細な位置が記され、細かい丸がいくつも描かれている。

 なるほど、ナホウが言う通り、〈竜域〉同士の境目は隙間、と呼べないこともない。

 村を二つ、三つ作るなら十分な空きだ。


「ここに道を通せなかった理由はひとつ。気まぐれのように住処を飛び出してくる『竜』がいたせいだ」

「これに、道を作ることになんの意味が……」


 可能かどうかと問われればできる。元々、『竜』がいない場所に竜避けの鳴子を設置すれば、『竜』は近寄らなくなる。ナホウは微かに眉を動かす。


「君には理解できんか。〈竜域〉は交通を著しく妨げている。だからいちいち中央にある皇都を経由して物資を送らねばならなくなる。だが、この前提が崩れ、人が『竜』に怯えることがなくなれば、北は豊かになる。今よりもずっとだ」


 リュウモはすこしだけわかった。

 この人は、橋を架けようとしているのだ。深い峡谷に、頑強な橋を作って人を通れるようにしようとしている。

 それは、きっと良いことだろう。

 便利になって交通の便が良くなれば、北の人々は余裕のある生活を送れるようになる。

 悲劇は減るのかもしれない。それでも、リュウモは軽々しく首を縦に振るわけにはいかなかった。

 掟を破るだけではない。『竜』が住処を、まして〈竜域〉を出ていくことに、嫌なものを感じ取ったのだ。


「ここまで話しても、協力してくれる気は、なさそうだな」

「……『竜』が、自分の〈竜域〉から出る自体があり得ない。なら、その行為には必ず意味がある。もし、おれが止めてしまったらどうなってしまうかわからない。そんな危険なこと、できません」


 リュウモの忠告を聞いて、初めてナホウが会心とでも言える笑みを浮かべた。


「同じような警告を、シキ殿が言っていた。そうだ、だからこそ君の知識が欲しい」

「な、なんで……」

「間違いなく、君の持つ知識が現状を打開する鍵になる。シキ殿も素晴らしい成果をあげたが、まだ足りない。あと一歩なのだ。煮詰まり途方に暮れていたとき、君があらわれた。天からの助けのように」


 『竜』の世界から現世に浮上してきたリュウモは『外様』がどれだけ『竜』について頭を悩ませているか知らない。

 苦労したのだろうし、人も多く亡くなったことは容易に想像できる。

 だけど、リュウモはナホウの期待に応えるわけにはいかない。


「人と『竜』を分かつ業。持っているのだろう。いや、知らなければおかしい。そうでなければ〈竜域〉を突っ切るなどするはずもなし。まして中で生活するなどできまい」


 口を閉じ、黙るしかリュウモに対抗の手段はなかった。

 情報を渡すまいとする態度は、それだけで相手が望むものをリュウモが持っているのだと明かしてしまう。


「沈黙か。気丈なものだ、叶うなら君以外の〈竜守ノ民〉にも会ってみたかったものだ」


 北を治める男の、心からの賛辞だった。


「無論、対価を支払おう。ガジン殿ほどではないが、腕の立つ者を護衛につけ〈竜峰〉まで送り届けさせよう。その後の安全も保障する、どうかな」


 リュウモは決して首を動かさなかった。

 この話に、乗ってはいけない。むやみやたらに『竜』を刺激してはならない。

 本来あるものを自分の都合だけで歪めてしまえば、必ずどこかでしっぺ返しがくる。

 かつて、人が『竜』の怒りに触れたように……。


「――――まあいい。一日時間を与えよう。そのあとにもう一度だけ話そう。今日は疲れているだろうからな」


 ナホウが手を叩く。外に控えていたのか、二人の男が入って来た。


「御客人を部屋に案内しろ」


 リュウモは手を取られ、部屋から出て行った。向けられるよりも、よっぽど気味が悪い。

 リュウモは、シキの屋敷よりも立派な建物に案内されると、すぐに主の部屋に通された。

 灯りを手に持ち、先導していた女官が止まる。彼女が廊下の襖を開けると、夜遅くだというのに机へ向かって筆を動かしている人物がいた。


「ご苦労、下がってくれ。彼と二人で話がしたい」


 女官は頭を下げて足音ひとつ立てずに消えて行く。

 筆を置いた男は、リュウモを真っ直ぐに見据えた。


「初めまして少年。私の名はナホウ。北を治める領主だ」


 座布団に座る人物は、リュウモにとって奇異な人間に見えた。

 〈青眼〉を恐れるでもなく、興味が湧いているでもない。日に焼けた精悍で引き締まった顔に不似合いな冷え切った表情をしている。

 厳冬を思わせる男に、リュウモは軽く頭を下げた。


「リュウモ、です」


 礼を言っていいのか、リュウモは迷った。

 危機を抜け出せたのは彼らのおかげだが、親切心で助けたのではないことは明白だ。


「ひとつ、聞いておきたい。君は、なぜ頑なに〈竜峰〉へ向かう。まさか本当に人の世を終わらせようと思っているわけではあるまい。地位か、それとも先祖の汚名を晴らすためか」


 汚名。ナホウはそう言った。

 ――この人、どこまで知ってるんだ……?

 驚きが顔に出てせいか、ナホウは容易くリュウモの内心を見破っていた。彼は口角をわずかにあげる。


「彼、シキに資金の提供と調査の許可を出しているのは私だ。君達についても多少なりとも知り得ているとも。さあ、答えを聞こう」


 『使命』のため。言おうとして、リュウモは口が動かなかった。

 本当にそうなのか? お前はそれだけのために動いているのか?

 おのれに問いかける声が何度も聞こえる。

 故郷と、そこに暮らしていた人々、友人、大切な人、ジジの顔が浮かんで消えた。


「おれを、ここまで……自分を犠牲にして運んでくれた人達がいる。その人達のためにも、止まれない」


 ナホウは、少年の言葉に偽りがないか吟味すると、鷹揚にうなずいた。


「ならば、我らは同じだ」

「同じ? 貴方とおれが?」


 そんなわけがない。リュウモの目の前にいる男の瞳は黒い。〈竜气〉も感じ取れない。


「同胞の命を対価にして前へ進んで来た」


 息が詰まる。


「身を刻む悲しみ。いわれのない誹謗中傷。北の我ら『外様』は一眼となってそれを迎え撃って来た。ときには、同じ志を持つ者の屍を踏み越えてまで」


 ぎゅうっと、ナホウは拳を握った。感情が激しく揺れ動き、『气』が吹き荒れ体外に放出される。じじ……と、部屋の灯りが音を立てる。


「積み重なった死体は、都の人口の比ではない。過ぎた年月は、神話にすら遡る……いや、これ以上はよそう」


 正気に戻ったかのようにナホウは喋るのを止めた。


「我々の要求を言う。君の知識が欲しい」


 リュウモはぎょっとした。排除するではなく、欲する目の前の男に。

 シキも確かに『竜』について調べていた。だが、彼の興味はあくまで『竜』の生態を知りたいがためであり、ただそれだけだった。――この男は違う。

 『竜』の知識を使って、

 リュウモの警戒度が最大まで上昇する。

 まさに、このような人物が過去に技術を悪用し、地上を混乱をもたらしたのだ。

 首は、自然と横に振られていた。


「皇都に、攻め込むつもりですか」


 遥か昔、一部の人間が『竜』を物に貶め、兵器として扱い他の氏族に攻め入ったように。


「――なるほど、そういう解釈も、君達にはできるわけか」


 虚を突かれた、とばかりにナホウは間を置いて考え込んでから言った。


「戦いに、駆り出すわけじゃ、ない?」

「当然だ。誰が皇国を崩壊に導くものか。そこまで無分別ではない」

「おれに、なにをしろと?」

「簡単だ。人と『竜』を隔てて欲しい。厳密にだ」

「なにを……〈竜域〉でもう人と『竜』は分かたれてる……!」


 広大な森と、そこに満ちる〈竜气〉。人よりも遥かに強いことを前提として築かれた生態系。人間と『竜』を分けるには十分な壁だ。


「本当に、そうかな」


 だから、確信をもって放たれた言葉は、不可視の強力な力を纏っていた。当たり前の常識を否定されたような気がして、リュウモはさらに警戒を強める。


「君の一族は、長い間〈竜域〉の中で暮らしていた。だから、外から見た〈竜域〉の姿を知らない」


 だからといって、なんだというのか。

 中で『竜』と共に暮らさなければ彼らの本当の姿は見えてこない。ただ眺めているのと、直に触れて観察するのでは情報量が違う。


「各地に点在する〈竜域〉には隙間がある。人が街路として使えるだけの隙間が」


 ナホウは机の引き出しから一枚の紙を取り出して畳の上に広げた。

 地図だ。北の『外様』がおそらく入念に調べ上げた代物だ。


「皇都が広めている地図はこれだ」


 隣に、もう一枚の地図が比較しやすいように置かれる。

 精度の差は歴然としていた。皇都のそれは〈竜域〉のおおよその位置をぐるりと囲ってあるだけで、非常に大雑把だった。

 対して、『外様』の地図は正確だ。

 各〈竜域〉の詳細な位置が記され、細かい丸がいくつも描かれている。

 なるほど、ナホウが言う通り、〈竜域〉同士の境目は隙間、と呼べないこともない。

 村を二つ、三つ作るなら十分な空きだ。


「ここに道を通せなかった理由はひとつ。気まぐれのように住処を飛び出してくる『竜』がいたせいだ」

「これに、道を作ることになんの意味が……」


 可能かどうかと問われればできる。元々、『竜』がいない場所に竜避けの鳴子を設置すれば、『竜』は近寄らなくなる。ナホウは微かに眉を動かす。


「君には理解できんか。〈竜域〉は交通を著しく妨げている。だからいちいち中央にある皇都を経由して物資を送らねばならなくなる。だが、この前提が崩れ、人が『竜』に怯えることがなくなれば、北は豊かになる。今よりもずっとだ」


 リュウモはすこしだけわかった。

 この人は、橋を架けようとしているのだ。深い峡谷に、頑強な橋を作って人を通れるようにしようとしている。

 それは、きっと良いことだろう。

 便利になって交通の便が良くなれば、北の人々は余裕のある生活を送れるようになる。

 悲劇はすくなるなるのかもしれない。だが、リュウモは軽々しく首を縦に振るわけにはいかなかった。。

 掟を破るだけではない。『竜』が住処を、まして〈竜域〉を出ていくことに、嫌なものを感じ取ったのだ。


「ここまで話しても、協力してくれる気は、なさそうだな」

「……『竜』が、自分の〈竜域〉から出る自体があり得ない。なら、その行為には必ず意味がある。もし、おれが止めてしまったらどうなってしまうかわからない。そんな危険なこと、できません」


 リュウモの忠告を聞いて、初めてな方が会心とでも言える笑みを浮かべた。


「同じ警告を、シキ殿が言っていた。そうだ、だからこそ君の知識が欲しい」

「な、なんで……」

「間違いなく、君の持つ知識が現状を打開する鍵になる。シキ殿も素晴らしい成果をあげたが、まだ足りない。あと一歩なのだ。煮詰まり途方に暮れていたとき、君があらわれた。天からの助けのように」


 『竜』の世界から現世に浮上してきたリュウモは『外様』がどれだけ『竜』について頭を悩ませているか知らない。

 苦労したのだろうし、人も多く亡くなったことは容易に想像できる。

 だけど、リュウモはナホウの期待に応えるわけにはいかない。


「人と『竜』を分かつ業。持っているのだろう。いや、知らなければおかしい。そうでなければ〈竜域〉を突っ切るなどするはずもなし。まして中で生活するなどできまい」


 口を閉じ、黙るしかリュウモに対抗の手段はなかった。

 情報を渡すまいとする態度は、それだけで相手が望むものをリュウモが持っているのだと明かしてしまう。


「沈黙か。気丈なものだ、叶うなら君以外の〈竜守ノ民〉にも会ってみたかったのもだ」


 北を治める男の、心からの賛辞だった。


「無論、対価を支払おう。ガジン殿ほどではないが、腕の立つ者を〈竜峰〉まで送り届けさせよう。その後の安全も保障する、どうかな」


 リュウモは決して首を動かさなかった。

 この話に、乗ってはいけない。むやみやたらに『竜』を刺激してはならない。

 本来あるものを自分の都合だけで歪めてしまえば、必ずどこかでしっぺ返しがくる。

 かつて、人が『竜』の怒りに触れたように……。


「――――まあいい。一日時間を与えよう。そのあとにもう一度だけ話そう。今日は疲れているだろうからな」


 ナホウが手を叩く。外に控えていたのか、二人の男が入って来た。


「御客人を部屋に案内しろ」


 リュウモは手を取られ、部屋から出て行った。

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