第二話「思い通りの子育て」

「えっと。『ハナト』……。と読むのでしょうか」

「いえ、『ハナミヤ』と読みます。花都はなみやひびきです」

 あたしは今、バイトの面接中である。目の前にはあたしの履歴書を見ている若い男性が一人。

「初めまして。ボクはここの店主の小夜鳴さよなきといいます。さて、面接を始めても良いでしょうか」

「あ、はい。よろしくお願いします」

 あたしは立ち上がり、深くお辞儀をした。

「そこまで緊張しなくて良いですよ。まずは座ってください」

 店長の小夜鳴は、軽くあたしに微笑むと、そう促す。

 頭を上げ、椅子に座ったあたしは、店長の顔を見た。

 漆黒の癖毛に血色の悪い白い肌の華奢な男性だった。真っ白なワイシャツの上には黒いエプロンを着けていて、だいたい年齢はあたしよりも三、四歳上ぐらいに見える。男性の人の美醜についてはいまいちわからないのだけど、整った顔立ちだと思う。その肌の時点でもうすでに不気味だったのに、それ以上に不気味なのは、彼の二重のはっきりとした目だった。輝くばかりの金の瞳をしているのだ。例えば、琥珀色の瞳なら、外国人にいそうだけど、そうとも違う。どう違うのか、と問われると答えられない。まあ、とにかく、あたしが言いたいのは、彼が人間味がまったく感じさせられない、ということだった。


「では、この店で働きたいという志望動機をお尋ねしたいのですが」

 店長である小夜鳴の言葉であたしは我に返る。

「え……えっと……」

 あたしは目を泳がせる。しまった。まったく何も考えていない。

 泳いだ目は、ロッジタイプともいうのだろうか、黒い木を組んであるような内装の「喫茶 がじぇっと」をなめるように見ていった。今、あたしと店長がいるのは、二つあるテーブル席のうち、奥の方の四人がけである。手前にあるテーブルは二人がけで、その前に四人座れるカウンターがあった。カウンターの奥には、コーヒーカップがいくつも並んでいる。

 白いレースのカーテンからはお日様の暖かな光が注いでいた。窓の桟にはその光を気持ちよさそうに浴びている二匹のカモの木彫りが置かれてある。

「そもそも、この店を知った理由をお聞きしたいのですが。ココ、目立った店ではないですし」

 店長はあたしの履歴書から目を離し、あたしの顔を見る。

 「喫茶 がじぇっと」は県庁所在地の駅前にあった。一等地ではあるとは思うんだけど、少しだけ入り組んだ場所にあるので、確かに知る人ぞ知る店だろう。あたしもここまで来るのに少し迷ってしまった。

 ココを知ったきっかけは、美人なお姉さんが落とした求人ビラだった。もちろん、返そうと追いかけた。しかし、すぐに見失ってしまった。こっちはバイトを探していたので、ちょうど良いかな、と思って来たのだけど……。

「あの……?」

 店長のやや低めの声が耳に入ってきた。あたしは焦り、

「あ。いや……知り合いのススメで……。コーヒーがおいしいって……」

 しどろもどろになってしまった。

「ふうん。そうですか」

 店長は挙動不審のあたしに気を取ることなく、履歴書に目線を落とす。


 鈍い鈴の音がした。あたしは思わず音のする方を見る。鈴の付いたドアの前には上品そうな中年女性――いわゆるオバサン二人組がいた。どうやらデパート帰りのようだ。いろんな百貨店の紙袋を握っている。

「花都さん。少し待っててください」

 店長は立ち上がった。女性にあたしがいる手前のテーブル席へと案内した。それから、カウンターテーブルの一部をあげ、中に入った。お冷やとおしぼりが載っているお盆をカウンターに置くと、カウンターの外へ出る。そして、お盆とメニューを持つと、

「こちら、メニューです」

 それらを女性たちの前に行き、置いた。

 一人のガリガリに痩せた女性は、メニューを開く。一通り目を通すと、

「あ、私、このコーヒーゼリーにするわ。ちょうど小腹が減っているから」

 と言って、連れの小太りの女性にメニューを渡した。しかし、

「わたし、ブレンドにする」

 メニューを閉じたまま、店長に返した。

「かしこまりました」

 店長は一礼すると、カウンターの中へ消えていった。

「ねえ、ちょっと話聞いてよー!」

 痩せたオバサンはもう片方の小太りのオバサンに話を振り始めた。

「あのねえ。うちの子ったら、成績が全く伸びなくてねえ。こんなので高校が受かるか不安なのよ」

「うちだって、そうよ。むしろ悪いわ。お宅と違って、うちの子は全く勉強をしないんだから」

 小太りのオバサンは深くため息を吐く。そして、こう続けた。

「せめて勉強熱心になってくれたら良いのになあ」

 こんな会話を聞いているうち、コーヒーの香りが漂いはじめた。店長がカウンターから現れる。お盆にはガラスの器に入ったコーヒーゼリーと白いカップのコーヒーが載っていた。

「コーヒーゼリーとブレンドコーヒーです。どうぞ」

 店長はそれぞれの前に注文した品を置く。

「ご注文の品は揃いましたか?」

 店長はそう言って、にっこりと笑う。

「ええ。ありがとう」

 痩せたオバサンも微笑み返した。

 店長は一礼した。あたしは店長がすぐその場を離れ、あたしの面接の続きをするのかなあと思った。しかし、

「あの、失礼ですが。さっきの言葉は『願い』ですか?」

 と小太りの女性に向かって、話しかけた。

「はい? 願いっていうと?」

 もちろん話しかけられた女性は、素っ頓狂な声を上げ、驚く。

「え……えぇ。願いっていったらそうよね。願いね。叶いっこない願いね。あの子に無理強いはできないし」

 女性は切なそうに鼻で笑った。

「もし、それが叶うとしたら? どうしますか?」

 店長の目がキラリと光ったように見えた。

「どういうこと? あなたが家庭教師をするっていうこと?」

 痩せたオバサンはきつい口調で、店長にくってかかる。

「いや、そういうことではありません。ボクは願いを一人につき三つまで、直接叶えることが出来るんです。つまり、あなたのお子さんを勉強熱心に変えることが出来るんですよ」

 店長は不敵な笑みを浮かばせ、言った。

「は? そんなことありえないわ!」

 痩せたオバサンは小馬鹿に笑った。一方の小太りの方は、前のめりになって、

「叶うの? 娘が勉強熱心になるって言うの?」

 と、店長に顔を近づける。

「ええ。叶いますとも」

 店長は自信満々に話す。

「だめよ、奥さん。怪しい宗教勧誘かもしれないわ。お金、請求するつもりでしょ」

 痩せた女性は、勢いよく店長の胸ぐらを掴む。

「いえ、お題はそのコーヒー代で十分ですよ。どうしますか?」

 痩せた女性の腕から抜けた店長は、乱れたエプロンとワイシャツを整える。

 小太りの女性は、しばらく黙っていたが、息を思い切り吐ききると、

「おねがい。わたしの娘を勉強熱心にして!」

 と両手を組んだ。

「わかりました」

 店長は頷くと、左手で指を軽やかに鳴らした。


「はい。今、あなたの願いを叶えました」

「え、今ので?」

 店長の言葉に、二人の女性は声を合わせる。そりゃ、そうだ。あんな指パッチンだけで、願いが叶ったら、誰だってするに決まっている。

「ええ。今ので叶いましたよ」

 無表情に戻った店長に、

「本当にお金は払わないわよ。実際、あんたはただ指を鳴らしただけなんだから!」

 何故か痩せた女性が怒っていた。



「すみません。待っててもらって」

 店長は軽く頭を下げた。

「あ……はい。どうも」

 何がどうもなのか、自分でもはてなマークが浮かぶ。

 もちろん、今の一連の流れがいったい何なのか、訊きたかった。でも、まだ面接中の身であるあたしが、訊くのはダメだろう。そう判断した。

 店長は椅子に腰掛けると、

「ん……シフトはどうします? 一応実家暮らしの大学生の女性を遅くまでは拘束できませんし、ましてや勉強の邪魔になるほど、働かせたくはないですし」

 履歴書を手に取り、頬杖をつく。

「え? どういう……?」

 あたしは目が点になった。

「採用するにあたって、あらかじめ働く時間を決めなきゃいけないなあ、と思いまして。今すぐに決めなきゃダメってワケじゃないですが、一応言っておこうと」

 店長はあたしにうっすらと微笑む。

「えっ。じゃあ……」

「採用します。最近、ちょっと忙しくって、猫の手も借りたいほどですので」

 店長の言葉に思わずあたしはガッツポーズを作る。

「では、二日後の日曜日の朝九時までに、来れる時間を決めてから来てください。こちらの要望としては、日曜日の昼間と木曜日の夕方には是非来てもらいたいです」

「はい!」

 店長にあたしは勢いよく返事をする。

「嬢ちゃん、騙されちゃいけないよ」

 痩せた女性は、あたしに向かってそう言うと、コーヒーゼリーを口に放り込んだ。



 二日後の日曜日。あたしは予定を決めたスケジュール帳をもって、「喫茶 がじぇっと」の扉を開けた。鈍い鈴の音がする。

「ああ。ひびきさんですか。おはようございます」

 店長はカウンターで新聞を読んでいた。

「おはようございます」

 あたしは頭を軽く下げる。

「では、早速シフトを決めましょうか」

 店長はそう言うと、新聞を畳んだ。その下から現れた手帳を開く。

 あたしも慌てて鞄を開き、スケジュール帳を取り出すと、店長の隣のカウンター席に座った。


「では、明日の夕方四時から、ってことでいいですね」

 店長はボールペンの頭をノックし、ペン先を引っ込ませた。

「はい。頑張ります!」

 あたしは勢いよく返事をする。

「無理はしないでくださいね。健康と勉強が第一なんですから」

 店長は自身の手帳を見つめながら、話す。

「はい! 成績はそんなに悪くないはずなので、バイトしながらでもついて行けると思います」

 あたしははにかむ。

 次の瞬間だった。

 鈍い鈴の音が鳴った。店の扉が開く。

「すみません! ちょっとお礼が言いたくて!」

 二日前の小太りのオバサンが入ってきた。

「え、お礼って?」

 店長は首をひねる。

「何言っているのよ。あなたがわたしの娘を勉強熱心にしたんじゃないの! ありがとうついでに、もう一つ、願いを叶えてほしいんだけど?」

 オバサンは人差し指一本、口の前に立てる。

「ええ。良いですけど……。どんな願い事でしょうか?」

 店長は座っている椅子を回し、オバサンの方を見る。

「うちの子を学年一位にしてほしいの」

「はあ……」

 オバサンの願いに店長は息を漏らす。

「叶えてくれるわよね? コーヒー注文するから」

 オバサンは年甲斐もなく楽しそうに店長に向かって手を合わせる。

「わかりました。では、叶えますね」

 店長は軽い音を立てて指を鳴らした。


 店長はオバサンの前にコーヒーを置いた。

 ああ、完璧帰り損ねた。十五分ぐらい無駄な時間を過ごしちゃったよ。さっさと帰らなかった自分を恨む。

「ああ、ひびきさん。まだ帰っていなかったんですね。良かった。少し説明したいことがあります」

 店長はいつの間にかカウンターの中にいた。手招きしている。

「カウンターの中に入ってください」

 あたしは店長の指示通り、カウンターの中に入った。

 カウンターの幅は大人三人が並べるぐらいで、思ったより広かった。

 奥にはコーヒーカップが並んでいた。外からでは見えなかったけど、色や模様はすべてバラバラで統一感はなかった。

 カウンターの奥の台にはきれいに洗われたドリッパーとコーヒーサーバーが置いてあった。

 店長はあたしをちらり見ると、カウンターの奥に行った。あたしもそれについて行く。

 奥は厨房になっていた。

「えっと、店に来たら、まず、そこの洗面台で手をこの泡石けんで洗ってから、ここのアルコールで消毒してください。もう一つ。外に行ったり、お金に触ったら、その都度、洗ってくださいね」

 店長は腕を組み、

「一番怖いのは食中毒ですから。お願いします」

 と続けた。

「あ、はい。わかりました」

 あたしは頷いた。

「では、いいですよ。お手間おかけしました」

 あたしは再び頷くと、厨房を出た。しかし、少し思うところがあって、もう一度、厨房の中に入った。

「ん? どうしたんですか」

「あの。お聞きしたいことがあるんですが」

「どうぞ。答えられる範囲でならお答えしますよ」

 店長に甘えて、あたしは意を決して訊いてみた。

「人の願いを叶える……ってどういうことですか?」

「ああ。そのことですか」

 店長はあごに手を当てる。それからあたしの目を真っ直ぐ見ると、

「ええ。ボクは人の願いを最大三つまで叶えることが出来ます」

 と、言った。

「えっ。そんなことが? いや、まさか!」

 変な声が出た。

「はい。そんなことがボクには出来るんですよ」

 店長はうっすらと微笑む。

「そんな。神とか、仏とか、悪魔とかじゃああるまいし!」

 あたしは店長に捲し立てる。

「正解です」

 無表情に戻った店長は静かに答えた。

「へ?」

 あたしは素っ頓狂な声を出す。

「ボクは神です」

 あたしは声を失った。

「神というのは人々からの信頼……言い換えれば、信仰心……それで存在ができます。しかし、ボクにはそれがありません。このままだといずれボクは消えてしまいます。もちろん、ボクは消えてなくなりたくないので、悪あがきでも人助けすべく、ボクは人の願いを叶えているんです」

「はあ……」

 あたしはこんな声しか出てこなかった。そりゃあ、そうだ。目の前にいる色白の男性が自分自身を「神」だなんて言ったら! 普通なら、店長は病院に行かなければならない。

 でも、あたしは店長の言葉を信じることにした。というのも、明らかに人間味がないというのもあるし、また、仮に悪魔にしても、そんなに悪い性格に見えないからだった。

「じゃあ、店長。あたしの願いを叶えてくださいよ」

 あたしは少しふざけてみた。

「ひびきさんの願い……ですか。なんですか?」

「あたし、カメラが欲しいんですよ。一眼レフの中級機」

 店長はフッと笑うと、

「ひびきさん。お金で解決できるものはお金で解決しましょうよ」

 そう言った。


 それから十日たった。

 あたしは慣れないながらも、厨房で汚れた食器と格闘していた。

 やっとこさコーヒーカップや食器のの水気を布巾で拭き終えたあたしは、ほかに仕事がないか、カウンターの方に出て、

「店長……?」

 と呼んでみた。

 しかし、返事がない。よく見渡すと、店長は二人かけのテーブル席にいるお客さんと話をしていた。

「うちの娘、おかげさまで学年一位になったわ。ありがとう」

 話していたのはいつかの小太りのオバサンだった。

「それでね。あの子、塾に通わせてくれ、ってねだってきてね……。もちろん、お金に余裕があったから、通わせることにしたわ。でもねえ……」

 オバサンは嫌みたらしくため息をつくと、

「塾からなかなか帰ってこないのよ。昨日、あんまりに遅いから、電話をかけたのよ。でも、もう帰りました、の一点張り。帰ってきた娘に思わず怒鳴っちゃったわ。そうしたら……」

 滝のように言葉を吐き出すと、

「勉強もしっかりやっている。学年一位になったんだ。少しぐらい遊ばせてよって……」

 テーブルに伏せ、大声で泣き始めた。

 自分の年齢考えろよ……と冷ややかな目で見ている自分がいた。ちょっとだけイヤになるけど、仕方がないよなあ、こればかりは。

「ねえ、最後の願い、残っているわよね?」

 オバサンはガバリと上半身をあげると、店長に詰め寄った。

「はい。残っていますよ。どんな願い事を叶えましょうか?」

 両手を組んだオバサンは、店長に向かって、

「お願い! 娘を家にいるようにして!」

「わかりました。お代は払ってくださいね」

 店長はそう言うと、指を弾いた。軽やかなはじける音がした。


 それから、数日経った火曜日の昼間のことだ。今日はたまたま授業が休講だったので、シフトを急遽入れてもらった。暇な時間はカメラ代を貯める時間に充てたい。

 あたしは店長からの指示で、店に置く雑誌を本屋まで買いに行っていた。

 雑誌って侮れない。六冊ぐらいまとまると、結構な重さになる。

 それは置いておいて。

 帰ってくると、店には中年のオバサン三人組が座って、コーヒー飲んでだべっていた。

 あたしはオバサン連中に軽く頭を下げると、カウンターでカップを磨いている店長の下へ行った。

「店長。買ってきました」

 あたしは雑誌が入った二つのビニール袋を見えるように軽く上げる。

 店長は両腕を上げると、カウンターの上の棚をごそごそといじりはじめた。

「あった」

 腕を下ろした店長の手にはマジックペンが握られていた。

「これで、店の名前を書いてください。いないとは思うのですが、盗難防止のためなので」

「はい。わかりました」

 あたしは店長からペンを受け取ると、カウンターに座り、ビニール袋の中身を広げ、一冊一冊丁寧に、「喫茶 がじぇっと」と書き始めた。


「ああ、そうそう。うちの学校で急に学年一位になった女の子、引きこもっちゃったんだって」

 あたしの耳にこんな言葉が飛び込んできた。

「確かに急に勉強熱心になって、塾に通い始めたかと思ったら、不登校になっちゃうなんてねえ……」

「あの奥さんもちょっとどうかしていたわよね。学年一位のうちの娘はすばらしい。すばらしい子を持ったわ、だなんて。自画自賛にもほどがあるわね」

 三人のオバサンは口々にその場にいない人のあらぬ噂を話していた。

 その話を聞いていたあたしの胸は、なんともいえないもやもや感でいっぱいだった。


 オバサン三人組が会計を済ませ、店から出た。

 あたしは、それを見送ると、

「店長! あの噂話の人って! いつかの女性なのでは?」

 と店長に食ってかかった。

「そうか、そうでないか、はわかりませんが。もし、こうであるなら、悲しいですよね」

「本当に悲しい、で済ませることができるんですか?」

「出来ないでしょうね。でも、起こってしまったことは仕方がないです」

 店長はあたしから目線を話し、どこか遠いところを見つめていた。

 あたしは、これから始まるバイト生活、うまくやっていけるか、不安がこみ上げてきた。

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