第14話vier 7
「バカにひと!いい加減離してよ!
アンタは何がしたい訳?
折角のチャンスが、、、、誤解されちゃった」
私が力なく項垂れるとにひとも両手を離してくれた。
「僕も手伝ったんです。いつもママに充電して貰ってるから」
「はぁっ?何言ってんの?」
にひとを睨み付けた。
「ママの幸せの手伝いをしてくれそうな人だったので、僕も一緒にお手伝いをして、お願いをしました」
「わけわかんない」
「でもあの人は笑いながら何処かに行ってしまいました」
「当たり前じゃん」
「あの人では無かったのでしょうか」
「もう嫌だ」
何通か弁解するメールを送ったけど、返信は来なかった。
引いちゃったのかなー。
そうだよねー、気持ち悪かったよね。
あんなの見たら。
明日バイト先で直接誤解を解こう!
にひとはというと、さっきの一連の行動で電池が無くなったらしく充電されている。
余計な事をして、充電まで無くなって、なんなのコイツ。
死にたい。
死んで無くなりたい。
でも一つ。
お願いが叶うなら、佳佑君ともう一度メールをしたい。
誤解を解きたい。
もっと仲良くなりたい。
今まで何に対しても欲を出さなかったんだから、このお願いくらい叶えて欲しいな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます