第20話

【実戦その2】


まさおの実戦その2である。



読者のみなさんも、受け身ではなく、できる限り、自分ならどう相談にのるか?などと考えながら、読んでもらいたい。




「もしもし。あのー、こんなこと、誰にも言えなくて」

「言えないでしょうねー」




↑相手の発言を否定しないテクニック(^_^)




「は、はい、言いにくいことなんですが」

「言わない方向で行きましょう!」


↑否定しない作戦をひたすら使う(^_^)




「あ、でも、そ、相談があって、聴いてほしいんです」





↑自分で気づいてきた!本当は相談したい自分に!(^_^)




「本当は相談したい自分に出会えて良かったですね。もうあなたは、さっきまでの相談したい自分に気づいてなかった弱いあなたではありません!おめでとう!ハッピーバースデー!」

「今日、誕生日じゃないですし、ま!まだ相談してないんですけど」


↑堅物クソババア(≧∇≦)




「なんですか?相談って」

「あの、主人が最近、買ってきたソファーが、なんだか、気持ち悪くて、それ以来、主人が寝言で、ダッチワイフィー!と叫んだり、中学二年生の息子もダッチワイフィーと叫んだりするんです」



「俺じゃねえ」

「え?」

「俺じゃねえ。お、お、俺じゃねえ」

「え?な、なにを?」

「俺じゃねえよーっ!俺は、雇われてやっただけなんだ!俺だって、あんなもの、売りつけたくなかった!俺だって!俺だって!」




この時、電話は切られた。




まさおは、メンタルが崩壊してしまったようだね。




読者諸君なら、どうやって、相談に乗っただろうか。




考えてみよう。




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