第7話 寒梅の季節に肉を想う

職場の庭の梅の木が今年も紅い花を咲かせています。これを寒梅と言うのだろうか?

さてさて、この紅梅の色がある食材を思わせます。まさに花より団子ですな。何かっていうと馬肉です。さくら、とも呼ばれる馬肉ですがあの肉の赤みは紅梅の方が近いのかな。馴染みの肉屋で馬刺し用の塊を買ってきて辛口の日本酒とやるのがたまらない。生姜醤油か自家製ポン酢で食べるわけです。赤ワインもあいますがワインは詳しくないんで言及は避けますね。

そして赤身の弾力のある肉が堪らない。正に肉を食ってる!って気分になります。


噛んで、噛んで、噛みまくり、恍惚となってる僕は変態なのだろう。


それぐらい好きなんですよ。牛肉も美味いんですがサシの入った高級肉はやっぱり脂の味が主体な気がするんですよね。いや繰り返しますが美味いんですよ、牛肉も。

後、この馬肉は脂も当然あるんですがヘルシーなんですよ。(ここいらは間違ってるかもしらんので各自、調べてみてくださいな) 一般的な牛豚などの脂の融点は44℃くらいでこれは人間の体温より高いから、脂肪として残りやすいそうです。ちなみに馬肉は36〜37℃程度、あの有名なイベリコ豚の脂も同じ位で融けるそうですね。僕は肉をあんまり食えないのですが、馬肉は沢山食べても体調に影響が出にくいと実感してます。あくまで実感なんですが。

しかし、競馬好き、いや馬好きの僕(北海道で牧場でバイトして就職を夢見た時期もあった)が馬肉……いや、でも美味いのよ。活躍出来なかった馬の弔いとか言ってたわけです、昔はね。

しかし、この数年で馬刺しにサシが入り出したように思う。飲み屋で頼んだらサシ入りの馬刺しがでてきた。多分、飲食業で出す機会が増えて『なんでも脂が乗ってりゃ美味い』病が蔓延しだしたのではないのかと危惧してます。やっぱり馬刺しは赤身の美味しさを堪能するもんだと思うわけですが、皆さんはどう思います?美味けりゃいい?ごもっともです。食べ方の好みは千差万別、多様でいいんですよね。でも、出来れば両方試して欲しいのが本音ではあります。

さてそのうちワサビが旬になれば、自家製ワサビの醤油漬けを馬刺しで巻いて食べたい、と妄想に浸りながらこんな記事を書いているわけです。ワサビの醤油漬けは熊肉にもあうんだよなぁ。ところで、ワイン好きの方がもし読んでおられたら馬刺しに合いそうなワインを教えていただけると嬉しいですね。

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