「見ぬ故里」
煩先生
眼底で溺れる
片想いの暗号
遠い風景画に
嫁ぐ君は睡蓮
季節を噤んで
薄紅に融ける
烈しい追憶は
深く自傷する
心臓で暴れる
雨宿りの聖痕
永い明晰夢に
偲ぶ僕は空蝉
宛名を嘆いて
夕虹に秘める
淋しい憧憬は
淡く化粧する
「見ぬ故里」 煩先生 @wazurai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます