第12話 チョコっとウィスキー
しばらくぶりの更新です。すっかり春めいて桜が今にも咲こうとしています。知人から桜餅を頂きました。ちゃんと去年?の桜の蕾を塩漬けにしたほんのりとした桜色が、餅の頭に添えられている。その塩加減が餡にマッチしている。去年の秋につくった番茶をいれて……仕事の疲れが飛ぶ瞬間である。
さて、ちゃんとお返しを作らないといけない。あそこは甘党だから、菓子で良いだろう。凝った菓子は時間が無いので簡単にいこう。さらに頂いたアイリッシュウィスキーに合いそうな……チョコを試そうか。ウィスキーは詳しく無いけどチョコが合うとウィスキー飲みが言っていたので試しておこう。ただ、香りがスコッチに比べると複雑さが無くて、何だろうモルトの風味が強い気がするのでこれはもっと単純にピスタチオぐらいで良い気がする。香りの違いは蒸留の回数かな?まぁ、メインはお返しのためだしな。
では今回の菓子は焼かない手抜きココアケーキで行きましょう。材料はココアパウダーを少量の牛乳で練ったもの、マシュマロ、クリームチーズ、余ってたビスケットやらクッキー十枚程度。まずマシュマロをレンジでチン……ぐはっ、溶けたマシュマロが膨らんでボールから飛び出した⁉︎
気を取り直してこれにココアパウダーを投入して混ぜる。クリームチーズを入れて、再度、レンジにかけて混ぜる。良い感じにドロッドロになってきました。適度に砕いたクッキー、ビスケットを投入、こいつは触感のためなんで潰しすぎては駄目ですね。後はパウンドケーキの型に入れると形良くなります。後は冷蔵庫で冷やすべし。ココアパウダーは板チョコでも良いんですが、そうすると甘過ぎですからね。
三時間後、平日の昼間にアイリッシュウィスキーとチョコケーキをかじる駄目人間、帆場の姿がありました。ココアがミルクチョコっぽくて意外にウィスキーにあう。あ、ちなみにウィスキーはストレートか氷無しの一対一の水割りが良いそうです。僕は水割り派です。うーん、濃厚な味わいでざっくり、としたチョコケーキがうまい。さて、明日はこれをお届けしよう。こうして帆場は料理が出来ると周囲に勘違いされるのであった。
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