第7話 そこに誰かが?

キミの寝ている場所に誰かが居ない…。

父親が入院したから、今日からそこには誰もいない。


ふとんの上をウロウロ…ウロウロ…部屋を出たり入ったり。


鳴いてみたり…捜し歩くけれども…見当たらない…。


どう言えばいいのかな?

撫でることしかできないよ。


そのうち帰ってくるから…今日は独りで眠ってね。


お姉さんが居なくなったときも…何日も鳴いて探したね。

お姉さんは帰ってこれないところへ逝ったけど…帰ってくるよ。


だから…鳴かないで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る