第6話 叡智の蔵

 むぅ……と、ガジンは唸った。手に取った書物には、知りたい内容は記されていなかった。

 これでもう四十冊目である。そろそろ手掛かりのひとつやふたつぐらいは欲しいところだった。でないと、さすがにそろそろ気落ちしそうだ。

 ため息を吐きそうになるのを堪えて、書物を本棚に戻した。

 ここは、シスイ家が代々書き記してきた物を収納している蔵である。

 シスイ家とは、古くから続く家で、皇族に勉学を教える一族。つまりイスズの実家だ。

 筆と講義を生業にしてきた彼らが蓄えてきた知識は、話を聞いていたガジンの想像をずっと超えていた。この蔵がその最たるものだ。

 シスイ家の私有地に建てられた蔵には、万を優に超える蔵書がところせましと本棚に収められている。大きさは豪邸が丸々ひとつ建つほどの広さがある、これだけをすべて蔵ひとつを建てることに費やした一族は、国を探しても中々おるまい。

 長方形の蔵の中央には、司書が座るような椅子と机がちょこんと置かれている。あそこから出入り口までは一直線だ。あのような目印がないと、現在地がわからなくなって、地味に迷うのが、蔵の欠点だった。もっとも、整理されていない書物の迷路は、探し物にまったく適していない。そろそろこの知識の迷宮を整備したほうがいい。

 ガジンは一度中央の机に戻った。そこには、ちょこんと小さな影が椅子へ座っている。


「すまん、チィエ。もう降参だ、手伝ってくれまいか」


 この蔵の主――ではないが、シスイ家ではおそらく最も詳しい少女にガジンは話しかけた。チィエは十一歳の少女だ。彼女の頭脳と聡明さは姉であるイスズが「まごうこと無き天才」だという。ガジンからすればイスズも十分に天才の領域にあると思っていたから、驚いた記憶がある。


(最初から案内してもらえばよかったなこれは……)


 イスズから、蔵についてなら妹に聞いたほうが早いと言われた。なので聞こうとしたが、熱心に勉強に励んでいたから、邪魔をしては悪いと声をかけなかった。結果、裏目に出てしまった。


「あ、は、はい。承りましたです。なにをお探しですか?」


 読んでいた本を机の上に置いて、チィエは小さな身体を揺らした。後頭部でまとめて垂らしている黒艶の髪が動く。


「……〈禍ノ民〉について、詳しい伝承が残っているものはないか?」


 ガジンは、このことについて、あまり幼子であるチィエには調べさせたくなかった。〈禍ノ民〉は子供でも知っている皇国の禁忌だったからだ。

 ――イスズは、あの子なら、気にしないなど言っていたが……。

 チィエの姉であるイスズは、所用がありここにはいない。部下も情報収集のためにあちらこちらへ動かしているせいで、蔵にはガジンとチィエしかいない。まったく初対面の少女にどう接したものか困っていたが、少女は特に気にした様子も、気分を害することもなく、丁寧に案内してくれたので助かっていたのだ。だから、あまり込み入ったことを頼みたくはなかった。〈禍ノ民〉についてなら、なおさらである。


「はい? 〈禍ノ民〉についてですか? それなら国営の図書館に行ったほうが」


 忌まわしき名を呼んでもチィエは怯えた様子はなかった。それがガジンにとって意外ではあったが、助かった。


「いや、まったくその通りなのだが……私が知りたいのは図書館にあるようものではないのだ。図書館にない物、『外様』の氏族たちが語り続けている伝承などはないか?」

「『外様』の方々が語り継いでいるものですか? 語り部の人が伝えているような?」

「ああ、そうだ、それだ。要領を得なくてすまんな」

「いえ。ただ、語り部の人たちは『譜代』の人間には決して教えてはいけないと言われてるみたいで……何代か前の当主が、伝承集めに西へ東へ歩き回ったそうなのですが、教えてくれなかったと手記に書かれていました。なので伝承については、その」

「そうか……いや、かまわん。元より星を掴むような作業だ。一度で終わるとは思っていない。すまなかったな、勉強の手を止めてしまって」

「い、いえ、今日のこれは、趣味みたいなものなのです」


 ちょっと恥ずかし気に、チィエはうつむいた。癖の無い真っ直ぐな黒艶の髪は姉イスズとそっくりだが、こういったところは姉には似ていない。愛想がある、というか可愛らしいといえばいいだろうか。イスズもこういうところがあれば男にももてるだろうに。――と、若干、イスズに対して失礼な考えが頭を掠めたガジンであった。


「ん、ちょっと待ってくれ。伝承集めに走り回ったということは、どの『外様』の氏族に語り部がいるのかは、当たりがついているのか?」

「はい。そのことについては、仔細に記されています。資料をお渡ししますか?」

「いや、助かる。頼めるか」

「はい!」


 小さな身体を一生懸命動かして、ぱたぱたと膨大な数の本棚の影に、チィエは消えて行った。


「存外、手早く情報は集められそうだ」


 ぽつりとガジンは零した。そう間をおかず、チィエは帰って来た。


「こちらが、資料になります」


 ありがとう、と言ってガジンは資料を受け取り、目を通した。書物には驚くべきほどに詳細に語り部がいる氏族の村について記されていた。中でも、語り部がいる村は、西の方角に多い。


「まずは西からしらみつぶしにあたってみるか」


 とりあえず方針は決まった。ガジンはチィエの持って来てくれた資料に一通り目を通すと、彼女に返した。


「さすが、勉学において皇国一と謡われる一族だ。まさか、こんなに早く手掛かりが見つかるとは思わなんだ」

「そ、そんな、恐縮なのです……。あ、あ、あの、もし、もしよろしければなのですが、語り部の方々の伝承について、できればあとで教えてもらってもかまいませんですか?」

「む、まあ、語り部がいいといえば、かまわないが」


 『譜代』に排他的な氏族でも〈八竜槍〉相手には否とはいえまい。それにガジンは彼らと同じ『外様』の出身である。多少なりとも心を開いてはくれるだろう。


「ほ、本当ですか! ぜ、是非お願い致しますです!」


 静かで理性的だったチィエの瞳に、好奇と探求への熱が灯っていた。楽しい玩具を与えられた赤子のようでもある。


「そ、それと、畏れ多いのですが、ガジン様の故郷に、古くから伝わる風習はないですか」

「風習? そんなことを聞いてどうする、学術院創設以来の天才が」

「そ、そのようなことはないのです……ただ、理解できる限りを尽くしただけです」


 その理解できる範囲がガジンよりもはるかに広範囲に及ぶことを、小さな天才は自覚していないらしい。皇国最難関の試験をたった八歳で突破した記録は、帝の耳にさえ届いているというのに。


「記録の収集なら、シスイ家の者を使えばいいのではないか? 家の名を伝えれば『外様』の人間とて粗末には扱うまいよ」


 チィエは、ガジンが言ったことに意表を突かれたように棒立ちになっていた。


「と、『外様』の方々は我が家を、そのように認識しているのです?」

「なんだ、意外か? シスイ家が帝と共にしたことを考慮すれば、十分なものだと思うが。実際、国にあるすべての領地に教育が行き届くよう諸々整備したのは、シスイ家であろう」

「それはその、そうなのですが……『外様』の方々は、こう、『譜代』の中でも特に高い位の家にある人間を、恨んでいると聞きましたのです」


 ガジンは苦笑する。確かに、『外様』の人間は自分達を追いやり下に見る『譜代』の者を嫌ってはいる。だからといって、迫害や殺害などしようとは思わない。なぜなら、相手を虐げればそれは『譜代』と同じになってしまうからだ。

 あまりよろしくない感情の向き方が、排斥することを拒んでいるというのは、皮肉なものである。なにより――。


「すくなくとも、生活はずっと豊かになった。そのうえ、犯罪も減ったのだ。自分達の懐を痛めずして得た結果が良好なものなら、誰も文句は言わんよ」

「げ、現金ですね……」

「そんなものだよ。技術の伝来と共に、交通が整備され町には馬車が頻繁に往来することになった反面、飛脚などは廃業する羽目になったようだがな」

「はい、そのことは耳にしています。革新的な技術の到来が、そこにあった本来の役目を奪ってしまった。それでも、わたしは学問、技術は素晴らしいと思うのです。修めれば性別や体格なんて関係なく誰でも使うことができるです」


 ガジンは感心する。彼女は、技術によって失われる物があるとわかったうえでそれを開発し普及させようとしている。だからこそ、遺失される伝承や習わしを集めているのだろう。


「そうだな、それは、素晴らしいと私も思う。話が逸れた、私の故郷の風習だが……ふむ、そういえば毎年、この時期になると妙なことをやっていたな」

「妙なこと? 祭祀みたいなものです?」

「いや、そんな畏まったものではない。氏族ごとに住んでいる小山の頂上で薪を大きく組み、燃やす。残った灰を村の四隅に重点的に、家の周りに薄く巻く、ただそれだけなのだ。各村も必ずやっていてな、今年も我が村は無事だ、という合図かと思っていたが違った。なんでも火气は邪なものを払うだけでなく、浄化する作用があって灰は浄化の力を強く残している、だからあらかじめ村の周りに撒いておけば安全、ということらしい」


 しん……と途端に静かになった。ガジンはチィエを見ると、彼女は目蓋を限界まで見開いて言葉をなくしていた。骨まで上に動こうかという驚きぶりだ。


「近年、学術院で特的の木を燃やした灰は、適量であれば土地によい影響があると、やっと証明されたのですが……すごいです、やっぱり『外様』の人々は、古くからそういったことをやってきているから、体の方も適応しているのかもしれないのです」

「ほう、私の氏族の体が生来頑丈なのは、土地柄もある、と」

「断定はできませんが、無いとも言い切れないのです。もうちょっと調べてみないと……あの、よろしければいつかガジン様の故郷に案内してもらえませんでしょうか。地質調査をしてみたいのです」

「かまわんよ、うちの村が国の研究に役立つならな」

「ありがとうございます。それと、その、姉上様は、いつ頃お戻りになられるですか?」


 チィエは姉であるイスズのことを誇りに思い、とても懐いている。

 ガジンは、姉妹の中が良好なのはよいことだ。


「帰ってくるのも、そう遠くない。安心するといい」

「ほ、本当ですか!?」


 子供らしく、チィエは希望に瞳を輝かせた。彼女の姉想いな一面に、ガジンは微笑む。書物に囲まれた蔵にいる少女は、一見では不愛想なように映ったが、年頃の女子のように、大好きな人の事柄に関しては、はしゃぎ回るがごとく嬉しさをあらわした。


(素直なのはよいことだ)


 男三人の兄弟の次男に生まれたガジンは、あまりチィエのように心から喜ぶことはすくなかった。仲が悪いわけではなく、少女のように表立って感情を出さなかったのだ。兄弟がゆえの気恥ずかしさもあった。また、基本的に自分のことは自分でなんとかするが、家の方針だったので、深くは踏み込まなかった。

 悪くはないが、そこまで仲良くも無い状態、というのが適切だろう。ガジンの仲では、もう何十年も前に出た、あの小さな家の想いではほとんど色あせている。強く残っているのは、夜飯を食い意地張って食い合っていたことくらいである。


(まあ、言われれば、きっかけにはなって思い出すだろうが)


 生きて来た時間の半分を農村ですごしたガジンにとって、色あせはしても、完璧に忘却してしまうことはない。

 周囲にある大量の書物と同じだ。記憶と言う名のついた本は、頭の中にある棚にしまわれている。それらが、言葉によって手を掛けられて、引き出されるのである。

 書に書き留められない、とりとめもない出来事は、保管されるまでもなく破棄される。ガジンにとって、ただの次男坊であった経験は、ずっと仕舞い続けられる、忘れられない思い出だった。


「ん……?」


 チィエの反応から、ずっと昔の時間に意識を飛ばしかけていたガジンを、強烈な『气』の流れが引き戻した。相当な使い手が、蔵に向かってきている。


「喜べ、チィエ。願いは叶いそうだぞ?」

「え、それは、どういう――」


 蔵の扉が開く音がして、チィエも気づいた。彼女にとって一番大好きな人が帰って来たのだ。今にも走り出して、抱きつきたそうだ。

 〈八竜槍〉の前では、そんな行いをすれば失礼にあたると理解している少女は、うずうずとして、身体を動かしている。

 ガジンは、少女の願いをできるだけすぐに実現してあげようと、書物を机に置いて、入り口の方に向かった。遅れてチィエが後ろをついてくる。

 チィエの待ち人は、余裕のあるゆったりとした足取りで歩いて来ていた。

 男装の着流し姿、手には〈八竜槍〉の証明たる〈竜槍〉を手にしている。ガジンとは違い、深緑色だった。それが、ガジンとの適合の優劣をあらわしている。

 〈竜槍〉は本来、白色だ。槍に眠る力を解放して初めて、槍は色と力を取り戻す。それをしていないにも関わらず、槍が色づいているのは、イスズが凄まじい適正を生まれながらにして持っているに他ならない。

 あまりに槍へ感応しすぎたせいで、彼女の美しい、静かな闇色の前髪の一房が、薄い緑色に変色したのは、記憶に新たらしい。


「姉上様!」


 姿が見えて、もう我慢できなくなってしまったチィエが、姉に向かって走って行った。


「こら、チィエ。先生に失礼でしょう」


 走って来た妹を抱き留めて、姉は注意する。――声はどう聴いても、再会を喜んでおり、彼女の言葉はいまいち効力を発揮していなそうである。

 だが、いちいち小言を聞かせる気は、ガジンにはなかった。実に半年ぶりの姉妹の再会に水を差すこともないだろうと思ったのである。

 ひとしきり姉妹の交流が終わったところで、チィエがイスズから離れた。


「ご案内できず、申し訳ありませんでした、先生。この子はお役に立てましたか?」


 ガジンは、手に持った書物をイスズに見せた。


「餅は餅屋に、だな。私が探すよりはるかに早く、資料を見つけ出してくれた。――それと、いい加減に先生はよせ」


 ガジンは、十七で〈八竜槍〉となった天才児の先生呼びに、背中の手で届かないところがかゆくなるような心持ちだった。イスズに先生と呼ばれるようになったきっかけは、休日に彼女を小さな道場で見つけ、稽古をつけてやった時からだ。

 門弟がひとりしかいない閑散とした道場は、ほとんど主の道楽でやっている場所で、他者からの煩わしい視線も無く、ガジンにとっても鍛錬に丁度よいところだった。

 ガジンがそうやって休日に稽古をつけ続けること、三年。イスズは女性の身でありながら〈八竜槍〉となったのだった。皇国では、女が〈八竜槍〉に名を連ねるのは、初めてであった。そういった経緯があり、イスズがガジンを先生と呼ぶのは、不思議ではない。

 だが、ガジンとしては、彼女に先生と敬われるほど、上等な稽古をしたつもりは欠片もなかった。精々、型が崩れているだとか、踏み込みが甘いだとか、それらしい常識的なことを言って、最後には打ち合っていただけである。これで先生と言われては、ガジンはいささか以上に心地が悪かった。

 ガジンが嫌そうに眉間に皺を作ったが、イスズは苦笑するだけで撤回する気はさらさら無さそうである。人形、鉄面皮などと揶揄される彼女は、親しい者だけに向ける、悪戯っぽい微笑みを浮かべた。


「では、師匠と」

「それこそ、止してくれ」


 ――もう、この呼ばれ方はずっとこのままだろうな……頑固者め。

 か細く、繊細そうに外面上は見えるイスズだが、中身は鉄にも勝る頑なさがある。

 女の身で槍士になりたいと言った十四であった彼女の願いを、当時、ガジンは止めておけと一蹴した。運動や趣味でやるならともかく、軍属となり長い年月を槍士としてすごすには、女性の身体では辛いからだ。

 平行線を辿り続けた口論は、情けないことに言い負かされたガジンの敗北によって幕を閉じた。口や頭の回りの早さでは、勉学で飯の種を稼いでいる、生粋の学者一族の者には、農村出身のガジンでは敵うはずもなかったのである。

 十四の少女に論破された、威厳もへったくれも無い、しょぼくれた姿の自分が浮かんできた。ガジンは振り払うように、この不毛な問いかけを終わらせた。


「〈禍ノ民〉に関する情報はないが、彼らを知っているかもしれない者たちの情報は手に入った。西の氏族たちの村を回ることになりそうだ」

「西、ですか」

「ああ。語り部たちから話を聞く」

「なるほど……。確かに彼らなら、皇都付近に無い、旧い伝承が残っているでしょう」


 イスズは左手を細いあご下につけて、思案した。仕草にはどこか奥床しさがある。礼儀作法を日常的に仕込まれ、高等教育を受けてきた人にのみ宿る品位の証左だった。もっとも、すべての貴族がこうではないことは、ガジンは骨の髄まで知っている。いまさらながら、『譜代』の中の『譜代』である彼女と、よくそりがあったものである。

 普通、自らを高貴な者に連なる一族と考えている『譜代』の人々にとって『外様』の人間に教えを請うなど論外である。それがタルカ皇国の皇都に住む者にとっての常識なのだ。

 そういった事情を鑑みると、イスズは相当な変わり者である。帝が言った通りならば、イスズが、ではなく彼女の家――シスイ家が、になるだろうが。


「イスズ、チィエ。西の氏族たちの村々で、〈禍ノ民〉について、言い伝えが残っていそうな村に心当たりはないか?」

「ちょっとお待ちくださいです」


 チィエが奥へと走って行って、大き目の紙を一枚持って来て、中央の机の上に置いて広げ、ふたりに手招きした。

 ガジンは机に戻ると、広げられている紙に書かれているかなりの精度で描かれたそれを見て、すくなからず驚く。


「これは、地図か……」


 皇国の西。それもかなり詳細に書き込まれている代物だった。いくつもの点が打たれており、そこに氏族の村があるのだろう。


「御察しの通り、これはかなり昔に『外様』の伝承を集めようとした、シスイ家の者が書いた物なのです」

「これはまた、懐かしい物を引っ張り出して来ましたね」

「はい、昔に姉上様と一緒に、こういった物を見て、楽しんでいました! ――あ、ええと、憶測になってしまうのですが、この地図に書かれている最西端にある氏族。皇国からほとんど自治扱いされている場所があるです」


 地図の最も左端にある点を、チィエは指差した。


「〈遠のき山地〉か……」


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