第14話 陽だまり

キミは知っている。

暖かい日の光が注がれる場所を…。

僕が置いたクッションに身体を丸めて眠る…眠る…。


夕方になると寒くなって起き出して僕を探す。

なぁーッと大きな声で鳴いて、僕を呼ぶ。


僕の膝で丸まるキミ…前足を僕の左手にチョンと乗せて…静かに瞬きする。

「暖かいよ…キミが触れているから…ソコだけは…」

冷たいボクの身体にキミの温もり…。

陽の光より…暖かく…眩しく…。

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